第13回 新宿ケアフロンティア | 有限会社スクラムライス
新宿デイサービスで月に一度行われているだれでも参加できる勉強会「新宿ケアフロンティア」8月19日(月)に第13回目が開催されました!👆勉強会の様子✨健康長寿を目指せ!~栄養士・歯科衛生士から見...
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月に一度誰でも参加できる勉強会「新宿ケアフロンティア」
10月29日は「運動だけでフレイルは防げない?!~若々しさのカギは社会参加!~」
として、講師に社会福祉法人新宿区社会福祉協議会のお三方にお越しいただきました。
・社会福祉法に基づき都道府県及び各市町村に設置される民間の非利益団体
・目 的:地域福祉の推進
・事業内容:地域特有の課題や、一人ひとりの暮らしの課題について改善・解決に向けた活動に住民の皆さんをはじめ、市民活動団体、事業所・企業、行政などと協力し様々な事業に取り組んでいます。
フレイルとは
加齢によって心身の活力が低下した状態を表す言葉で、フレイルを放置すると要介護になってしまう可能性があります。
しかしフレイルは予防、改善することが可能です💪
予防改善に必要なのが「フレイルの三本柱」と呼ばれる
① 運動 🏃🏃🏃💨
② 口腔機能(バランスの良い食事、栄養)👄🥗🍜
③ 社会参加 🎤🀄🎳
の三つを行うことで予防することができ、健康寿命を延ばすことができます!
運動、口腔機能、社会参加のどれかひとつだけを行えばいいのではなく、三つがお互いに影響しあっているため、この三つを生活にすべて組み入れることが大事です!
その中でも今回は「社会参加」に着目して勉強会を進めました🖊
口腔機能について詳しくはこちらの記事をご覧ください!🦷
こちらは千葉県柏市において自立高齢者5万人に対する悉皆調査の表です。
一番左の身体活動、文化活動、ボランティア・地域活動すべてを満たしているとフレイルに対するリスクは低くなります☺️
一方、赤い点線で囲っている二つのうち右側は「運動習慣はあるが他の活動をしていない」左側は「運動習慣はないが他の活動をしている」と回答した人のグラフになっています。
「運動をしている」と聞くと心身ともに健康的でいられると思いがちですが、実は運動だけではフレイルの予防はできず、フレイルに対するリスクが高くなります🤔
逆に運動をしていなくても文化活動やボランティアなど「人とのつながり」を積極的に行っている人の方がフレイルになりにくいという結果が出ているのです🤝
また、こちらの「最も死亡リスクが高いライフスタイルは?」というグラフでは
下から肥満や運動不足、飲みすぎ、喫煙…と続き一番上の、死亡リスクが高いとされるのが「社会とのつながりがない」ことなんです😲‼️
👇社会参加をして、つながりを持つとどんな健康にいいことがあるのか👇
つながりがある方が、人から助けてもらいやすい
他者のことを助けてあげている人の方が、健康な人が多い
人は、他者の態度や行動を見ることで、知らず知らずのうちにそこから影響を受けている
つながりをきっかけに、社会参加したり、社会的役割を得やすい
つながりをきっかけに、様々な機会や資源にアクセスしやすくなる
つまり、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
❌:つながれば、健康になれる
というわけではなく
⭕:つながって人を介して情報などの巡り合いで健康になれる
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人とつながっていれば健康になれるというわけではなく、つながって人を介して情報などが巡り合って結果として健康にとつながるのです💪
フレイルは一気に進行が進むのではなく、だんだんと悪くなっていく順番があります。
社会とのつながりがなくなることがフレイルの入り口となりドミノ倒しで進行してしまいます😥
そのため、社会とつながることでフレイルを予防できるのです🤝
また、フレイルに気づいて早めに対策することで健康に戻ることができるため、対策に取り組むことが大事です!
・家族、友人との関係👨👩👧👦
・社会参加活動 🗣️🤝
・近所との付き合い🧑🤝🧑
などのことを指します☝️
社会とつながることって具体的にどんな事かというと…
・小学校前の挨拶運動👧👦
・ゴミ拾い活動 🚮
・施設のボランティア、話し相手や麻雀相手のボランティア 🀄🗣️
・社共を通して個人をお手伝い 🤝
など何か活動を通して誰かと一緒になることによって、おしゃべりをする時間が生まれ、それが結果としてフレイル予防になり健康につながるのです✨
さがせーる新宿という新宿区の在宅医療、介護、障碍者施設、通いの場などの情報が載っているサイトで、地区や住所から探したり、自分のやりたいボランティアがあればキーワードから探すこともできます!(弊社のカラオケ喫茶BOND🎤✨も掲載してもらっています!)
