今回は、プロダクト開発本部 製品開発部 部長の矢田さんへのインタビューをお届けします。
新卒で入社され早くにマネージャーとしてチームを引っ張ってきた矢田さんのお人柄、仕事で大切にしていること、そしてメンバーに期待していることなどをインタビューを通じてお伝えできればと思います。
ぜひご覧いただけますと幸いです。
※2024年9月に実施したインタビューです。
※インタビュアー:小澤(人財開発室)
|自己紹介
名前:矢田 和人 (やた かずひと)
役職:執行役員 兼 プロダクト開発本部 製品開発部 部長
略歴:2007年:ソフトブレーン新卒入社
2009年:「ビジネスプロセスマネージャー」保守チームリーダーを担当
2011年:「eセールスマネージャーRemix Revision4.0.0.0」で初のプロジェクトリーダーを担当
2012年:某金融会社大規模カスタマイズ案件プロジェクトマネージャーを担当
2014年:製品開発部に編入されたコンサルチームでコンサルタントを専任
2018年:製品開発部 部長就任
2022年:執行役員就任
l プロダクト開発本部の矢田さんってどんな人?
ーー矢田さんは、ソフトブレーンに入社て17年たちますが、入社しようと思ったきっかけや理由を教えてください
ソフトブレーンに興味を持ったきっかけは、創業者である宋文洲さんの存在です。
彼のビジョンやリーダーシップに強く惹かれ、何か面白いことができそうだと思いました。
また、「1部上場、でもベンチャー」というフレーズにも共感し、成熟した企業の安定感と、ベンチャー企業ならではの挑戦的な雰囲気が同居しているところに魅力を感じました。
実際に入社を決めた理由の一つは、社風です。
会社説明会での社内見学や社員との会話を通して、非常にオープンで活気のある雰囲気を肌で感じました。若い社員でも自由にチャレンジできる環境が整っており、自分もここで多くのことに挑戦できると確信しました。
ーーこれまでソフトブレーンで働かれる中で、一番大変だった事はなんですか?また、それをどのように乗り越えましたか?
一番大変だったのは、金融系のお客様向けのカスタマイズ開発案件で、プロジェクトマネージャー(PM)を初めて任された時です。(2012年)
このプロジェクトは、私にとって多くの「はじめて」が詰まったものでした。はじめての顧客対応、はじめての上流工程、そしてはじめてのPMとしての役割。それゆえに、不慣れな点も多く、お客様からクレームをいただく場面もあり、リカバリーには非常に苦労しました。
しかし、当時の上司をはじめ、多くの方々に助けていただきました。プロジェクトの計画立案からお客様との調整に至るまで、たくさんのフォローをいただきながら、一つひとつの課題を乗り越えました。最終的には、チームのサポートのおかげでプロジェクトを無事に完了させることができ、これを通じて、チームワークの大切さと、困難に直面した際の柔軟な対応力を学びました。
ーー逆に一番うれしかった事は、どんな事ですか?
開発者として一番うれしかったのは、それまでお客様から多数寄せられていた要望の中で、長らく実現できなかった複数の機能を、プロジェクトリーダーとして開発し、リリースできたことです。この取り組みが成功し、お客様だけでなく、社内の営業部門やコンサルタントからも大変喜んでもらえたのは、とてもうれしかったです。
また、組織マネージャーとしての立場で一番うれしい瞬間は、部下が成長し、出世した時です。彼らの努力が実を結び、自分自身のキャリアを切り拓いていく姿を見ると、自分の仕事が組織に貢献できていると感じ、誇りを持てます。
ーー仕事以外の時間をどのように過ごしていますか?リフレッシュするための趣味や活動はありますか?
仕事以外の時間は、リフレッシュのために飲み会に参加することが多いです。実は、ほぼ週7で飲み会に参加しており、同僚や友人と楽しい時間を過ごすことが、私にとって大きな息抜きになっています。
また、妻と一緒に散歩に出かけるのもリラックスできる時間です。日々の忙しさから離れ、二人でゆっくり話しながら歩くことで、心身ともにリフレッシュすることができています。
※社内イベントでクルーズ船に乗った際のお写真。写真の左から2番目の方が矢田さんです。
l 製品開発部部長という仕事(仕事のやりがい)
ーー現在は製品開発部の部長をされていらっしゃいますが、普段はどのようなお仕事をされていますか?
基本的には何でもやります。もちろん、日々の意思決定や決裁を行うことは重要な役割ですが、製品開発部やプロダクト開発本部全体の組織目標を達成するために必要なことを判断し、実行することが私の主な仕事です。そのため、その時々で取り組む業務は異なります。
現在は、新プロダクト開発プロジェクトのプロジェクトマネージャー(PM)を務めており、これが今の私の主要な役割の一つです。製品のコンセプト設計から開発の進行管理まで、幅広い業務に携わり、プロジェクトを成功へ導くことに全力を注いでいます。
ーー部長として、ソフトブレーンの仕事に対して感じているやりがいや楽しさは何ですか?
