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【社員インタビュー】メンバーの成長に寄り添うエンジニアマネージャーにチームの現状とこれからを聞いてみた

人物紹介

開発部ソリューションユニット マネージャー 家永稔之さん

営業会社のサポートデスクとしてキャリアをスタート。その後、衣食住のどれかを仕事にしてれば将来を心配しなくてもいいだろうと考え料理人に転身。メニューをPCで作った時に「PCって楽しいな!」と感じたことがきっかけとなり、独学でプログラムの勉強を開始。前職のつながりもあり、プログラムができる部分が評価され再雇用された。

その後もっと本格的に開発をしてみたいと考え、2011年よりソニックムーブに入社。現在はエンジニアグループ マネージャーに着任。エンジニアにとって働きやすいチームや環境づくりに注力しながら、プロジェクトマネージャー(以下、PM)としてクライアント案件にも携わっている。


メンバー自身の成長過程を見える化。自分の仕事は誰もが成長しやすい環境を構築すること。

現在の主なお仕事について教えていただけますか。

今はマネージャーとして、クライアント案件を担当するバックエンドエンジニアが所属するソリューションユニットを見ています。自分を含めて8名のチームです。

そのほか会社全体で言えば、社員数の約半数はエンジニアなので、アプリユニット、フロントエンドユニット、プラットフォームユニット、ソリューションユニットにわかれています。

元々30人近くマネジメントをしていたのですが、予てから複数マネージャーを据えて、社員1人1人のケアやフォローを手厚くしたいなと。そして得意な技術領域にチームを分けた方が個々の成長につながると考えていたので、現在の体制にしました!


最近チームで何か取り組んでいることはありますか?

最近は案件のレビュー会を毎朝するようにしています。一般的なコードレビューは、上位レイヤー者が下位レイヤー者のレビューをすることが多いと思います。ですが僕のチームはみんなで一緒に考える場を設け、キャリア関係なくレビューしたり、案件を進めるための疑問の解消に努めたり、1つの事柄をみんなで解消していく動きを取り入れています。特に若いメンバーにはこの場を通して、どんなに小さな疑問でも”人に話す”癖づけをしています。チームでざっくばらんに話し合いながら疑問を投げかける訓練していくことで、案件を進めていくうえでも、他職能への質問のコツがわかったり、システム上での矛盾に気づけるようになったりと、メリットは多くあると思っています。大事なのはため込まず、チームの誰かと助け合うことだと思うんですよね!

チームメンバーと助け合う体制を整えているんですね。現在家永さんはエンジニアリングマネージャーとしてどのような仕事をされてるんですか?

前述のレビュー会以外のことでいえば、基本的には、ピープルマネジメントとして1 on 1という形で個別に仕事の話を聞いたり、気になってることの話を聞いたりしています。各々がスキルアップしていくことに関して苦にならないように、一人ひとりが気持ちよく・安心感を得ながら働けるようなマネジメントを目指しています。

具体的には、メンバー自身の成長過程が見えるように工夫してます。

僕のチームは、知的好奇心旺盛なメンバーがほとんどで、大体「個人で何かをつくりたい!」という相談を受けることが多いのですが、何かやりたいと相談があれば「いいえ」は言わないで、どう実現できるかの話しをするんです。

アドバイスの方法も少し工夫をしていて、相談に対して基本的には疑問形で答えるようにしています。たとえば、「この作りだったら、こういう時ってどうしたらいいと思いますか?」というように、答えは伝えないようにしています。あくまでも自分で考えて実装したという成功体験をしてほしいんですよね。

僕としては、野球部とかサッカー部などの部活動のマネージャーのような立ち位置を目指していて、チームメンバーの1人ひとりが自社で活躍していけるプレイヤーになれるよう、陰ながら自己解決能力を育んでいけるようなサポートをしていきたいと思っています。

縁の下の力持ち的に部活動のマネージャーとして、誰もが働きやすい環境を目指しているんですね、素敵です! ちなみに今、家永さんにとってやりがいを感じるときはどんな時ですか?

案件も育成も徐々に完成していく工程にやりがいを感じます。

チーム全体的にスキルが向上し、成果物の精度が上がったことで、会社の目標売上達成に貢献できたとき、マネージャーとしての介在価値があったなと嬉しく思います。

でも1番はやっぱり、日々メンバーが目標に向かって着実に成長していっている姿を見ていることですよね。

そのほか個人的なやりがいとしては、WebGLが好きなので時間を見つけて、どんな事ができるか調べたり、ゲームを作ったりすることですかね(OSSで「Next2D」というゲームを作ってます https://next2d.app )。根本的にものづくりが好きなので、寝るよりも開発を優先させちゃうこともあります(笑)。

頑張りすぎない・もっと気楽なチームに。会社の課題にアプローチする標準化等の取り組み。

家永さんのチームではどんな人が活躍していますか?

自分のやりたいことがはっきりしていて、自発的にやりたいことを発信できる人だと思います。エンジニアは、自分にとって新しい技術にチャレンジしたい! そしてやり方を覚えて、制作物として形にしたい! 時代の流れに沿って技術と共に進化していきたいと思っている人ほど活躍の場は広がっていると思います。

技術に対して知的好奇心がある人だと、言語は違えど楽しめる環境がソニックムーブにはあるので、やりたいことをできるようになりたいなら、やれる方法を探してほしいなと思います。その方法が失敗しても、諦めないでいろんなやり方を模索してほしいですね。

マネージャー視点から、組織に対して課題に感じることは何でしょうか?

個人に依存しているプロジェクトが多いと感じています。プログラムも料理と一緒で、作る人によって砂糖の量が違う!など差が出てしまうことがあるんですよね。そのため、料理が上手な人にばかりおかわりしちゃうという。1人に依存しないように、レシピをちゃんとつくって誰でも一定の品質を保った成果物を出したいですよね。そのために今、会社としてソースコードの標準化を目指しています。誰が開発担当になっても品質に差が出ないように、ドメイン駆動設計、テスト駆動開発といった手法をメインで使い、ソニックムーブとしての型を作っています。

家永さんが今後目指していきたいことはなんですか?

チームとしては、「頑張りすぎない・もっと気楽なチーム」にしたいです。

属人化によって日々運用業務案件に追われ、チャレンジとスキルアップができない環境になることを避けたいなと思っています。そのため、エンジニアとして気楽に楽しんでいけるチームを目指したいと思いました。

それを叶えるために、前項でもお話しした個人に依存しない開発手法の標準化を進め、今まで開発に充てていた時間を短縮したいと思っています。なぜなら、その分空いた時間を新しい技術の研究・検証に充て、未来に使える情報をインプットしたいからです。

個人としては、OSSの開発をしたいと思っています。

プログラミングを通して小さな子供たちと一緒に学べるようなものができると良いですよね。学んだ知識を勉強会などでアウトプットしていくのも楽しそうなので、実現に向けて頑張ります!


最後に読者へのメッセージをお願いします!

プログラムの世界は昨日まで最新だった技術が今日には古い技術になるという事があります。ソニックムーブでは新しい技術をどんどん取り入れていく文化があり、近い将来に使えそうな技術を先行して研究・検証しています。未来で使えるアイディアの大枠をつくっておくのも、弊社ならではの「エンジニアの務め」だと思っています。

なので、色んな技術に対する興味がある方であれば、ソニックムーブはうってつけの場所かもしれません。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひお話しさせてください。

弊社のエンジニア組織、スキルアップの体制、キャリアの方向性など、カジュアルにお話しができればなと思っています!

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