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Digikaで新たなキャリアを歩み始めて【インタビュー企画】教育×IT

株式会社Digikaでは様々な個性やバックグラウンドを持った社員が活躍している。インタビュー企画の第1弾として、2020年の7月に入社された齋藤さんにお話を伺った。学生時代のクリエイティブな経験や前職での体験を今の仕事に存分に生かして働く、彼女の思いに迫る。

プロフィール

齋藤涼子:神奈川県横浜市出身。大学では初等教育国語専攻を修了し、新卒で個別指導塾に入社。室長として中学・高校受験向けの教室運営を行う。2020年7月に株式会社Digikaに入社し、飯田橋ラボ校の教室長に着任。現在はパートナーコミュニケーション部に所属し、そろタッチ導入を行うパートナーのサポート等を通じて活躍。趣味はアニメ・漫画・映画鑑賞(エヴァンゲリオンの大ファン)


なにかを創り出すことに夢中だった学生時代

ーー学生時代について教えて下さい

中高一貫の中学校に入学し、中学校1年生から高校2年生まで、バトン部に所属し部活動に打ち込んでいました。学業面に関しては、高校2年生までは身が入らず、学校の成績はどんどん下がっていく一方でした(笑)
ちょうど私が高校生だった頃、iPhoneが日本でも流行り始めて、TwitterなどのSNSにのめり込むようになりました。当時Twitterはフォロワーが8000人もいました。また、ニコニコ動画のイベントに顔を隠して司会として登壇し、ラジオ配信に似たようなことをするなど、その当時から表に出て発信することが好きでしたね。


ーーなかなか独特の高校生でしたね(笑)そんなちょっと変わったJKだった齋藤さんが、大学入試で初等教育の国語専攻を目指すきっかけとなったのは何だったのでしょうか。

高校2年のときに当時お世話になっていた国語科の先生の勧めで読売新聞主催のビブリオバトル(書評合戦)に出場したことがきっかけで、文学や書物の世界に興味を持つようになりました。残念ながら優勝することはできませんでしたが、審査員特別賞を頂くことができたのはいい思い出です。当時の仲間とは今でも連絡を取り合う仲です。
昔からの小学校の先生になりたいという夢と重なり、その頃から少しずつ初等教育の国語専攻を目指すようになりました。高校3年生からは塾にも真面目に通い、無事に第一志望の大学に入学することができました。

ーー大学時代はどのような活動をされていましたか

主にチアリーディング部の活動、塾のアルバイト、文学系のゼミを中心とした学生生活を送っていました。
私達が入学した頃はチアリーディング部がなかったので、私達の代の5人の初期メンバーで部を立ち上げ、徐々に部員を増やしていきました。卒業した今でも部はしっかりと後輩に受け継がれていて嬉しいです。
また、大学1年生から4年間、個別指導塾の講師として働いていました。大学3年生のときに当時の塾長が突然解雇され、ご自身で新しく塾を開いたことを聞いて、自分も一緒に身移りをしました。新しい塾の立ち上げとあって、1からカリキュラムの作成、英単語テストの作成や教材の棚卸しといった作業を行いました。今でも塾の創設メンバーとは親交が深く、つい先日もお手伝いをしに行きました。
このような踊って教えて学んでといった大学生活を送っていました!


目から鱗だったそろタッチのオンライン授業

ーー前職についてお聞かせください

神奈川県の個別指導塾の副室長、室長として2年ほど働きました。アルバイトの大学生とともに生徒のカリキュラムを組むことや、教室運営の取りまとめを行うことが主な仕事でした。それに加えて、自分自身の中学受験の経験を活かし夏合宿などで国語の集団指導も行っていました。

ーー前職で思い出に残っていることはありますか

最後に自分が勤めていた教室の生徒が、中学受験で無事に第一志望に合格したことが思い出に残っています。模試で偏差値32だったところから、大学生のアルバイトと協力しながらなんとかサポートし、最終的には偏差値45ほどの中学へ送り出すことができました。

