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スナックの常連から水中のむぎママに。社員第一号の新たなキャリアへの決意

前回の秋のスナック水中ニュースでもお知らせさせていただきましたが、ちりママの産休に伴い、11月よりスナック水中は新たなママを迎え、新体制での営業をスタートさせていただきました。

今回は株式会社水中の社員第一号であり、新しくスナック水中のママとなったむぎママにお話を伺いました。ぜひ最後までご確認ください◎

天職だと思っていたカスタマーサポート業からスナックのママへ

ーまずは簡単に自己紹介をお願いします!

この度、ちりママに変わってお店にスナック水中のママとして立たさせていただくことになりました、むぎと申します。スナック勤務経験なし、お酒を出す接客業自体も初めてになりますが、11月より株式会社水中にジョインし、スナック水中のママとして働かせていただいています。

ースナック勤務経験なしとのことですが、これまでの経歴などを教えていただいてもいいですか。

私の社会人人生は小売業で始まりました。店頭での接客販売からスタートし、その後社内公募に通り、自家焙煎コーヒーの商品開発を担当しました。仕事はとても面白かったですが、体力勝負だったこともあり、5年程で退職。友人の紹介で人材派遣の会社に営業職に転職しました。

そしてその後、ご縁あってカスタマーサポートのお仕事に。とてもやりがいのある毎日で、定年までカスタマーサポートの仕事を続けるつもりでした。が…気づいたら大好きだったその仕事を辞めて、スナック水中で働くことになっていました(笑)

スナックのイメージを覆したスナック水中

ースナック水中との出会いについて教えてください。スナック水中を知ったきっかけは何だったのですか。

若い頃から家の近くにスナックを含めた行きつけの飲み屋さんを作るのが趣味でした。4年程前に国立に引っ越してきた際も、行きつけのお店を見つけるべく近辺を探索。そんな時にスナック水中の前身であるスナックせつこを見つけていました。でもその時は、店内が見えない重たい扉を開けようとは思わなかったんですよね。

それから4年が経ち、たまたまネットで近くのスナックを検索してきた時に出てきたのがちりママの取材記事でした。そして詳しく調べてみると、なんと昔通りかかったことのあるスナックせつこが新しくスナック水中になっていることを知ったのです。
これは行ってみるしかない!と思い、スナック水中がオープンしてまだ4か月頃の2022年8月にスナック水中を訪れました。

ー初めてお店に来た印象はいかがでしたか。

何軒か飲み歩いた後のほろ酔い状態でお店に行ったのですが、扉を開くと、自分の知っているスナックとは違って驚いたのを覚えています。
若いお客様も、年配の方も、男女みんな一緒になって、タンバリンを叩きながら、肩を組みながら、カラオケを歌っていて、この一体感は何なんだ、と。
とても楽しい時間を過ごすことができたので、気づいたらすぐにまた来店してしまい、いつの間にかお店の常連になってしまっていました。

人生を動かす大きなチャレンジに不安しかなかった

ーそこからママを引き継ぐことになったのにはどのような経緯があったのでしょうか。

スナック水中のメンバーには複業/副業として働いている社会人がいることを知り、ちょうど初めての来店から1年が経った頃、私も週1回スナック水中で働いてみたいとママに伝えました。そして面談をすることになったのですが…
その面談で、週1回ではなくママとしてフルタイムで働かないか、という打診を受けたのです。

私は酔ってたので全然覚えていないのですが(笑)、お料理もお酒も大好きだからいつか自分もお店をやりたいと夢物語的に描いていたお話をママにしていたようで…その話をママが覚えてくれていて、オファーしてくれたようです。

ーオファーを受けてみて、いかがでしたか。

「誰かに引き継いでほしいと思った時に常連さんの中で思いついたのがむぎさんだった」とママに言ってもらえたことはとても嬉しかったです。
でも、二つ返事で引き受けるという訳にはいきませんでした。

一番大きかったのは将来への不安です。もし水中に転職してうまくいかなかった時に、次の仕事は見つかるのだろうかというのはやはり心配でした。年齢的にも正社員で再就職は難しい可能性も考えたら、カスタマーサポートの仕事を辞めるのはリスクだと思ったのです。

もう一つあったのはスナック水中という、特殊なお店に就職することへの不安。スナック水中=ちりママというイメージがある中で、スナック未経験の私がお店を引き継ぐのは責任が重すぎると思ったのです。また、経営に関して無知な私が引き継ぐことで、売上が下がる心配もありました。

ーそれでも引き受けようと決めた理由は何だったのですか。

いろんな人に相談させてもらった中で、スナック水中の常連さん「むぎさんは今まで、これは自分の中で大きなチャレンジだった!と言える挑戦をしたことはありますか?」と聞かれたことがきっかけとなりました。
振り返ってみると、これまでの人生、小さなチャレンジはたくさん経験してきましたが、人生を動かすほどの大きなチャレンジはしてこなかったかも、と。
そしてその常連さんに「やりたいことをやらなかった後悔よりも、失敗したけどやってみてよかったなと思える人生の方が楽しいと思いますよ」言われた時、この大きなチャレンジに挑戦してみようと思ったのです。

スナック水中はこれからもスナック水中であり続ける

ー実際に11月から株式会社水中の社員第一号として働き出してみて、いかがですか。

日々、驚きの連続です!特に、株式会社水中は2023年に法人化されたばかりで、組織として整っていない部分が多くあります。これまで会社員として比較的大きい会社でずっと働いてきた私にとっては、制度も何もかもがまだない状態に衝撃を受けました。

また、これまでちりママが全てやってきたことを整理して、細分化し、どうチームで役割分担をするか。そしてきちんとした組織にしていくか。考えないといけないことは多く、課題は山積みです。とにかくまずは現状把握から、と思っています。

ー株式会社水中をきちんとした組織にしていく、と同時に、スナック水中の店舗運営も任され忙しい日々かと思います。今後店舗運営において取り組んでいきたいことなどはありますか。

日々の店舗運営は、まだまだ分からないことも多く、スタッフにたくさん支えてもらっています。まずは私がフロントにしっかり立って、状況に応じて判断をし、スタッフに適切な指示が出せるようになることが直近の目標です。

店舗運営に余裕が出てきた際には、企画してみたいイベントがたくさんあります。スナック水中という空間を生かした日中のワークショップ開催や、コアなお酒好きを対象にしたイベント。スナックだけどカラオケなしのスナック営業、カラオケ大会などなど。スタッフと一緒に新たな取り組みができたらと思っています。

ーこれからスナック水中がどう変わっていくのか楽しみですね。

スナック水中のママを引き継ぐと決まった際、ちりママには「私の真似をしないでいいので、むぎさん色の店にしてください。」と言っていただきました。スナック水中はママが作ったお店が好きで、私自身もそんなスナック水中が好きで、ちりママを慕って株式会社水中に入ってきました。だからこそ、ちりママが確立した水中らしさを残した上で、会社が掲げている目標に貢献できるように頑張りたいと思っています。

スナック水中は変わらずスナック水中です。どうか引き続きお店を愛していただき、応援していただければ嬉しく思います。ぜひ一度、私にも会いにきてください!そしてむぎママになった水中にも、期待いただければ嬉しいです。


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