沖縄から上京した大学生が、営業インターンで学んだ“成果への向き合い方”
儀間 陽飛|長期インターン生
沖縄県那覇市出身。幼少期から空手に打ち込み、全国大会準優勝。高校ではバスケットボール部に所属し、控えからレギュラーを勝ち取った。
大学進学を機に上京し、大学2年次からStella Pointの長期インターンに参加。
営業経験ゼロからスタートし、現在は学生への電話営業を担当している。月間80件という目標に対し、当初40件だったアポイント数を最高70件まで伸ばした。
しかし、本人に「一番印象に残っている数字」を聞くと、70件ではなく「届かなかった10件」だという。
競技からビジネスへ。環境が変わっても、彼が繰り返してきたのは、自分の現在地を認め、足りないものを考え、改善すること。
今回は、そんな儀間陽飛のこれまでと、Stella Pointでの挑戦について聞いた。
第一章|「勝った試合」より、負けた決勝戦を覚えている。
――陽飛は、どんな学生でしたか?
学校では、登校してから帰宅するまで、ほとんど常に誰かと一緒にいるような学生でした。
一人で黙々と過ごすというより、人と話したり、仲間と何かに取り組んだりすることが好きでした。
一方で、スポーツになるとかなり負けず嫌いだったと思います。
――幼少期は空手で全国大会準優勝を経験しています。一番印象に残っていることは?
全国大会で準優勝したことより、決勝で負けたことの方が強く記憶に残っています。
決勝の相手は、沖縄県大会でも何度も対戦していて、それまで一度も負けたことのない相手でした。
それなのに、全国大会の決勝という一番大きな舞台で負けた。
子どもながらに、本当に悔しかったです。
「これまで勝ってきた」という事実が、次も勝てることを保証してくれるわけではない。
今振り返ると、過去の結果ではなく、その瞬間の自分の実力と向き合わなければならないことを初めて知った経験だったと思います。
――高校ではバスケットボール部。控えからレギュラーになっています。
入部当初からレギュラーだったわけではありません。
当時のチームには「シュートがなかなか決まらない」という課題がありました。
そこで、自分がレギュラーに入り込むためには、単純に周りと同じことをするのではなく、チームに足りない役割を自分が担えるようになる必要があると考えました。
特に力を入れたのが、3Pシュートです。
一方、ディフェンスにはもともと自信がありました。そこは自分の強みとしてさらに伸ばすため、走り込みにも徹底して取り組みました。
「自分は何が得意なのか」「チームには何が足りないのか」「その中で自分はどんな価値を出せるのか」。
当時はそこまで言語化していませんでしたが、振り返ると自然とそんなことを考えていたのだと思います。
――スポーツ経験は、現在の仕事にも活きていますか?
かなり活きています。
一番大きいのは、地道な改善の積み重ねが、大きな結果につながることを知っていることです。
スポーツでも、できないことがあれば練習する。自分だけでは分からなければ、先輩や指導者に聞く。そして、また試す。
小学生の頃から、それをずっと繰り返してきました。
営業でもまったく同じでした。
アポイントが取れなければ、自分の録音を聞く。成果を出している先輩の架電を聞く。違いを考える。アドバイスをもらう。そして、次の日に試す。
競技はスポーツから営業に変わりましたが、「できない理由を考えて、できるまで改善する」という自分の根本は変わっていません。
第二章|アルバイトではなく、大学2年生で「仕事」を経験したかった。
――なぜ長期インターンを始めようと思ったのですか?
周囲にはアルバイトをしている友人が多かったのですが、同じ時間を使うなら、自分は少しでも早く社会に出て、仕事を経験したいと思いました。
学生のうちから社会人と同じ環境で結果を求められる経験をすれば、数年後には大きな差になると思ったからです。
そのため、大学2年次から長期インターンを探し始めました。
――その中でStella Pointを選んだ理由は?
最初の面談を担当してくださったのが、Stella Pointの社長でした。
他社の面談では自分も緊張してしまい、どこか形式的に話している感覚があったのですが、Stella Pointでは最初から明るく接していただき、気づけば自然体で話していました。
その中で印象に残ったのが、
「半径5m以内の人を幸せにする」
という話でした。
僕自身、「自分がどうなりたいか」だけを考えるより、身近な人や自分と関わってくれる人のために何かをしたいという気持ちが強いタイプです。
その価値観に共感し、ここなら営業だけではなく、人との向き合い方そのものを学べるのではないかと思い、Stella Pointを選びました。
――入社前と入社後で、営業に対するイメージは変わりましたか?