ーーセカンドキャリアとしてDigika に入社を決めたきっかけを教えて下さい

前職を退職してから1ヶ月ほど経った頃から転職活動をスタートし、転職サイト等で新しい仕事を探し始めました。前職で新しい教材を導入したときに学習指導が上手くいった経験から、教材開発に関わるような仕事がしたいという思いが漠然とありました。

そんな中で候補としてDigikaが挙がり、ホームページの動画を見たところ、大人でも解くのが難しいような問題を子どもがすらすら解いていて、「これはすごい!」と思いました。その後、創設者の山内さんとの面接の機会を頂いたのですが、そろタッチにかける熱量や学習効果開発に取り組んでいるといった部分に感銘を受けたと同時に、そろタッチの持つ可能性を生き生きと話されている山内さんの姿が印象的でした。

また、面接日にそろタッチ教室のオンライン授業を見学させていただいたのですが、そのときの様子が私にとっては目から鱗でしたね。算数の習い事一つでこんなにも生徒を楽しそうにしてしまう教材があるのだと。私がこれまで指導したような、算数や数学が苦手で悩んでいたような子どもを一人でも救ってあげることができる、と思いました。

その他には、私の母親がそろばん経験者だったにもかかわらず、自分は習わせてもらえずに大人になってしまい、悔しかったというのも決め手の一つになったかもしれません(笑)

”教えない”ことが生徒の成長に繋がる

ーー入社後はどんなことに取り組んできましたか

そろタッチ飯田橋教室の室長に就き、ファシリテーターとして授業運営と生徒の保護者への対応、そろフェスというオンライン暗算大会の企画・運営を主に行ってきました。また、授業やイベントを通して気づいたアプリの新しいアイディアや改善案を開発チームに提出し、子どもの学習効果が少しでも上がるように日々考えています。

ーー齋藤さんが考える、そろタッチの1番の魅力は

「学習効果開発」をモットーにしているように、子どもがやればやるほど伸びていく教材であること、また応援する大人(先生、保護者など)も子どもの成長過程をともに楽しめるコンテンツであることだと考えます。


ーー塾の講師からそろタッチのファシリテーターになり、変わった点などはありますか

塾の講師や室長だった頃は、「この生徒はこの科目・問題ができないからこれを授業でやろう」といったアプローチで生徒の成績を上げられるように働きかけていました。

一方でそろタッチのファシリテーターになり、必要最低限以外のことは教えない、生徒の頑張りを応援し、落ち込んでいるときには励まし、喜んでいるときは一緒になって喜んで褒めることを最優先に心がけるようになりました。そろタッチのコンテンツがしっかりしているからこそ、そこを信頼し、勉強以外の部分で私が手を差し伸べることができていると思っています。

ーーこれまでと違い、幼稚園生・小学校低学年の生徒を相手に授業をされていますが、そのあたりはいかがでしょうか

小さい子どもは、できることは限られているものの、できるようになりたいという意志・意欲が強いです。毎週授業に来るたびに語彙が増えていたり、できなかったことができるようになっていたりと、小さい子どもの持つポテンシャルに驚くことも多いです。
継続が大事になるそろタッチの日々の学習において、私の声がけひとつで生徒の学習量が増え、モチベーションに繋がることがあるので、そこは神経を使っている部分です。

これからの日本やグローバル社会を支える子どもの未来を想像して

ーー齋藤さんが感じる社内の雰囲気やこの会社ならではの特徴などあれば教えて下さい

夢溢れる、様々な空想やアイディアが広がった空間でありつつも、会社やプロダクトのコンセプトとズレていることに対してはしっかりと意見をぶつけてくれる雰囲気があるのが特徴だと思います。そのおかげで些細な気づきやアイディアなどでも躊躇せず、まずは口に出して発信してみる、チャレンジすることができています。
また、大きい会社だとなにをするにしても「とりあえずこの上長に話を通してから」といったルールがあるのが一般的ですが、Digikaでは、皆さんそれぞれ得意分野を持ち、お互いに特徴を理解しているので、年齢や役割の垣根なく、直接自分が質問や相談したい方と意見交換ができ、とても仕事がやりやすいなと感じています。

