漫画家 × AI × 地域社会。クリエイターの想いを映像に変え、作品と観客が出会う新しい仕組みをつくる。
プロジェクト公式サイトhttps://www.viivii.co.jp/movie/
作品公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@mahotsuka_movie
800人を超える観客。その拍手から、次の挑戦が始まった。
2026年10月17日、東京都三鷹市の新川あおやぎ公園。
秋の夜空の下、一本のオリジナルアニメーション作品が上映されました。
作品のタイトルは『魔法使いちゃんは素直になれやしない』。
漫画家の創作とAI映像技術を組み合わせ、約4か月という短期間で完成させた作品です。
当日は、子どもから大人まで推定800人以上の方々が来場。約60分間の上映中、小さな子どもたちもスクリーンに見入り、物語を最後まで楽しんでくれました。
そして上映終了後、会場から自然と大きな拍手が沸き起こりました。
知名度のある既存作品でもなく、大手アニメーションスタジオが制作した映画でもありません。
新しい技術と、小さなチームの挑戦から生まれた作品が、多くの観客に届いた瞬間でした。
私たちにとって、忘れられない夜となりました。
日本には、まだ映像になっていない素晴らしい物語がある。
日本には、数多くの漫画家、イラストレーター、物語の作り手がいます。
しかし、優れたアイデアや魅力的なキャラクターがあっても、それをアニメーションとして世の中に届けることは、決して簡単ではありません。
従来のアニメーション制作には、多くの専門スタッフ、長い制作期間、そして大きな資金が必要です。
そのため、映像化の機会を得られる作品は限られています。
もし、制作のハードルを下げることができたら。
もし、もっと多くの漫画家が、自分のキャラクターを動かし、声を与え、物語を観客に届けられるとしたら。
そんな可能性を広げるために、私たちはViiviiの取り組みを進めています。
AIは、クリエイターの創造性を置き換えるものではありません。
クリエイターが持つ世界観や想いを、これまでとは異なる方法で実現するための、新しい選択肢だと考えています。
漫画家 × AI × 地域社会。映画を「観る」だけではない体験へ。
今回のプロジェクトでは、映像制作だけでなく、作品の世界を観客が実際に体験できる場所づくりにも挑戦しました。
会場には、物語にちなんだ占いブースや、キャラクターと対話できる体験コーナー、キャラクターをイメージしたフードなどを用意。
スクリーンの中だけではなく、公園全体で作品の世界観を楽しんでいただけるよう工夫しました。
また、地域で映画上映活動を行うNPO法人しゃべくりシネマの皆さまにも、多大なご協力をいただきました。
2回の試写会を通じて、日本語の表現、セリフ、イントネーションなどについて貴重な意見をいただき、作品の完成度を高めることができました。
AIを活用すれば、映像を生成することはできます。
しかし、観客の心に届く作品をつくるためには、技術だけでなく、人の感性や経験、そして協力が必要です。
今回の制作と上映会を通じて、その大切さを改めて実感しました。
成功の裏側で見えてきた、次の課題。
今回の上映会は、私たちにとって大きな成果となりました。
一方で、新しい制作手法と短期間でのイベント運営には、多くの課題もありました。
作品の修正に伴うコミュニケーション、関係者間の役割分担、追加企画の調整、制作スケジュールの管理などです。
上映に協力いただいたしゃべくりシネマの皆さまからも、今後の改善につながる率直で具体的なフィードバックをいただきました。
私たちは、この経験を次の制作に生かしていきます。
特に重要なのは、制作工程の効率化と、より円滑なチーム間の連携です。
AIを使うこと自体が目的なのではありません。
クリエイターが創作に集中でき、少人数のチームでも継続的に作品を生み出せる仕組みをつくること。
それが、Viiviiの目指す方向です。
一度きりの上映から、継続的に成長するIPへ。
今回の上映会はゴールではありません。
むしろ、私たちの新しいスタートです。
『魔法使いちゃんは素直になれやしない』は、YouTubeでの毎週のエピソード公開を通じて、これからも物語を届けていく予定です。
さらに、すでに2作目となる新しいIPプロジェクトの始動も予定しています。
今後は、YouTubeやX、TikTokなどのSNSを中心に、作品とファンが継続的につながる仕組みを育てていきたいと考えています。
大規模な上映イベントを繰り返すのではなく、まずはオンラインで作品を届け、観客の反応を学びながら、一つひとつのIPを成長させていく。
その一方で、今回の経験を生かし、映像業界の関係者を招いた劇場上映や、将来的な映画館での公開についても可能性を探っていきます。
私たちが目指しているのは、単にAIでアニメーションを制作することではありません。
漫画家の創作から映像制作、SNSでの発信、ファンとの交流、そしてIPの成長までを、一つの継続的な活動としてつなげていくことです。
もっと多くの物語が、世界と出会えるように。
800人を超える観客の前で作品を上映できたことは、私たちにとって大きな自信となりました。
同時に、一つの作品を世の中に届けるためには、多くの人の協力が必要であることも学びました。
今回の企画・制作に携わったチームの皆さま、上映を支えてくださったNPO法人しゃべくりシネマの皆さま、そして会場に足を運んでくださった地域の皆さまに、心から感謝申し上げます。
Viiviiの挑戦は、まだ始まったばかりです。
私たちはこれからも、漫画家やクリエイターとともに、AIという新しい技術を活用しながら、これまで世に出る機会が限られていた物語に、新しい可能性を届けていきます。
才能あるクリエイターの物語が、もっと自由に、もっと多くの人へ届く未来を。
その未来を、私たちは一つひとつの作品からつくっていきます。
作品: 『魔法使いちゃんは素直になれやしない』
上映日: 2026年10月17日
会場: 東京都三鷹市・新川あおやぎ公園
企画・制作: 株式会社創翔モア
上映協力: NPO法人しゃべくりシネマ
来場者数: 推定800人以上