「セキュリティって、“何も起きない”のが一番いいんです。」
そう話すシステム事業部 小山 広夢さんの言葉が印象的でした。
問題が起きなければ目立たない。
でも、何かが起きれば一気に不安が広がる。
当たり前の日常を守り続ける仕事だからこそ、難しさもあるといいます。
一方で、その裏側には、自然に助け合うチームの存在がありました。
中編では、小山さんが現在向き合っているセキュリティ業務のリアルと、チームの空気感について伺いました。
5.「平和に1日終わってほしい」が本音です
Q.今の業務で意識していることを教えてください。
A.本当にシンプルなんですけど、「平和に1日終わってほしい」です(笑)。
セキュリティなので、何も起きないのが一番いい状態なんですよね。
そのため、全社向けに「こういう迷惑メールが来ています」とか、「こういう事例があります」と周知を出す時は、毎回ちょっとヒヤッとしています。
「起きないでくれ……」って思いながら出しています(笑)。
6.「助かった」をちゃんと言葉にするチームだった
Q.セキュリティって、成果が見えづらい仕事でもありますよね。
A.そうなんです。
何も起きないのが当たり前だと思われやすいので、日常的に褒められる仕事ではないと思っています。
だからこそ、自分たちのチームでは「助かったことをちゃんと伝える」ことを意識しています。
昨日助かったことを感謝するとか、「あの対応ありがたかったです」とか。
周りに本当に助けられている感覚が強いので。
業務がパツパツになっている時に、自然と誰かが「持ちますよ」って言ってくれるんです。
入社した時から、「こういう人が多い会社だな」と感じていました。
7.「チームの空気感をつくってる」と言われて嬉しかった
Q.周囲に言われて嬉しかったことってありますか?
A.「チームの空気感に貢献してるよね」って言われた時ですね。
自分では普通にやっていたことだったので、ちゃんと見てもらえていたんだなって。
セキュリティって、1人だけで完結する仕事ではないので。
成果だけではなく空気感も大事で「これ聞いていいかな」と思える空気とか、相談しやすさも大切だと思っています。
8.「伴走する側」になって見えた景色
Q.今はクライアント向けに勉強会もされているんですよね。
A.はい。AIツールの使い方だったり、「こういう使い方ができますよ」という共有を毎週行っていました。
単純に説明するというより、「一緒に使えるようになっていこう」という感覚に近かったですね。
入社当初は、その距離感に正直戸惑っていたんですよね。
でも今は、「これをやった方がお互いに良くなるよね」と自然に考えるようになっていて。
自分が最初に戸惑った伴走型の感覚を、今は自分自身も実践しているんだなと思います。
問題を防ぐ仕事は、目立ちにくい。
それでも、その裏側には「誰かが安心して働ける状態」を守っている人たちがいます。
「助かった」をちゃんと言葉にする。困っていたら自然に手を伸ばす。
小山さんの話から見えてきたのは、単なる優しさではなく、チームで成果を出すためのカルチャーでした。
後編では、変化の速い環境の中で小山さん自身がどう仕事観を変えていったのか、そして今一緒に働きたい人物像について伺います。
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