「最適な技術とサービスにより、社会の生産性向上に寄与する」というミッションのもと、福岡でIT事業を展開するサンビット株式会社。
前回の記事では、中野社長へのインタビューを通して会社が大切にする価値観を共有しました。
今回は製造業に関するソフトウェア開発を行うエンジニアリング事業部の宮﨑部長にインタビュー。会社が大切にする価値観に対して現場での動きはどうなっているのかを探っていきます。

宮﨑辰也
1999年4月、 新卒で自動車部品メーカーに入社し部品成形用の金型設計業務を担当。
2001年4月に環境機器メーカーに転職し、環境機器の設計、生産管理、保守業務に従事。
その後サンビットの前身である福岡ジェイテックに入社。3次元CADのシステムインテグレートを行う会社へ常駐し、サポートエンジニア、セールスエンジニアの経験を積む。
2014年4月にエンジニアリング部の前身、デジタルエンジニアリンググループのグループマネージャーに就任。3次元CADやロボットシミュレーションソフトの開発を開始。
2021年4月、エンジニアリング部 部長に就任。AI、IoT関連の開発に着手。

ーーーサンビットのエンジニアリング部ではどんな開発を行っていますか？

自動車業界のとある企業様を20年来のお取引先とし、
①設計・生産準備に関わるシステム開発 （3次元CAD、ロボットシミュレーションなど）
②主に生産・品質管理や設備の保守・保全に関わるデータ蓄積・解析システム開発（AI、IoT活用）
という、自動車生産に関わる開発の中でもニッチな部分の開発を行っています。
製造業には欠かせない技術でありながら、①②どちらもの開発技術を持つ企業は珍しく、今社内は「すごいことを起こそう！」という空気の真っ只中です。システム導入後の保守の業務も行っていることもあり、ユーザーの声を直接聞くことができるのも特徴ですね。

ーーーニッチな部分で勢いがあるって無敵ですね！どんな方におすすめの環境だと思いますか？

いわゆるオタク気質な方。何かに興味を持つと、こだわりを持って突き詰めてしまう方におすすめです。
特に工場や機械、ロボットに興味のある方にとってはたまらない環境だと思います。社内にもひとりロボットオタクがいますよ。
また、私自身も工場がすごく好きで。工場でモノが作られる、機械が動く様子を見るだけでワクワクするんです。その仕組みの一部に携われることがこの仕事の醍醐味じゃないでしょうか。
普段は在宅でPCと向き合いながら開発を行いますが、納品時は工場に足を運び、システムが正常に作動するかを確認することもあり、その瞬間が最高ですね！

ーーー「好きこそものの上手なれ」ですね。開発体制はどのようになっているのですか？

基本的にはメンバー自ら「これがやりたい！」と手を挙げてくれている状況なので、その希望やスキルに応じてメンバーの配属案件やポジションを決定しています。
また開発フローも、現状はウォーターフォール型が7割ほどの割合ですが、アジャイル型で上流から携われるケースも増えてきています。

ーーー前回の中野社長へのインタビュー時にも「もっと学びたい！」「こういうことができるようになりたい！」と前向きなメンバーが増えていると伺いましたが、開発体制にもそれが現れているんですね。

そうなんです。中野も話していた通り、きっかけは社内外の専門家による勉強会Eラーニングの導入、新しい技術などの情報共有に会社として力を入れ始めたことでしたが、メンバーの食いつきは想像以上でした。「みんなこんなことを望んでたんだ！」とびっくりしました。
取引先も自動車業界だけではなく、メンバーが興味をもてる業界との取引先を増やしていきたいと考えています。

ーーーメンバーの興味に沿って業務を増やしていこうというのも、「全従業員の物心両面の幸福を追求するとともに、社会との共生を図る」という理念を掲げるサンビットらしいですね。

そうですね。私も以前、部の目標数値の計画を中野に共有した際に「宮﨑くんは社員の給料を上げたいと思わないの？」と言われたことがあり、この理念を掲げた中野の本気の思いを実感したんです。「自分は数字と向き合う時に社員のこと考えてなかったんだ」とハッとして、それ以来自分も中野の本気に本気で応えなければ、と常々意識するようになりました。

ーーー最後に、宮﨑部長が部長としてもっとも大切にしていることを教えてください。

サンビット社員が「サンビットで働いてることが幸せ」だと思える会社にしたい。それがいちばんですね！

サンビットの価値観にピンと来てくださった方、ぜひ一度お話しましょう！