前編では、「働き方」と「エンジニアとして成長するための学び」をテーマに、おすすめ書籍をご紹介しました。
後編では、「デザインをもっと深めたい方」と「キャリアに迷っている方」に向けた4冊をご紹介します。
デザインの本質を考える本から、人生や働く意味を見つめ直す古典まで、ジャンルはさまざまですが、どれもメンバー自身が実際に読んで心に残った一冊です。
今の仕事をもっと楽しみたい方、自分らしいキャリアを考えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
3.デザインをもっと深めたい方へ
『絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える』 馬田 隆明

絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える
絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考えるwww.amazon.co.jp

【推薦】Webデザイナー/M.Iさん
大学時代に、寄藤文平さんのイラストやデザインに出会って、
「この人の考え方って面白いな」ってすごく惹かれたんです。
そこから著作をいろいろ読んでいく中で出会ったのが、この本でした。
読んでいて特に印象に残っているのは、
寄藤さんがどうやってアイデアを出しているのか、その思考のプロセスが実際のデザイン例と一緒に紹介されているところです。
単に「ひらめき」だけでやっているわけじゃなくて、
いろんな角度から考えたり、言葉と絵の関係を丁寧に掘り下げていたりするのがすごく勉強になりました。
私自身もデザインでアイデアに詰まることがあるんですが、
この本を読むと「考え方の幅って、もっと広げられるんだな」と前向きになれます。
デザインを言葉で説明するのが苦手な人や、「わかりやすいって何だろう?」と悩んでいる若手デザイナーには特におすすめです。
『銀行とデザイン』 金澤 洋 他

銀行とデザイン デザインを企業文化に浸透させるために
銀行とデザイン デザインを企業文化に浸透させるためにwww.amazon.co.jp

【推薦】Webデザイナー/T.Kさん
「インハウスのデザイナーって、どうやったらもっと価値を発揮できるんだろう?」そんなふうに悩んでいたとき、たまたま会社の本棚で見つけたのがこの本でした。
読んでみて、すごく背中を押されたというか、
「ただ手を動かしてるだけじゃダメなんだ」って気づかされたんです。
たとえば、デザインチームだけで仕事を完結させるんじゃなくて、
社内の人たちにデザインの価値をちゃんと伝えて、理解してもらう努力が必要だって書かれていて。
「だからこそ、デザイナーが社内にもっと積極的に関わっていくべきなんだな」って思いました。
また、行き詰まったときは外部のデザイナーに相談して視点を変えることや、他社とコラボレーションしやすいように、デザインシステムを整えておくことの大切さにも触れていて、インハウスだからこそ必要な視点がたくさん詰まっていました。
「制作会社のデザイナーに勝てる強みってある?」って感じていた自分にとって、インハウスだからこそできることがあると前向きに思わせてくれた一冊でした。
4.キャリアに迷っている方へ
『若きウェルテルの悩み』 ゲーテ

若きウェルテルの悩み (新潮文庫)
若きウェルテルの悩み (新潮文庫)www.amazon.co.jp

【推薦】マネージャー/Y.Oさん
大学時代の講義で出会ったこの作品。当時は「古典文学のひとつ」として流し読みしただけでしたが、最近ふと思い出して読み返してみたら、まるで別の本を読んでいるかのような感覚でした。
ゲーテが描く青年ウェルテルは、感受性の塊のような存在です。人や自然に対する繊細なまなざし、そして恋愛における激情。それらがあまりにも真っすぐで、時に危なっかしくて、でも目をそらせない。特に印象に残ったのは、ウェルテルが「人は自分の心に従って行動するしかない」と語る場面。そこには、理性よりも“感情”を優先して生きる人間の姿が、痛いほどリアルに描かれていました。
この本は、ある意味で「感情の教科書」だと思います。
若手の方へ
社会に出ると、「正しさ」や「効率」ばかりが求められる場面が増えてきます。
でも、感情を押し殺してばかりでは、自分を見失ってしまう。
ウェルテルのように純粋すぎるのも生きづらさにつながるかもしれませんが、それでもなお、自分の感性に耳を澄ます姿勢は、人生の軸を作るうえでとても大切です。
中堅層以上の方へ
人生の痛みや葛藤を味わってきた方にとっては、ウェルテルの悩みは若さゆえの未熟さに映るかもしれません。
しかし同時に、「あの頃は確かに、こういう気持ちがあった」と胸を突かれる場面もあるはずです。
理屈では割り切れない人生の複雑さや、人を想う切なさが、静かに心に染みわたる感覚を取り戻せるかもしれません。
『若きウェルテルの悩み』は、読む時期や立場によって、まったく違う意味を持つ本です。感情に忠実であることの美しさと、その代償。
どちらも描ききったこの物語は、キャリアや人生の分岐点に立っているすべての人に、そっと問いかけてくるはずです。
「あなたは今、自分の心に従って生きていますか?」
『自省録』 神谷 美恵子

自省録 (岩波文庫 青 610-1)
自省録 (岩波文庫 青 610-1)www.amazon.co.jp

【推薦】ディレクター/Y.Sさん
あるとき、ネットで哲学書を探していたら評価がとても高くて、
興味を持って手に取ったのがこの本でした。
ローマ皇帝マルクス・アウレリウスによる内省の記録であり、個人的な葛藤や思索が詰まった一冊です。
特に感銘を受けたのが、 「私たちは協力するために生まれついたのであって(中略)互いに邪魔し合うのは自然に反することである」という一文です。
この言葉を知ってからは、うまくいかないことがあったり、ついイライラしたりする場面で「腹を立てたり、避けたりすることは自然ではない」と思えるようになって、人に頼ることや頼られることに対するストレスが減りました。
自信を失いかけた人、何かに迷いを感じている人、マネージメントをする立場の人の背中をそっと押してくれる本になると思います。
本を読むことは、新しい知識を得るだけでなく、自分とは異なる視点や価値観に触れ、これからの仕事や人生を考えるきっかけにもなります。
今回ご紹介した書籍も、それぞれのメンバーが実際に悩み、考え、成長する中で出会った一冊ばかりです。皆さんにとっても、「今の自分に必要だった」と思える本との出会いにつながれば嬉しく思います。
スタイル・エッジのシステム事業部には、書籍購入制度をはじめ、学びたいという気持ちを後押しする環境があります。
「学び続ける仲間と一緒に働いてみたい」と感じていただけた方は、ぜひカジュアル面談へお越しください。
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