はじめまして。
株式会社システムデバイステクノロジーという会社の代表取締役をしている本田稔と申します。
このnoteでは当社が現在実施しているビジネスやこれから力を入れていくビジネスに関して、HPには決して書かないような切り口で記事を書くということをコンセプトにして投稿してまいります。
どうしてこのビジネスが生まれたのかとか、どうやってマネタイズするのかとか、当社のビジネスのストロングポイントからウィークポイントまで、書けることは全部書いてみようと思います。(え?まじで?そこまで書くの?的な内容まで書きたいと今は思ってます)
1.社名の由来
会社の紹介といえば、社名の由来から話した方がいいかと思って書きます。(大した話じゃないので、興味なければ目次機能を使って次の話に言ってくださいね笑)
株式会社システムデバイステクノロジーという名前を分解すると「株式会社」「システム」「デバイス」「テクノロジー」と4つになります。
1.前株にした理由
これについてはよくある理由です。取引先などに電話をした際に「株式会社〜」と話し出すと相手が認識しやすいっていう特徴があるので、それに従って前株にしています。
とはいえ、実際の電話では「ワタクシ、システムデバイステクノロジーの本田と申します。」って言っちゃってるので、大して効果が無いような気がしています。(そんなことよりも社名が長すぎてなかなか覚えてくれないというデメリットの方が大きい・・・)
2.好きな会社
当社は、私と前任の代表と2名で立ち上げました。その際に2人が好きな会社名を挙げました。
・アナログデバイセズ社
・リニアテクノロジー社
この2社の「デバイス」と「テクノロジー」を拝借したのが社名の由来です。
そして冠に「システム」がついている理由は、特に深い理由がなかったと記憶しています。とりあえずつけとくか的な話しだったような気が。。。(もし意味があったら、謝ります。すみません汗)
まぁ、そんなこんなで出来上がったのが「株式会社システムデバイステクノロジー」です。英語表記ではSystem Device Technologyと書くので、頭文字をとって「SDT」って呼ばれることも多くあります。
これから起業しようと思っている方へ社名の件でアドバイスがあります。
それは…
決して社名は長くしすぎないこと!
です。(笑)
社名を長くした時のデメリットは
・一回で名前を覚えてくれることは皆無(絶対ないです。絶対。。。涙)
・電話口で複数回聞き返される
・印鑑の作成費用が特注(文字数多すぎるから)
・手書きで書く時に疲れる
などなど、挙げていけばキリがないほど多くあります。
ですので、もしいま起業をしようとされている方は、ぜひとも「短くて」「覚えてもらわれやすい」企業名をお勧めします!(なんの話しだ笑)
2.会社概要のハナシ
ちょっとだけ営業チックにはなりますが、最初の投稿なのでご了承くださいm(_ _)m
当社は2006年6月に設立した会社で、現在(2020年12月時点)で14年と半年となる企業です。
事業内容としては、大きく3事業(今期より追加で1事業の計4つが正式なんですが、まだまだ小さいの3事業って言ってます)あります。
1つ目:LSI設計開発事業部
半導体業界に向けたアウトソーシングビジネスをしています。わかりやすくいうと、人材派遣や受託開発をメインで行なっています。あとは職業柄、有料職業紹介も行なっております。
ビジネス領域としてはICやLSIと呼ばれる、半導体デバイスの設計開発者領域がメインとなります。
私の出身もこのIC/LSI領域でした。
2つ目:フィオレンテ事業部
百貨店やバラエティショップにメイクアップアーティストや美容部員をアウトソースするビジネスです。通常入店からイベントプロモーションのサポートまで幅広く対応しています。
フィオレンテでは上記アウトソーシング以外にも、美容に関するセミナーやPVSと呼ばれる製品評価プログラム、AIと接客販売を掛け合わせたアプリai.Ciegeなど様々なことをしていますが、この辺りについては別の記事で投稿したいと思います。
3つ目:J-all事業部
IoT/AI領域において、IoTデバイス開発やアプリ開発、ビジネスコンサルティング、業界セミナーをする事業部です。
一番得意なのはIoTデバイスのOEM開発で、業界では名の知れた商品の開発も当社で実施したという実績もあります。(契約上、商品名が言えないのが一番の寂しいポイント。。。)
この事業部が中心となって考えているビジネスについてはまた別記事で投稿したいと思います。
4つ目:TOTB事業部
TOTBっていうのはThink Outside The Boxの頭文字をとった名前で、直訳すると「箱の外側を考える」って意味なんですが、意訳すると「型にはまるな」という内容です。
TOTBはもともと別のことをするために作った部署だったんですが、コロナウィルスの影響もあり、方針転換をして新規ビジネスを推進する事業部として再誕生させた場所です。
