【いま話題の“民泊”が気になる!】『民泊物件.com』を運営するスペースエージェントのスタッフが実際に価値を体験!#民泊レポvol.2
鈴木 亮(スズキ リョウ)
東京出身。帝京大学卒業後、アパレルスタッフやタキシードコーディネーター、不動産仕入れなどを経験したのち、2018年7月にテックセールスとしてスペースエージェントへジョイン。趣味はサッカーやスノーボードなど。普段は2歳4ヶ月のお子さんにメロメロで、家族思いの素敵なお父さん。
こんにちは、テックセールスグループの鈴木です!
現在スペースエージェントにて『民泊物件.com』という自社サービスをご提案させていただいているのですが、そんな中で「もっとみんなに “民泊” を知ってもらいたい」という気持ちが大きくなり、前回から民泊レポートを始めてみました!
実際に自分で民泊を利用し、肌で感じたことをリアルに伝えることで、みなさんの宿泊利用の選択肢の中に“民泊”が加わればいいなと思っています!
▽ 第一弾はこちら。
https://www.wantedly.com/companies/spaceagent/post_articles/160275
前回の記事にて、「そもそも民泊とは何か?」から「“家主滞在型”民泊の魅力」までたっぷりご紹介させて頂いているのでぜひ御覧ください!
民泊レポート第二弾としては、
民泊の悪いイメージは、解消できているのか?
について、お伝えしていきたいと思います。
前回は民泊の良さについてを特筆しましたが、メディアやニュースにて取り上げられてきた民泊の悪いイメージについて、実際はどうなのかを、大阪旅行で利用した民泊を通して皆さんにお伝えしていきたいと思います。
■ 民泊物件.comとは
民泊物件.comは民泊ホストのための民泊・転貸可能物件専門の不動産ポータルサイトです。
民泊可能物件数、ホスト数、不動産会社数、成約数で、業界トップクラスを誇っています。
民泊・住宅宿泊事業を始めたい方に向け、物件との安全・安心な出会いをご提供します。
まず、民泊はいつごろから日本で始まったのか
前回お話した通りメリットの多い民泊ですが「いつごろから、どんな風に日本で話題になり始めたの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、日本で民泊が話題になった経緯や近年利用者が増加している理由などについてご紹介します!
日本で民泊が話題になったのは
もともと民泊は、海外で非常に人気のある宿泊方法でして、大都市から地方都市、リゾート地まで、幅広い場所で積極的に使われていたそうです。
そして、インターネット上に民泊サイト「Airbnb」が現れた2000年代頃から、民泊の人気が高まりました。Airbnbは、部屋を「貸したいホスト」と「借りたいゲスト」を結ぶ、マッチングのサイトです。
Airbnbのおかげで、ホストは宿泊客を募集しやすく、ゲストはお部屋を探しやすくなりました。
2014年にAirbnbが本格的に日本でのサービスを開始し、民泊の話題がテレビやネットなどのメディアで取り上げられるようになり、徐々に利用者が増え続け、 2017年には585万人以上の旅行者が海外から日本を訪れました。
さらに最近では、海外の方だけでなく、私のように日本に住んでいる方の利用者も次第に増加しているようです。
民泊が普及する理由
それは「体験型民泊」にあると私自身は考えています。
宿泊するだけではなく、その泊まった場所で変わった体験ができる民泊です。 魅力溢れる現地の人々が企画&案内する内容が充実してきて、訪日外国人にとってみれば日本の文化体験を宿で出来ると人気となっています。 また、Airbnbでは民泊のアクティブティを紹介し提供する機能が掲載されており、例えば、武道のレッスン、盆栽の手入れ、ランニングでの観光案内など、その地域ならではという特別な体験ができることで、最近話題になっています
どんな人が、民泊を利用しているか。
現状、民泊のメインターゲットとなっているのは言わずと知れたインバウンド観光客の方がほとんどです。
昨今では、インバウンド旅行者が急増しているため、ホテルや旅館の部屋が不足するということが問題になっています。宿泊施設が不足している問題の解決ためだけではなく、旅行者の視点から見ても前回お話ししたように、メリットが多い民泊、宿泊をするだけでなく、民泊を通してその土地の文化にふれたり地元の人の生活を肌で感じたり、名産品や郷土料理を楽しんだり、普通の観光旅行では味わえない”ローカル”を楽しめることが人気の理由でもあります!
