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【代表インタビュー】求めるのは、データに基づいた発想力。ガッツポーズを分かち合えるチームを目指して

こんにちは!株式会社スペイシーの採用担当です。

本日は、代表取締役社長兼CEOの平川 雅一にインタビューを実施いたしました。

レンタルスペース市場とスペイシーの現在地、大切にしている組織のカルチャー、未来のメンバーに期待することについて話を聞きました。ぜひ最後までご覧ください。

はじめに、スペイシー立ち上げからこれまでの総括をお聞かせください。

当社は今期で11年目となります。「貸会議室」という歴史の長いビジネスにおいて、オンラインのマッチングサービスを提供するパイオニア的ポジションとして事業を拡大してきました。それが、ビジネスパーソンをメインターゲットにした貸会議室予約サービス「スペイシー」です。

ここ10年で競合も増える中、サードワークプレイスとしての貸会議室及びレンタルオフィスサービスである「THE POINT」は、弊社独自の色を出した事業となっています。

コロナ以前は、働き方の多様化や通信環境の発達を背景に、ITノマドワーカーといったペルソナにフォーカスした事業展開を志向していました。

しかし、コロナ禍の約3年間で、ワークプレイスの利用用途は大きく変わりました。

コロナの渦中には、複数人でミーティングをする需要がグッと下がったと同時に、一人でのオンラインミーティングがスタンダードになりました。

コロナ以前に想定していた市場変革のトレンドが、3〜5年ほど前倒しでやってきたという印象を持っています。

ーコロナ禍で急速に市場が進化したのですね。市場とスペイシーの現在地をどのように捉えていますか?

需要・供給のバランスで見ると、引き続き“需要過多”であるといえますね。これは、カフェやターミナル駅のワークブースなどを見ていてもわかることですが、いつでもどこでもミーティングをするニーズは、顕著に高まっていると思います。

そういった中、弊社ではビジネスパーソンにフォーカスし、「使い勝手がいい」ワークプレイスを引き続き展開していきます。

使い勝手が良いとは、駅近でアクセスの良い場所にあり清潔、業務遂行に必要な機材がすべて整っていて、なおかつリーズナブルな価格であること。そのようなワークプレイスを「面」で展開することで、お客さまのご要望に応えていきます。

使い勝手の良いワークプレイスは、まだまだ市場には十分に供給されていません。

そういった意味からも、品質を高めたレンタルスペースである「THE POINT」を積極的に展開していきたいですね。


今後の市場の見通しはいかがですか?

コロナ禍を通じて、相当数のプレイヤーがワークプレイスのマーケットに参入してきました。今後3年ほどで、市場における統合・淘汰が起こるだろうと見ています。

各事業者がこれまでの5年10年で確立してきたポジション・サービス価値が、次の5年10年も同じ形で通用するかというと、必ずしもそうではないでしょう。

ユーザーに関していうと、これまでビジネスパーソンが貸会議室を借りるのは、外出先で打ち合わせをする、といった利用用途にある程度絞られていました。

それが、今後は多様化が進むと見ています。

ニーズの多様化を踏まえて、今後どのような事業展開を考えていますか?

1つは、時間軸で受け皿を広げるということが挙げられます。

たとえば、弊社では時間単位で貸し会議室を提供していますが、それを日単位・月単位にも広げていく。さらに、時間単位についても分刻みで借りられる、といった事業展開を考えています。

もう1つは、3年後5年後を見たときに、日本国内のビジネスパーソンにフォーカスするだけでは十分ではないと考えています。クロスボーダーのビジネスの機会はどんどん高まりますので、広い視野でサービスを展開していきたいですね。


スペイシーの企業理念の背景にある想いをお聞かせください。

プロダクトアウト的な発想でサービスを提供する企業が多い中、弊社はお客さまのペインポイントにフォーカスして、それを解決するサービス・付加価値を創造して提供することを基本に捉えていきたいと考えています。

スピーディーに変化するお客さまの思考や行動パターンを捉え、評価分析し、分析に基づいたサービスを構築するプロセスが非常に重要です。そのプロセスは、絶対に外したくないと思っています。

綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、事業のフローを構築するというよりも、お客さまに満足いただけることを泥臭く追求しながら、収益も確保できる取り組みを行っていきたい。企業理念には、そういった想いがこめられています。


組織のカルチャーとして大切にしていることを教えてください。

企業理念に通じるのですが、いかに付加価値を創造していくかというマーケットインの考え方と、数字に基づくデータドリブンの考え方、それらを実践に移す経験や能力。そして、売り上げや利益といった目標数字にこだわる姿勢を大切にしています。

市場の変化が激しいと、当然お客さまのペインポイントの変化も激しくなります。常識を疑う発想力を持ったメンバーでチームを組成していきたいと考えています。

弊社が重要視しているのが、やたらとチームの頭数を揃えないことです。メンバーそれぞれが自分の頭でしっかり考えて動けるチームの組成を大切にしています。

また、自分の知識や経験だけで動くのではなく、会社やチームが蓄積したデータや数字に基づいてしっかり評価すること、そして、お互いに議論を戦わせて方向性を定めるワークフローを意識しています。

正解がない世界で議論を戦わせる組織であるためには、メンバーの存在が極めて重要です。お互いにリスペクトする精神を大切にしています。

当然ながら、社歴が長いメンバーほど経験はあるのですが、お客さまのニーズは急速に変化しますので、新しく入ったメンバーの皆さんの新鮮な視点は不可欠です。個人の経験則よりも最新のデータに基づいて物事を考えたいと思っていますので、メンバーの社歴に固執する組織ではないといえますね。


平川さんにとって、メンバーはどんな存在でしょうか?

誰一人欠けても、困ります。

メンバーはみんな、自分が求められているスコープを超えて、しっかり成果を発揮してくれています。一度、組織をグッと縮めた形になっていることもあり、誰一人欠けても困りますし、非常に信頼できるプロのメンバーだと思っています。


今後、どのようなチームを作っていきたいですか?目標や想いをお聞かせください。

私が1社目に働いたのは、日本の大手金融機関の一部門でした。業界でのプレゼンスがすばらしく、とても良い会社でした。ただ、業界のガリバー的位置づけで強力な競合もおらず、どちらかというと日々内向きなネガティブな話が多く、その中で叱咤激励を受けながら収益を拡大させていました。

一方で、次に働いたグローバル企業はまったく異なっていました。すべてのスタッフが全力で働けるコーポレート・カルチャーやワークフローが確立していて、しかも、しっかりお客さまに向き合うことで売上を上げていました。

社内政治に力を入れる暇などまったくなく、130%の労力をお客さまに注ぐ。

非常にタフな環境でしたが、実際に働いてみて、そのシステムがすごく良いなと思っていました。スペイシーでもそういった体制を作りたいと考えています。

変わろうとする業界でのし上がっていくには当然リスクも伴いますが、チーム全体がチャレンジを楽しむようなカルチャーを作り上げていきたいですね。


最後に、未来のメンバーに期待することを教えてください。

私の年齢では、20代の若いお客さまのペイポイントを理解しようとするのは、なかなか難しいところがあります。

新しく入ってこられる方々は非常に高い感度をお持ちだと思いますので、お客さまとのコミュニケーションを通じてペインポイントを見出し、イノベーティブでユニークなアイデアを生み出していただきたいですね。

ハードワーキングでありながらも、価値を創造して売り上げに繋がることで、みんなでガッツポーズを分かち合える。

新しいメンバーと共に、そんなチームを作っていきたいと思っています。


平川さん、ありがとうございました!


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