新宿周辺にお住まいの方でボランティアに興味のある人はぜひ使ってみてください!
新宿区社会福祉協議会や各地区のボランティアコーナー(大久保ボランティアコーナー、落合第一ボランティアコーナー、若松町ボランティアコーナー)などに「ボランティアをしたいけど何ができますか?」と相談しに行くと様々なボランティアの内容を提案してくれるので、「面白そうだな」と興味を惹かれたり「やってみたいな」と思ったボランティアに申し込むことができます!
社会参加は、「フレイル予防に良い」と言われたからといって、なんでもやればいいというわけではなく、自分が「やりたい!」と思うことをやることが大事です✨
いやいや参加してもあまりフレイル予防の効果はないのですが、自分の意志で進んで参加することでフレイル予防になり、自立につながります🤝✨
Q. 町会や商店が組合同士での横のつながりはありますか?
A. 場所によりますが、小さい地区だと夏祭りをはしごできるように日程を合わせて開催しているところもあります。
Q. さがせーる新宿は社共に連絡したら登録できますか?
A. 市役所に連絡しても、社共に連絡してもらっても大丈夫です
Q. 集いの場などは無料での参加や100円での参加募集が多いのですか?
A. 無料でおこなっているところが多いのですが、お菓子や飲み物を提供するところでは100-300円で募集しているところが多いです。
Q. 自治会の集まりで、「そういった集まる場所が欲しいけど場所がないから貸してくれるところ、どこかないかな?」と話題になったのですが、例えば飲食店を場所として貸し出すとなるとお金を払わなきゃいけないのでしょうか?
A. 人とのつながりが重要だと思います。空いている場所はあるけれど、貸し出している時間に見ている人が必要になるので、そこの問題を解決できれば貸してくれるのではないのでしょうか?
あとは、場所を貸し出すメリットがあればやると思います。例えば認定のシールをあげることでイメージアップを図れる…などの仕組みがあれば貸し出す店舗が出てくるのではないのでしょうか?
Q. 若者と高齢者のつながりが薄いと感じているので、そこのつながりを増やしたほうがいいのではないかと思っているのですが、やはり年代ごとに分かれてしまうものなのでしょうか?
A. 高齢者の集いと子ども(若者)の集いで分かれていることが多いのは事実です。
世代を越えて見守ることは重要ですが、意識しないと自然に世代を越えて交流する場が生まれることは少ないので、子供を見守るコミュニティを作って交流を促しています。
例)子育てサロン
Q. ボランティア紹介にはどういうルートで来ることが多いですか?
A. 思い付きで検索してヒットして、来る方が多いです。「ボランティアしたい」と思ってくる人は多いのですが具体的な内容はなくて「ボランティア活動できれば内容はなんでもいい」という方が多いです。
例えば「子供が幼稚園に行っている間に何かやりたいです」と言ってフラッと来られる方もいます。
「なにか新しいことしてみたいなー」の候補の中にボランティアがあって、窓口に聞きに来てくれて、ボランティアとして傾聴をやってみたら楽しくて続けてたり、ボランティアの幅が広がっていく人もいます。
Q. 紹介したボランティアは続ける人が多いですか?
A. 続けてくれる人は一握りで、学校の課題や社内CSRで「ボランティアをする」という課題があるので、その課題をクリアするために一回限りの人が多いです。
Q. ボランティアの受け入れ先として飲食店はありますか?
A. 営利活動のお手伝いはできないのですが、非営利でお店が子ども食堂をやっていて子ども食堂を手伝うボランティアはあります。営利団体の仕事にボランティアの方を入れることはできないので、職員が行っている仕事をやってほしいというお願いはできません。
社会参加がフレイル予防に良いという情報は知っていましたが、「自分がやりたいと思っているかどうか」が重要だということは今回の勉強会で知りました。
これからも新宿デイサービスではご利用者様の「やりたい」に寄り添っていきたいです☺️✨
社会福祉法人新宿区社会福祉協議会の皆様、講演をしてくださりありがとうございました!