しかし、民泊はいい面だけではなく、問題点も存在するのが事実。
私自身、民泊のセールスをしていると、悪いイメージをお持ちの不動産会社さんや物件所有者の方もまだまだ多く、いつも残念な気持ちになります。
今回は、そのイメージが正しいのか、また問題は解決できているのか民泊を利用した経験とともにお話できればと思います。
民泊の紹介
今回利用した民泊は、家族旅行で大阪に行った際に利用。
時期がクリスマスということもあり、付近のホテルは通常よりも割高でした。
USJを旅行のメインにしたかった為、USJまでタクシーで10分、最寄り駅からは徒歩4分の立地。
お部屋でのんびりというより、夜まで遊んだり、食べ歩きをするというプランだったため、広さにはこだわらず1DKくらいで探しました。
写真でなるべくきれいなお部屋を選んだ結果、今回の新築民泊物件にたどり着きました。
民泊の悪いイメージは、解消できているのか?
悪いイメージ
・ヤミ泊
・近隣トラブル
・ゲストとのトラブル
主によく聞く問題点が上記の3つとなる。
実際に宿泊してきた体験も交えて伝えていきます。
ヤミ民泊
ヤミ民泊とは、部屋の貸主(ホスト)が住宅宿泊事業法や旅館業法、特区民泊での営業許可がない状態で宿泊希望者(ゲスト)を宿泊させることをいいます。
これらの許可がないまま、その規制を受けずに民泊物件として運用されている物件があり、このような物件の運営を行っている民泊事業者はヤミ民泊事業者として脱法行為を行っているとされ、問題となっておりました。
対策
今回の民泊では、民泊許可書の申請がされており、Airbnbではスーパーホストの称号,補助ホストの手配もあり、運営に力を入れていることがわかりました。 政府は、ヤミ民泊の増加を受け、2013年に「国家戦略特区」に限り旅館業法の規制を緩和する政令を施行。これは特区民泊と呼ばれています。さらに2017年6月には民泊新法が制定され、ヤミ民泊排除を行いました。
近隣住民とのトラブル
外国人と日本人では、文化や生活習慣に大きな違いがあります。
特によくあるトラブルが、ゴミ出しや騒音のマナーに関するものです。
外国人としては問題のないレベルでも、近隣住民から苦情が入るケースは少なくありません。
対策
自治体にもよりますが、民泊運営を行う際近隣住民への告知を義務化しており、ポスティングや、看板などで、お知らせをし、必要であれば説明会を開くようです。
事前に住民への対策をとることで、理解されるケースがほとんどです。
また、今回の民泊では、清掃会社などの専門科を入れ、ゲストの負担を減らすことで近隣とのトラブル回避を行っているようです。
ゲストとのトラブル
部屋や設備の破壊
日本人にとってはとても許せないような散らかり具合でも、外国人にとっては「問題ない」と思うレベルのことがあります。
ゲストの宿泊後の部屋がとても汚く、設備や備品・置物が壊されたなどもよく聞く話です。
盗難などの問題
室内に置いてある備品やアメニティグッズについて、持ち帰ってしまう人もいるようです。悪意を持って持ち帰るケースもありますが、そもそも価値観の違いから「持って帰っても大丈夫」と思っていることもあるようです。
対策
今回の民泊では、民泊利用方法の説明書を事前にお送りいただきました。
説明書は、
“部屋に置いてあるタオルは滞在中の為に使うものです、紛失の場合はタオル1枚1000円請求いたします”
”備品の持ち帰りは請求対象です”の記載がございました。ゲスト(民泊利用者)がルールが破られれば、罰金やサイト上での評価も下がり、今後サイトで民泊利用ができなく場合もあるようです。
ルール化することでトラブルを回避しておりました。
まとめ
民泊の問題点に対してしっかりと向き合って解消しているホストが多かった。
また利用者側としてもルールが沢山あり使いにくいと言うことではなく、利用方法はあくまでも常識の範囲内である。
今回題に上げた問題点は、よくある問題点の一部になりますが、2018年6月に施行された住宅宿泊法により、ルール化したことで、今まで抱えていた課題は一歩一歩解決に向かっているのだと身をもって感じました。
現在政府が掲げている2020年に訪日外国人旅行者数4,000万人という目標は実現可能であるため、民泊は必要不可欠な存在になっていくだろうと。
この記事を読んだ、物件所有者、不動産会社、民泊事業者の方々が少しでも興味を持ち、日本中にある空き家の活用方法として、民泊を選択しとして入れて頂けたらと思っております。