こんにちは。ストアカ代表の藤本です。
弊社ではここ数年、大手企業で活躍している30代の転職が着実に増えています。エンジニアやデザイナー、ディレクター、カスタマーエクスペリエンス、マーケティングなど幅広い職種から。また業種も、ネット系大手(リクルート、ヤフー)に限らず、広告代理店(ADK)、メーカー(セイコー)や小売(イオン)など様々です。
スキルの高い戦力が増えるのは会社としては大変心強いことですが、転職する本人達にとっては、大手企業から知名度の低いベンチャーに転職するのはかなり勇気の要る決断だったろうと思います。大企業でも30代ともなると、社内で実力が認められて裁量を任される年代です。キャリア的に脂が乗っている彼らが、なぜ大企業から飛び出して弊社に入社したのかについて考えてみました。
「自分が心から共感することに従事したい」という純粋な気持ち
自分が仕事を通じてやりたいと思っていたことが、弊社のミッションに重なるので入社を決めた、というメンバーが何名かいます。
あるメンバーは
個人的に仕事を通じて、人生のきっかけとなる機会を世の中に増やしたいと思った
また別のメンバーは
身近な人を幸せにするサービスを自分の手で作りたいと思った
そういう想いに至ったストーリー(原体験)が、各々の中にありました。
同時に私の中にも創業のきっかけとなった原体験があります。
初めての面接で互いにその想いをぶつけて意気投合したというメンバーもいます。面接時に会社説明もろくにせずに、初対面でサービスのあるべき方向性だけで延々と議論が盛り上がったことを今でも覚えています。
大企業には大きな組織でしかできないスケールの大きい仕事がありますが、もっと直感的に、自分が信じているものを社会に広めることに全力でコミットするというキャリアの選択肢として捉えたのかなと思います。
自分なりのチャレンジをしてみたい / 自分の価値を確かめてみたい
大きな裁量と責任を求めて大企業を飛び出して来たメンバーもいます。成長過程にあるベンチャーなので、まだ会社として整備されていない機能や役割がいくつも転がっています。彼らはそこに目をつけて「この役割がまだ会社にないのであれば、私が立ち上げますよ」と宣言して入ってくれました。
弊社はミッションとして「自由に生きる人を増やす」ことを掲げています。会社のバリューにも、それを実現するチームのメンバーの一員として“Enjoy the Waves(未踏への挑戦を楽しもう)”を掲げています。
我々としても、やはり現職で何かしら新しい「挑戦」をしている方に惹かれます。そういう方に「あなたと一緒に働きたい」とラブコールを送って採用に至るケースもあります。彼らにとっては、大企業で身につけたスキルを活かしてベンチャーで新しいことに挑戦することを「未知への挑戦」として捉えた。そういうキャリアオプションだったのかなと思います。
大手企業からベンチャーへの流れ:業界全体のトレンドか
大手からベンチャーへの人材の流れは、弊社だけではなく転職市場全体として一つの流れになってきていると思います。例えばWantedlyのフィード投稿を見ても、大手からベンチャーへの華麗なる転身のストーリーをよく目にするようになりました。
30代は、仕事を通じてチャレンジできる場を探し求める年代。
私自身も35歳で起業するまで、5年間金融業界で働いていましたが、自分が活躍できるところが他にもあるのでは、というモヤモヤが絶えず、自分で起業する前に転職という形でのベンチャーへの参画を何度も試みたことがあります。
特にリーマンショック以降、経済の不確実性と共に大企業の安定神話が崩れてきている中で、仕事に対して“安定性”と同じくらい“やりがい”や“目的/意義”にこだわる人が増えているような気がしています。さらに近年、メルカリやマネーフォワードの上場でスタートアップの社会的な注目が上がってきたこともあり、働き盛りの世代にとって「ベンチャーへの転職」がキャリアの選択肢として少しづつ浸透してきているのではないでしょうか。
最後に
我々もまだ完全体ではありません。リスクを取って入社してくれた彼らのためにも、絶対に事業を成功させなきゃいけない。そんな想いに事業成長意欲を掻き立てられ、日々頑張っています。
とは言え、掲げているビジョンの実現に向けてはまだまだ必要な人材が足りていません!
我々と一緒に自由に生きる人を増やしてみたいという方、ぜひ一度オフィスまで遊びに来てみませんか? 実際に大手から弊社に転職してきたメンバーと会ってみたい!という形でもokです!