その一環で2ヶ月限定の特別長期インターン「ゼロイチインターン」を実施したりしました。この辺りについても別の投稿で詳しく書いてみたいと思います。
3.どうしてフィオレンテが生まれたのか
当社の説明をすると70%くらいの確率で質問される内容です。せっかくなので、いつもの流れで説明を書いてみます。
元々はエンジニアの人材派遣ビジネスをしようという目的で作ったのが当社システムデバイステクノロジーですが、当時のハードウェア系のエンジニアって、暗いし、汚いし、臭かったんです。目を見て話もしてくれないし、お風呂に入った?って聞いても「日曜には入りましたよ!」って金曜日に言うような人たちだったんです。
でもそんな彼らでも、設計させるとそれはそれは美しい回路図を書くんです。風貌は汚いのに、周りの人々を魅了するようなプログラムを書くんです。
とはいえ、人材派遣業はサービス業であると言うことを考えると、多少なりとも身なりはきっちりしないといけない。毎日お風呂くらいには入って欲しい。朝出社したらおはようございますって言えるようにしたいって思ったんです。
そこで、社内で試行錯誤しながら教育をしていたのですが、全く効果無し。。。
その時、あるスタッフがこう言ったんです。
「本田さんだって、エンジニアの時に綺麗にしてたわけではないですよね?」と。
い、いや、毎日お風呂くらいは入ってたけど!って一瞬思いましたが、その時に理解したのが、エンジニアがエンジニアに教えたところで大した効果は起きないってことでした。清潔度30点の人間が清潔度5点の人間に教えるようなもので、良くても10点くらいにしか成長しないってことだったんです。
だったら話は簡単で、清潔度100点の人に教えてもらえばいいんじゃないかって思い、100点の人を探しました。
それが美容業界だったんです。
知り合いの美容業界の人にお願いをし、グルーミングスタッフとして教育をしていただきました。
結果、エンジニアの彼らは見事30点の清潔度を手に入れることができたんです。(この30点でも業界では革新的でかなり清潔感があるという認識をされます。これホント。異論は聞きません。)
その時に、教育を担当していた彼女から話がでてきました。
「美容業界も人に困っている」
当時の美容業界ではまだ人材派遣はそこまで浸透しておらず、正社員の下はアルバイトという構造が主流でした。
であれば、そこに戦力となる人材をアウトソーシングできれば、面白いことになるんじゃないか!?
これが美容業界専門のアウトソースチーム「フィオレンテ」の誕生です。
現在では、オフィスの中にエンジニアと美容部員とが隣同士に座るという、一見カオスとも思える構造が出来上がりました。
4.シナジーは存在するのか?
ではエンジニアと美容のシナジー(相乗効果)はあるのか?というこれも最近よくある質問に対して答えて見たいと思います。
結論から言いますと「あります」。
エンジニアの世界は数字の世界です。全てを論理的に説明をし、無駄と呼ばれるものを排除して最適解を求めるお仕事です。
一方、美容の世界は感性の世界です。洗練されることが答えの時もあれば、無駄と思えることが正解な時もあります。
このロジカルな世界とエモーショナルな世界の両方に足を入れているのが当社なのです。
よくあるシナジーとしては2つあります。
1つめは、エンジニアの資料構成やプレゼン内容、アプリの機能に関して美容業界の感性を導入し、そこにユーザービリティという付加価値を追加させたりします。(かっこよく書きましたが、簡単にいうと、エンジニアの出した資料やアプリ画面に対して、ダサい、読みづらい、押しづらい、世界一とか知らんしってダメ出しをするって内容です)
2つめは、美容系の企業に提出資料にエンジニア業界の論理的な見解を必ず入れることにし、ユーザーに対して説得力を増加させるという価値追加させたりします。(これも飾らなく書くと、「とても大きいです」とか、「かなり売れました」とかといった曖昧な表現ではなく、「前日比で●%増加しその理由は〜」といった正確な報告になるようにお願いする内容です←この微妙な表現の違いが社内のパワーバランスを物語っていますね。。うんうん。)
上記のような結果、お客様には「SDTはエンジニアの世界にエモーショナルを入れてくるし、美容の世界にロジカルを入れてくる、変わった会社」というご認識をいただいております。
このシナジーをさらに発展させたのが、2020年1月にローンチした、化粧品業界特化型人工知能接客販売システムの『ai.Cierge』です。ai.Ciergeの詳細についてはまた別の投稿にて紹介していこうと思っています。
というわけで、株式会社システムデバイステクノロジーはエンジニアと美容という相入れない二つの世界で事業を展開している変わった会社という立ち位置で今日も頑張っております。