完全に変わりました(笑)。
僕は映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が好きで、営業に対して「電話で相手と楽しく話して、勢いよく成果を出す」ようなイメージを持っていました。
実際にやってみると、そんなに単純ではありませんでした。
電話の向こうにいる学生一人ひとり、性格も違えば、就活への温度感も、その日の気分も違います。
スクリプトを正確に読めばアポイントが取れるわけでもない。
相手によって、声のトーン、言葉の選び方、会話のテンポ、質問の仕方まで変える必要があります。
同じ言葉でも、伝え方一つで相手の反応がまったく変わる。
そこに営業の難しさと、同時に面白さを感じました。
第三章|40件。初めて、自分の「頑張っているつもり」を疑った。
――最初は思うような成果が出なかったそうですね。
月間80件のアポイント目標に対して、最初は40件ほどでした。
営業の難しさを痛感しましたし、何より自分自身にがっかりしました。
自分では「頑張っている」と思っていた。
でも、数字を見れば目標の半分です。
努力しているかどうかを決めるのは自分ではなく、結果なのかもしれない。
そこで初めて、自分の「頑張っているつもり」を疑うようになりました。
――当時の一番大きな課題は何だったと思いますか?
「学生を手助けするため」ではなく、「自分がアポイントを取るため」に電話してしまっていたことです。
自分の成績ばかり気にしていたので、相手の立場からすれば、「この人に就活の相談をしてみたい」とは思えなかったはずです。
そこに気づいてから、自分の中で営業に対する考え方が変わりました。
――具体的に、何を変えましたか?
まず、成果を出している先輩の架電を徹底的に聞きました。
そして、自分の録音と比較しました。
すると、
言葉遣い、声の明るさ、会話のスムーズさ、抑揚、質問の仕方、相手への寄り添い方。
ほぼすべてが違いました。
最初は「何を話すか」が重要だと思っていましたが、それ以上に「どう伝えるか」「どう相手を理解するか」が重要だと気づきました。
そこから、自分の録音を聞いて課題を見つけ、先輩に相談し、次の架電で試す。
実行→振り返り→改善→再実行。
このサイクルを繰り返しました。
――その結果、最高70件まで伸びました。
素直に嬉しかったです。
「これだけ多くの学生に、就活について話を聞いてもらえるところまで来たんだ」と、自分の成長を実感しました。
ただ、それと同じくらい悔しかったです。
なぜなら、
目標は70件ではなく、80件だったからです。
40件だった頃と比べれば成長しています。
でも、「過去の自分より成長した」ことと、「目標を達成した」ことは別だと思っています。
だから、70件という数字は、自信になった数字であると同時に、まだ自分には伸びしろがあることを教えてくれた数字でもあります。
第四章|「アポ数」ではなく、その先の数字を見るようになった。
――現在は、アポイント数だけを追っているわけではないそうですね。
最初は、とにかくアポイント数ばかり見ていました。
ただ仕事を続ける中で、アポイントを取るだけでは十分ではないと考えるようになりました。
実際に学生が面談に参加して初めて、キャリアについて深く話を聞き、その人に合った支援ができます。
同時に会社側から見ても、アポイントが実際の面談につながらなければ、その先の成果にはつながりません。
だから現在は、単純なアポイント数だけではなく、着座数や着座率まで意識して、自分の営業を振り返るようになりました。
「何件取ったか」ではなく、「自分の行動が、その先のどんな価値につながったのか」まで考える。
学生の立場ではありますが、少しずつ仕事を見る視点が変わってきたと感じています。
――成果を伸ばすうえで、一番効果があったことは?
毎日の振り返りです。
「今日は何件できたか」だけではなく、
なぜ今日は良かったのか。
どこで数字が落ちたのか。
昨日との違いは何だったのか。
明日は何を変えるのか。
できるだけ感覚だけで終わらせず、自分の行動と数字をセットで振り返るようにしています。
原因が曖昧なままだと、「もっと頑張ろう」で終わってしまいます。
でも、課題を具体的にできれば、次の日に変える行動も具体的になる。
数字は自分を評価するためだけではなく、自分が次に何を変えるべきかを教えてくれるもの。
インターンを通して、そう考えるようになりました。
――80件に届くために、今の自分に足りないものは?
知識量と、それに裏付けられた自信です。
経験がまだ少ないからこそ、想定していなかった質問や状況になると、迷ってしまうことがあります。
学生からすれば、電話の向こうにいる僕が大学生かどうかは関係ありません。
「この人なら相談しても大丈夫」と思ってもらわなければいけない。
だからこそ、より多くのケースを経験し、就活や企業についての知識を増やし、どんな学生に対しても自信を持って向き合える状態をつくりたいです。
第五章|「量をこなさないことに、質は語れん。」
――Stella Pointで印象に残っている言葉はありますか?