ーーこういう方はDigikaに合いそう、と思う人物像などはありますか

「今この子どもたちにこれをできるようにさせたい」というような考えを持った人ではなく、今後10年、20年、30年後の日本やグローバル社会で活躍する子どもの未来を想像できるような人が合うのかなと思います。
また、私が前職の頃は今あるものをどううまく使っていくか、を常に考えながら働いていました。一方で私達はモノづくりをする会社なので、この問題を解決するにはどんなことが必要か、なにが新しく必要となるかといった0→1の考え方が常に求められるので、創り出したい・生み出したいという意欲を持った方が求められているのではないかと思います。

ーー入社してからご自身の私生活や考え方に変化はありましたか

前職では、「自分の時間を犠牲にしてでも」という思いで働いていました。退職する前は9時に出社して22時に帰宅というのが当たり前になってしまっていました。今は、私生活のバランスが取れているからこそ、仕事でもアイディアが浮かびやすくなると思っています。最近は退勤したあと、料理をしながらアニメを横目にお酒を飲んで心を無にする時間が楽しみのひとつですね。

また入社して3ヶ月で結婚、来年には出産を予定しており、人生の大きなイベントをDigikaに入社してから経験しました。自分が働いている間は子どもを産むのは無理かと思っていましたが、Digikaには働くママさんがたくさんいてとても心強いです。みなさんとの普段の会話で、円満な夫婦関係の秘訣や家族間のコミュニケーションの仕方などを聞いて、参考になる部分も多いです。これから新米ママになって職場に復帰し、お母さんとして新しい視点をもって働くことができることにワクワクしています。

たくさんの暗算名人を生み出すために

ーー今後Digikaで実現したいことや成し遂げたいことなどあれば教えて下さい

9月からは飯田橋教室の室長を別の方に引き継ぎ、パートナーコミュニケーション部に移る予定です。前職の塾の室長としての経験を活かし、色々なそろタッチを導入する教室のサポートをしていきたいという思いは入社のときからありました。そろタッチを導入する塾や学童の先生方は、やらなければいけないことがたくさんあり、一つ一つの準備になかなか時間を割くことができないという点は私自身も身をもって実感しています。今後、各パートナーさんの先生方に手軽に、効率よくアプリを使っていただけるようなシステムや仕組みをつくり、たくさんの暗算名人を生み出していきたいと考えています。

ーーDigikaに興味を持ってくださった方に向けてメッセージをお願いします

Digikaは今の私達にない、新しい空気感や視点、価値観を喜んで受け入れてくれる会社であり、「じゃあその新しさをそろタッチにどう活かしていく?」というのを常に考えています。若い方もいれば人生経験豊富な方もいて、それぞれが仕事だけでなく人生観などにも「これは私にはない考え方だ」とか、「そんな考え方もあるんだ」と想いを交わしています。そういったお互いに学び合い、高めあっていきたいという思いを持った方にぜひ入社してきていただければなと思っています。

ーー最後に現在転職活動をされている方にもメッセージをいただければと思います

私は転職活動をするうえで、「きちんとした私生活を送れること」、「子どもと関わることができること」を軸にして、この2つは絶対に妥協しない!と決めていました。結果として今、Digikaに出会い、満足できる働き方ができているので、いま転職を考えている方も「これは妥協しない」という軸を2つか3つほど決めて進めていくことでよりよい選択ができるのではないかと思います。

あとがき

これまでの多様な経験を、今の仕事に存分に生かして働く齋藤さんの強い想いがインタビューを通じて存分に伝わったのではないだろうか。彼女の描く理想やアイディアがそろタッチを学ぶ子どもたちを笑顔にし、共に未来を創っていく。一人でも多くの暗算名人を生み出すために、これから益々活躍されていくことを期待せずにはいられない。

インタビュー・文責:竹内佑汰

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