先日弊社が主催し、90名以上の方にご参加いただいたイベント「スタテクDevMeetUp【ハンズオン】AWS App Runner × RailsでWebアプリを作ろう」を主導した開発部・水本に、今回のテーマでハンズオンを開催することになったきっかけや、今後の取り組みについて聞きました。
イベント開催のきっかけはコンテナ技術に関心があったから
水本:元々採用活動の一環としてハンズオンなどの対外活動を行っていました。
「次回はどんな内容でイベントを開催しようか?」とメンバーと話し合う中で、当時、一般提供を開始したばかりのAWS App Runnerを使ったハンズオンをやってみるのはどうだろうか、という意見が出ました。
僕自身、元々コンテナ技術に関心があったのですぐに手を挙げてハンズオン資料を作成しました。誰でも簡単に利用できるようにしたかったため、ECRのパブリックリポジトリにRailsアプリケーションのイメージを配置したり、趣味で作ったサービスをHerokuからApp Runnerに移行してみたりしました。
App Runnerの良いところはアプリケーションに集中できる時間が増えること
水本:AWS App Runnerはトラフィックのニーズに応じて自動的にスケールアップまたはスケールダウンします。そのため、サーバーやスケーリングについて考える時間が減り、アプリケーションに集中できる時間が増えます。
HerokuなどのPaaSにも同じ特徴がありますが、AWS App RunnerはECRにあるイメージからデプロイするので、既にECSなどを利用しているケースや、ECRのパブリックリポジトリを利用する際に連携が楽になるという違いがあります。
また、デプロイする際に自動でCloudWatch Logsと連携してくれるところもありがたいです。まだまだ本番環境での利用事例は少ないですが、今後のアップデートでより使いやすくなることが期待されます。
最近のアップデートでは、ECR publicから直接App Runnerでコンテナを起動できるようになりました。
ハンズオンを通じて、技術ブログでSEO1位に
水本:AWS App Runnerのハンズオンがきっかけで、AWSのLTイベントで登壇する機会をいただいたり、執筆した技術ブログで「rails app runner」などのワードでSEO1位を取れたりと、良いことがたくさんありました。
新しく始まったサービスは情報を発信する人が少ないので、経験の浅い若手エンジニアでも多くの人にアウトプットを見てもらえるチャンスがあると思います。
1時間以上かかるボリューム感のハンズオン資料を作成したことが初めてでしたが、自分にとって良い経験になりました。
また、AWS関連の活動がきっかけでJAWS PANKRATION 2021の運営に携わることになり、現在配信アーキテクチャの構築を進めています。
今後の取り組みについて
水本:今後も新しい技術やサービスをキャッチアップし、発信していく取り組みを続けていきます。AWS App Runnerを初めて触ったとき、まだ一般提供が始まったばかりで日本語の情報がとても少ない状況でした。その中で、先陣を切って知見やハマりどころ・良かった点をまとめて発信することで、多くの人にApp Runnerを知ってもらうことができたと思います。
技術のアウトプットを通して自分自身も学ぶことができて、コミュニティや社内外の開発者の方にも貢献できるので、新しい技術に触れていくことはとても楽しいものだと感じています。
スタテクでの活動について
水本:最近は外部のエンジニアの方に向けたイベントを開催したり、社内LTイベントでの登壇、また弊社が運営しているプログラミングスクール「RUNTEQ」の受講生のポートフォリオ発表会でのレビューなどをしました。やる気を持って活動していれば裁量が与えられる会社です。色々な活動を通して会社に貢献すると同時に自分自身も成長できたらいいなと思います。
あと、個人的にいいなと思っていることですが、スタテクは社内で複数のプロジェクトを抱えているため、いろいろなプロダクトのソースコードを見られる環境が良いですね。
また、対外活動を推奨する文化があるので、外部の登壇イベントや勉強会への参加・趣味の開発などを行いたい方には向いていると思います。
スタテクの働き方について
水本:現在はフルリモートで働いています。入社して1年になるのですが、1度も強制的な出社の必要がありませんでしたね。技術書の購入補助制度などもあり、福利厚生も整っていると感じています。自宅が渋谷まで遠く通勤に往復2時間かかるのが、リモートだと朝ゆっくりと過ごせるため、生活の質が上がりました。
また申告すれば副業OKで、本業に力を入れつつ副業にもチャレンジしたい方にも向いています。フルフレックス制で時間の都合もつけやすいため、育児をしながら働いている方も多いです。