スタディカルテには、それぞれ異なる価値観や視点を持ったメンバーがいます。
今回は、そんなメンバーと日々どのように関わり、どのように働いているのかについて書いてみます。会社のことを説明しようとすると、ときどき困ることがあります。
「どんな人が働いている会社なの?」
もちろん答えようと思えば答えられます。
・大学受験の世界に長く携わってきた人
・子育てしながらバリバリ働いている人
・K-POPについて語らずにはいられない人
・仕事しながら大学院での研究にも取り組んでいる人
……
人を一言で説明したくなる瞬間があります。
・あの人は事務仕事が苦手だよね
・あの人は感情に振り回されやすいよね
・あの人は興味のあることとないことの差が激しいよね
でも……
・でも、コミュニケーション能力がすごく高い。信頼関係を構築するのが上手だ
・でも、感情の機微を敏感に察知できる。寄り添う姿勢が素晴らしいな
・でも、得意分野では頭の回転が速くて、パフォーマンスがピカイチだ
誰かの「苦手」が目につくときには、正直なところ、
「もうちょっと何とかならんのかな。。。」
と思うときもあります。(あります。)
でも、その人が、他の人には真似できないような輝きを放つ瞬間もあります。
だから、人を一言で説明するのは難しい。
当社の自己評価シートは、少々面倒です。
この一年で何をしたのか。
その結果どうだったのか。
何を考えていたのか。
どんな試行錯誤をしたのか。
そんなことまで書くことになります。
書く方も面倒ですし、読む方も面倒です。
「結果だけ書けばいいのでは?」と思うかもしれません。
でも、結果からは見えないものがあることも、
結果には表れていないように見えて実は結果に強く影響していることがあることも、
たくさん知っています。
ある人は、日々コツコツと小さな改善を積み重ねていました。
「そういえばあれ、最近なんか使いやすくなったよね?」が、気づけばできていた。
そういうものは、放っておくと簡単に見落とされます。
ある人が新しい業務フローを提案し、これまで以上に業務がスムーズに進むようになりました。
結果だけを見ると「目の前の課題や不便が解決してよかったな」で終わるかもしれません。
そこで、もう一歩踏み込みます。
業務フロー改善提案の背景を丁寧に紐解いていくと、
「ここの課題は実はこっちの動きにも関連している」
「将来的にはこういう問題が起きるのではないか」
「だから、今回のフロー改善を、関連する課題解決の第一歩として位置付けると……」
「ここは、こういう方法で自動化して、ここから先は人間が……」
というように、深く広い洞察が隠れていることがわかります。
【途中の様子】が見えていれば、いざというときに、タイムリーに連携ができます。
「今の状況はこうなってる。次のステップはこう」
「実はこんなことを考えている。でもまだ行動には移せていない」
「こういう狙いを持っている。だからまずはこういうことを試してる」
「やりたいことがあるのだけど、途中で詰まってるから、○○さんと相談したい」
こういう【途中の様子】を開示し合えるのは、信頼関係があってこそ。
と同時に、自分の未完成な状態を周囲に見せる覚悟があってこそでもあります。
スタディカルテはオンライン環境での仕事が主体。
だからこそ余計に、それぞれが考えていることを言葉に残します。
人というものは複雑です。
人を理解するには手間がかかる。当然です。
一緒に働く仲間に対しても。
生徒に対しても。
自分自身に対しても。
人の取扱説明書は、思っているよりずっと長い。
わかった気になった頃に、だいたい新しいページが見つかります。