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株式会社Digikaでは様々な個性やバックグラウンドを持った社員が活躍している。インタビュー企画の第4弾では、2018年の9月からインターンとして働き、2019年から正社員となったDavidさんにお話を伺った。アメリカから日本に渡り、クリエイティビティを存分に生かしてエンジニアとして活躍する、彼の思いに迫る。
プロフィール
David Kaschub:アメリカ合衆国メイン(Maine)州出身。15歳のときに日本の語学学校に1ヶ月間通ったことがきっかけで日本に興味を持ち、18歳のときに再来日。大学在学中にDigikaのインターンシップに参加し、2019年より正規入社。趣味は電子機器やマイクロコンピュータ、3Dプリンターを用いた制作。
ーー日本に来てからDigikaに入社するまでの経緯を教えてください
初めて来日したのは15歳のときで、東京にある語学学校で1ヶ月間勉強をしました。その後日本にある大学を探していたところ、アメリカに本部がありながら日本にキャンパスを持つ大学があることを知り、入学に至りました。
大学では国際情勢の勉強と、PythonやJava等のプログラミング言語を勉強しました。私の大学では授業の一貫として、半年間の企業等でのインターンシップが必須となっており、そこでDigikaと出会いました。
ーー数ある企業の中からDigikaでのインターンを選んだ理由は
いくつかの企業からオファーを頂きましたが、その中で最も自分にとってチャレンジングな環境であると思い、Digikaを選びました。単に技術的なサポートをするだけでなく、自分で手を動かして課題解決ができるというのは私にとって魅力的でした。
ーーDigikaではどのような仕事をしていますか
私の主な業務は、UnityとC#言語を用いたアプリ開発です。
そろタッチ教室で授業を行う先生からアプリに対する要望を受け、開発チームの仲間と協力しながら、新たな機能の追加やアプリ内のバグの修正を行っています。
他には、英語への翻訳作業、そろタッチラボ教室で英語による授業をしています。実際に自分がアプリを活用して授業を行うことによって、新たな機能のアイディアが生まれることもあり、有効な時間となっています。
これまでの仕事で印象に残っているのは
最も印象に残っているのは、そろスポというアプリ内のゲームを開発したことです。このゲームはデバイスに内蔵されたカメラを使い、出てくる問題に対して体を反応させて回答するものです。
このゲームを制作するまでに、様々な技術的な困難がありました。例えば、開発の初期段階において、新しいモデルのiPadと古いものとではカメラの性能に差があり、ゲームの得点に影響を及ぼしていました。そこで私はコードに、マルチプロセッシングを行うような指示を追加しました。それによって驚くべきパフォーマンスを発揮することができ、課題の解決に成功しました。
このようにして、自分自身も新たな挑戦を楽しみながら開発を進めることができたことは、とても印象に残っています。
ーーDigikaで共に働く仲間との関係性は
Digikaの仲間とは共に楽しく働くことができています。特に開発チームでは、新しいスキルを教え合うことやコードに関する意見交換を行うことによって、お互いを高め合いながら働くことができ、とてもよい関係性を築けていると思います。
ーーDavidさんといえば、社内では色んなものを自ら作ってしまうことで有名ですが、最近はどんなものを作りましたか
これは最近私が作った、キーボードの機能を持ったハンマーです。後ろについたスクリーンで操作を設定し、Bluetoothでパソコンと繋げて遠隔操作ができます。このハンマ一つで12種類の機能を持っています。
「叩いたらパソコンが反応するハンマーがあったら面白いな」という軽い気持ちで最初は始めましたが、気づいたら制作に多くの時間をかけていました。実用的かどうかはわかりませんが、楽しむもの(Just Fun)として使えます。
今後も様々な機能を追加し、改良を重ねていく予定です!
ーーDavidさんが考えるDigikaでエンジニアとして働く上で必要なスキルは
ベースとなるプログラミングの知識と、プログラミングを用いた問題解決の経験があるとよいと思います。決してUnityやC#に関する深い知識が求められる訳ではありません。もちろんあるに越したことはないですが、必要不可欠ではないです。
そして最も重要なのは、謙虚に学ぶ姿勢能力ではないかと考えます。私達は常に様々なコードの修正等を行う必要があり、そうした中で、教えられたことを着実にこなすことが求められます。
その他にはcritical thinking skills(物事や情報を無批判に受け入れるのではなく、多様な角度から検討し、論理的・客観的に理解する力)や意欲的に物事に取り組む姿勢などが大切ではないでしょうか。
ーー今後Digikaで成し遂げたいことなどありましたら教えて下さい
私は、今後もDigikaでプログラミングを書き続けていきたいと思っています。その中で、新しい意見を取り入れることなど含め、アプリ制作のフローを統括・指揮していきたいです。
また、私の出身であるアメリカ全土で、今後更にそろタッチを広めていけるような活動もしていきたいと考えています。
あとがき
お話を聞く中でも、Davidさんのプログラミングやものづくりに対する愛がひしひしと伝わってきた。まさにプログラマーという職業は、天職といえるだろう。
彼によって生み出されるアイディアによって私達のプロダクトがどのような変化を遂げていくのか、今後も目が離せない。
インタビュー・文責:竹内佑汰