「量をこなさないことに、質は語れん。」
この言葉です。
以前は、できるだけ効率よく成果を出すことが正解だと思っていました。
でも、経験がない段階から「質」を求めても、そもそも何が良くて何が悪いのかを判断する材料がありません。
まず量を経験する。
その中で失敗する。
振り返って改善する。
そして、その積み重ねによって初めて質が上がっていく。
今では、量と質は対立するものではなく、量の先に質があると考えています。
――インターンを始めて、仕事に対する考え方は変わりましたか?
一つの大きな目標を達成するために、月・週・日まで数字を分解して追い続けることが、想像以上に難しいと知りました。
社会人になる前に、
「目標を立てる」ことと、
「目標を達成するために毎日の行動を管理する」ことは、
まったく別物だと知ることができたのは大きかったです。
以前は結果だけを見ていましたが、今は目標から逆算して、今日何をすべきなのかを考えるようになりました。
――半年後、どんな自分になっていたいですか?
目標は明確です。
学生・社員という立場に関係なく、社内で一番アポイントを取れる人間になりたいです。
今は、先輩社員から教えていただくことばかりです。
でも半年後には、新しい社員やインターンも増えていると思います。
そのときに、言葉だけで「こうした方がいい」と教えるのではなく、
自分自身が結果を出し続けることで、背中で示せる人間になりたい。
そして、自分が先輩たちから教えてもらったように、今度は自分が誰かの成長を支えられる側になりたいと思っています。
「できない」を、一つずつ「できる」に。
空手で全国大会の頂点を逃した経験。
高校バスケで控えからレギュラーを目指した経験。
そして現在、営業で80件という目標を追い続ける経験。
儀間の挑戦には、共通点がある。
できない自分を否定するのではなく、できない理由を探し、できるようになるまで改善すること。
40件から70件へ。
しかし、彼が見ているのは70という数字ではない。
その先にある「80」、そしてさらにその先だ。
まだ大学生。
まだ営業経験も決して長くない。
だからこそ、これからどこまで成長するのか。
Stella Pointでの儀間陽飛の挑戦は、まだ始まったばかりだ。
代表からのメッセージ
陽飛は、最初から営業ができた学生ではありません。
むしろ、成果が出ず、自分の実力不足を突きつけられるところからのスタートでした。
それでも彼の良いところは、できないことを環境や誰かのせいにせず、「自分に何が足りないのか」を考えられること。そして、分からなければ周囲に聞き、教わったことを素直に実践し、また数字を見て改善できることです。
40件だったアポイントを70件まで伸ばしたことも評価しています。ただ、僕が彼に期待しているのは、その数字そのものではありません。
今の陽飛には、知識も経験も、まだまだ足りないものがあります。本人もそれを分かっていると思います。
だからこそ、伸びる余地がある。
僕自身、彼には「学生だからここまででいい」とは一切思っていません。学生・社員という肩書きに関係なく、一人のビジネスパーソンとして結果を求めています。
半年後には、教えてもらう側ではなく、自分の結果と行動で周囲の基準を引き上げられる存在になってほしい。
そして、営業で結果を出すことだけではなく、その力を目の前の誰かのために使える人になってほしいと思っています。
まだ完成していない。だから、面白い。
陽飛がこれからどこまで成長していくのか、僕自身も楽しみにしています。
儀間 陽飛(ギマ ハルト)|経歴
- 沖縄県那覇市出身
- 興南高等学校 卒業
- 専修大学 法学部 法律学科 在学
- 3歳から12歳まで空手に打ち込む
- 空手 沖縄県大会優勝
- 空手 全国大会準優勝
- 中学からバスケットボールを開始
- 中学バスケ部でキャプテンを務める
- 那覇地区選抜に選出
- 高校では興南高校バスケットボール部に所属
- 約45名の部員の中で、控えからレギュラーを獲得
- 沖縄県大会準優勝・九州大会出場を経験
- 高校時代の評定平均 4.3
- 大学進学を機に沖縄から上京
- 大学2年次から株式会社Stella Pointの長期インターンに参加
- 学生向けの電話営業を担当
- 月間80件のアポイント目標に対し、当初約40件から最高70件まで改善
- 自身と先輩社員の通話録音を比較し、話し方・抑揚・言葉遣い・会話展開などを分析
- アポイント数だけでなく、着座数・着座率まで意識した営業改善に取り組む
- 現在も「社内で最もアポイントを獲得できる人材」を目標に営業力を磨いている
- 日商簿記2級・FP3級を取得
- 宅地建物取引士(宅建)取得に向けて学習中