スペクティの営業チームは、日々全国を飛び回って活躍しています。今回は、2017年11月に入社し、セールスチームを支えるメンバーに仕事にかける思いを教えてもらいました。
セールス&マーケティングのアカウントマネージャーの遠藤と申します。
スペクティに入社するまでは、友人と共同経営で、提案から制作を一括して行うWeb制作会社を立ち上げておりました。主に新規開拓から提案をやりつつ、撮影ではカメラマンのアシスタントまでしていました。
起業するも失敗 経営者として足りていなかったのは
▲2018年10月大阪で開催したスペクティ主催のセミナーにて
その会社は結局清算することになります。隠すこともないので理由をお話しすると、共同経営の難しさは感じていましたが、明らかに2人の目指す方向性が違いすぎました。というとかっこいい言い方になりますが、実際には飲み屋にいるサラリーマンのように自分目線でしか物事を考えられず、愚痴の言い合いをしてました。
共同経営や目指す方向なんて違うのが当たり前ですし、客観的に優秀なコンサルタント目線に立てていれば、友人に会社の目標に合った行動を取らせることができたと感じています。それができなかった自分は、その段階で経営者として能力不足と感じました。
25歳で会社を清算することを決断した後、人生の次のステップを考えることに。
いくつか面接を受けるなかで、ある日エージェントから「CEO直下・営業責任者候補に興味がないか」と連絡があり、ビビッと来るものがありました。新卒に毛が生えたぐらいの若者が、社長の下で仕事だけでなく、マインドも学ぶことができる機会があれば贅沢な環境だな、と。
とはいっても、会ってみないとイメージもつかめないので面接の機会をもらいました。話を聞くため代表の村上との面談を何度も重ねました。スペクティに決めたきっかけとなったのは、村上社長の人間的魅力を感じたからです。
共同経営の失敗から、経営者として未来を予測しながら意思決定する力が足りてないと感じていたところ、村上がビジョンを語る姿を見て、自分に欠けていたのはこれだと感じました。こういうものは、大きい会社に行っても得られるものではなく、それを学べる環境はほかにはないと。実は、入社までは社長しか会いませんでしたし、会社の雰囲気やメンバーも知りませんでした。
社長の一番近くで、一番大切なことを学んだ
▲毎週おこなわれているセールスMTG
入社当初は、代表の村上のカバン持ちとして、仕事スキルだけでなくマインドも学びました。
村上の言葉のなかで印象的だったのは、「お客様に会いなさい」。でした。朝昼晩、食事、移動時も含めて一緒に過ごしているなかで、「社長がここまで行く必要があるのかな」と思うこともありました。
現在は営業で全国を周っていますが、今でもこの言葉にはすごく考えさせられます。
スペクティの営業は、「AIについて聞いたことはある」「AI導入の必要を感じているが、実はあまりよくわからない」といった担当者に、まずはAIという新しい分野について理解してもらうこと。そして、その方と一緒になって、まだAI導入に踏み込んでこなかった会社にイノベーションを起こすという営業です。
そのためには、お客様に信頼してもらう必要があります。営業で必要な要素ではありますが、難しいことです。一般的な営業のようなただドサ回りなどしただけでは、信頼はしてもらえません。
これまで一般的に、AIを使わずに単にITを使って業務を自動化するシステムというのはたくさんありました。ですが、例えばSNS速報サービス「スペクティ」導入に向けて、「スペクティ」は既存のシステムとは別物だという説明からおこない、新しい技術だという認識を担当者にまずしてもらうところから始める必要があります。
導入企業の事例を紹介し、時にはすでに導入している会社の人をご紹介することも。反応を探り、利用する人にも理解してもらいながら改善を繰り返します。そして、導入していただいたあとも、売りっぱなしにすることはありません。現状のAIトレンドや、AI技術によって世の中がどう変わっていくのかも伝えながら、関係性を構築しています。
ただ商品の良さをオススメしてもお客さまにとっても面白くありません。そうではなくて、実際に気になっている部分というのは、AIについての情報や、実際に導入した会社がどういう取り組みをしてるかということです。それを話せる範囲で誠実にお伝えすることはとても重要です。
カバン持ちから、社長に助言できる立場を目指して
▲2018年11月、展示会「InterBEE」にて
今後スペクティで目指すことについて考えてみたんですが、変化が大きいなかでは未来を予測しきれませんし、なかなか自分では考えられません。その一方で、本気で取り組んでいれば自分の成長が大きくなり、目標を早く達成できることが多くなると実感しています。
社長という仕事は「決定」といわれるくらい、社運をかけた決定をします。私としては、「決定」するための判断材料を集めたり、さまざまな分析をして社長に助言ができるようになりたいです。それが期待されていることかもしれません。
…もしそれが達成できた日には、会社を立ち上げてビジネスをやっているかもしれません。笑