NTT東日本さん、ニッポニアサワラさん（香取市佐原エリアの活性化支援に伴う全体マネジメントをされています）と一緒に、千葉県香取市佐原での新しいお取り組みがスタートしました！

千葉県香取市佐原は、今でも江戸時代の街並みが残り、ユネスコ無形文化遺産に登録された伝統行事「佐原の大祭」が開催されているような観光地です。この佐原には、外国人観光客の誘致促進を更に図りたい狙いがある一方で、各施設で多言語対応ができる従業員が不足をしている、という課題がありました。
そこで、佐原の宿泊施設でスマートプレートを使い、外国人観光客の旅ナカ体験をよりスマートに、便利にすることで更なる誘致を図り、また宿泊施設スタッフの業務効率化、サービス品質向上を目指します！

具体的には・・こんな内容です。

外国人観光客が宿泊施設に到着、フロントにて・・・

宿泊施設受付に設置してあるスマートプレートにスマホをかざせば、スマホの設定言語に合わせて多言語で、宿泊施設情報や周辺のグルメ、観光情報等をゲットできます。通常のホテルではフロントに常時数名のスタッフさんがいて、お客様対応（施設のご説明）をしますが、スマートプレートを使うことで、ご説明対応の業務効率化を図り、多言語対応ができる従業員不足という佐原の課題を解決します。

お部屋に入って、ひと息ついて・・・

行きたいレストランまでの行き方や、営業時間など、さっき受付で聞き忘れたことを思い出して、フロントに電話で質問することってよくありますよね。電話で対応してくれたスタッフさんからの説明内容を、部屋に設置してあるスマートプレートからもデータとしてゲットできたら、これまた便利ですね。もちろん、こちらもスマホの設定言語に合わせて多言語で情報配信。例えば、質問したレストランまでの道順を自分のスマホでgoogleマップデータとして取得できれば、このマップを自分のスマホで見ながら安心してレストランに向かえますね。スタッフさんのご説明品質もこれで更に向上できるでしょう。

出かける時、宿泊施設の共有スペースで・・・

観光に出かける際に、宿泊施設の共有スペースで観光地のパンフレットを見つけて紙で持って行くこと、よくありますよね。これもスマートプレートで！！共有スペースにおいてあるサイネージから観光情報を見て、自分が収集した観光情報を、スマートプレートから自分のスマホに取り出すという仕掛けです。

紙のパンフレットは情報更新ごとに印刷し直さないといけないので面倒で、コストもかかります。一方スマートプレートは、クラウド上での遠隔操作によりいつでも配信コンテンツを変更できるので便利で、コスト削減も見込めます。また、コストの観点以外にも、サイネージで、宿泊施設周辺の観光スポットやレストラン情報を紹介することで、その場への送客促進が可能になります。

いかがでしょうか！

きっとみなさんも、旅行先での体験として、欲しい情報が得られず、困った体験、あるのではないでしょうか。あまりよく知らない場所で土地勘もなく、その上言語が異なる海外、となるとなおのこと、情報が欲しいけど、簡単に得られない！ということありますよね。わざわざ、その国のアプリをスマホにインストールするのも面倒。こんな時、アプリレスで、今欲しい情報を即座にゲットできるスマートプレートが活躍します。

今回の佐原の宿泊施設では、スマートプレートを使った前述のお取り組みで、施設運営スタッフの常駐稼働を削減することができました。また、サービス品質の向上、業務効率化、コスト削減の観点はもちろん、マーケティングデータの蓄積が可能になる点も、スマートプレートを使うメリットです。宿泊客がスマートプレートから情報をゲットする毎に、いつ、どこで、どれくらい情報が見られているのか、どのような情報に宿泊客が興味を持っているのか、といったデータを取得できるので、今後のマーケティングに活用できます。

宿泊客のみなさまの体験をより良いものにし、かつ宿泊施設のサービス品質の向上に、スマートプレートが更に力を発揮できるよう、引き続きブラッシュアップして行きます！