組織としても個人としても、常に変化を感じられる点にあります。
現状維持という選択肢はなく、常に変化が求められる環境です。変化はすなわち挑戦であり、挑戦に対しての失敗も寛容に受け止められます。失敗を恐れるのではなく、その経験を糧にして改善し、その度に自分やチームが成長していくことが、この仕事の最大の魅力だと感じています。
ーー製品開発部の今後の展望や目標があれば、教えてください。
製品開発部としての今後の大きな目標は、新プロダクトを成功裏にリリースし、それを足掛かりに海外展開を進めることです。
国内市場での成功を確固たるものにしつつ、グローバル市場での成長を視野に入れた展開を目指しています。これにより、さらなる顧客基盤の拡大と、製品の競争力向上を実現していくことが私たちの目標です。
l 製品開発部部長という仕事(組織のリーダーとして)
ーー矢田さんのリーダーシップスタイルを一言で表すとしたら、どのように表現しますか?その理由も教えてください。
私のリーダーシップスタイルを一言で表すと「コーチ型」です。
理由としては、メンバーそれぞれの志向や強み・弱み、そしてモチベーションを理解し、それを最大限に活かして組織を運営することを重視しているからです。単に指示を出すのではなく、指導や誘導を通じてメンバー自身が自分の力で成長できるようサポートします。また、組織全体の生産性向上と個々人の成長が結びつくことが、長期的な成功につながると信じています。
ーー製品開発部には大勢の社員が所属していますが、チームを率いる上で、特に大切にしていることは何ですか?
チームを率いる上で、特に大切にしているのは「強い目的意識」と「無駄の排除」です。
無価値な作業にリソースを費やすことは、チーム全体を逼迫させる原因になります。無駄な作業をすればするほど、本来取り組むべき重要な仕事に使うべき時間やコストが失われ、結果的に品質や生産性が低下し、さらにチームが追い込まれるという悪循環が生まれます。
そのため、無駄を徹底的に排除し、チームが成長や組織の発展に貢献できるような「プラスの仕事」に集中できる環境を作ることが重要です。
メンバーには、常に「何のための仕事なのか」「目的や目標達成に寄与しているか」を意識しながら働いてもらうようにしています。目的意識を持ち、無駄のない効率的な仕事ができるチームを目指しています。
ーー製品開発部に所属する社員とのコミュニケーションで心掛けていることがあれば教えてください。
「まず相手の話を最後まで聞くこと」です。
私自身の役職や経験から、先に意見を言い出してしまうと、相手が本当に伝えたいことや重要な情報を聞き逃してしまう可能性があります。
そのため、まずは相手の意見をしっかりと聞くことで、彼らの考えを尊重し、的確なサポートやアドバイスができるようにしています。コミュニケーションの基本は信頼関係であり、そのためには傾聴が最も重要だと考えています。
l ソフトブレーンの文化について
ーーソフトブレーンのミッション【顧客の生産性の最大化】について、部長としてどのように考えていますか?
【顧客の生産性の最大化】というミッションは、顧客が抱える課題を解決し、業績向上に繋がる重要な要素です。
具体的には、生産性を左右する分母(コスト)と分子(売上)を改善することが、業種や業界を問わず、全ての企業にとって共通する業績向上の鍵となります。
ソフトブレーンは、このミッションを掲げ、あらゆる企業の生産性を高めるためのサービスとツールを提供し続けています。その結果、私たちは社会に貢献し、顧客の成功を支える誇れる企業であると自信を持っています。
私たちの取り組みが顧客の業績向上に直結し、より良い未来を築く手助けをしていることを大変誇りに思っています。
ーー弊社が掲げる7つの行動指針で一番大事にしていることと、その理由を教えてもらえますか?
「向き合う姿勢・やり抜く力」です。
特に、組織マネージャーやリーダーとして最も向き合うべきは「人(部下)」です。対人リスクを恐れたり、部下に良い顔をするだけの上司では、組織目標を達成することはできませんし、部下の成長も促すことができません。
部下一人一人が成長し、その能力を発揮して目標を達成し、評価を得るためには、組織マネージャーがしっかりと向き合うことが必要だと考えています。このため、私は常に「人に向き合い、目標を達成すること」を意識しています。
また、個人的には「人に向き合う」ことが苦手なので、意識的にこの行動指針を重視し、改善に努めています。これにより、より良い組織運営ができると信じています。
ーーそのような文化を持つソフトブレーンですが、社員がどのように成長できるかを教えてください。
ソフトブレーンでは、「できることだけをする(=現状維持)」ではなく、「常に挑戦する姿勢」が求められます。
挑戦し、そこで得た経験や失敗を糧にして改善を重ねることで、社員は大きく成長することができます。新しい課題に挑むことでスキルや知識が広がり、その結果として個人の能力が高まります。
このプロセスを繰り返すことで、自信を深め、より高い成果を上げることができるようになります。
l 求職者へのメッセージ
ーーソフトブレーンで働く上で、またプロダクト開発本部で働く上で、どのようなマインドセット、スキルを持った人材を求めていますか?
ソフトブレーンで働く上では、「目標に向けた行動変化を愚直に行い、習慣化できる人」を求めています。目標達成のために継続的に努力し、変化を受け入れながら行動を習慣化する姿勢が重要です。このマインドセットがあれば、どんな挑戦にも前向きに取り組み、成果を上げることができるでしょう。
また 製品開発部では、特に「IT技術が好きな人」を求めています。具体的なスキルや経験よりも、IT技術への情熱や興味が重要です。新しい技術に対して好奇心を持ち、積極的に学び続ける姿勢があれば、どんな技術的な課題にも対応できると考えています。
ーーこれからソフトブレーンに入社する方々に、どのような期待をされていますか?
これからソフトブレーンに入社する方々には、固定概念を壊し、チームの「常識(基準)」を底上げすることを期待しています。
長く決められたルールやプロセスの中で働いていると、成功体験に基づく固定概念や基準ができ、それにとらわれて新たな挑戦が難しくなることがあります。
ソフトブレーンにおいては、その「常識」にとらわれず、積極的に挑戦し、ガムシャラに働いていただきたいと思います。そして、その挑戦が新しい常識や基準を生み出す成果につながることを期待しています。
ーー求職者へ一言お願いします!
変化を受け入れ、挑戦をしたい方は、ぜひソフトブレーンにご応募ください!
私たちは常に新しい挑戦を歓迎し、成長の機会を提供しています。一緒に未来を切り拓いていきましょう!