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こんにちは。Smappa!Groupにインターンに来ているSです。
本日もアートに関する情報を発信していきます。
「オカルティック・ヨ・ソイ」オル太・原田裕規
会期:2021年10月29日(金)~12月12日(日)
会場:デカメロン
開廊時間:16:00-02:00(土 13:00-02:00、日 13:00-20:00)
休館日:月
※臨時閉廊の可能性あり。最新情報は公式ウェブサイトにて要確認。
観覧料:500円
私たちはいつ仮面をつけて演じ、いつ仮面を外しているのだろう。
この世界は一つの大きな舞台で私たちは与えられた役を誰もがその場にふさわしい自分になりきり演じている。
「Take Don Quijote’s cue from a…」では様々な「演じている」人たちが映っている。その「演じる」行為は映像に映る新宿だけでなく同時多発的に様々な地域で行われており私たちは無意識的にその場にふさわしい自分になりきって「何か」を演じている。
その都度目の前にいる人々に合わせ演じている自分を客観視した時に「果たしてこれは私なのか」と感じる瞬間が少なくない。
私はコンビニでアルバイトをしているのだが来店する客に合わせてころころと目まぐるしく仮面を付け替え目の前にいる人に合わせて演じ分けているように思う。
土木作業員や若者がタバコや飲み物だけを買うときはもちろん丁寧に接客するが素早くレジ対応をする人を演じるし子供やお年寄りであればゆっくり丁寧に接客する人を演じている。
シフトに一緒に入る人によっても演じ分けている。
友人であればほぼ素のまんまの状態でいることが多いが副店長であったり目上の人とシフトに入るときは「後輩の」自分を演じている。
友人と話すときは思考を直接口から出すことも許されるがそうではない人と話すときはまるで寸劇のように試行しながらどの言葉が相応しいか選びながら言葉を発する。
私にとってお店のバックヤードは舞台裏だしたちまちバックヤードから飛び出せばそこは私にとって「演じる」ためのステージだ。
その「演じる」行為が繰り返されるからこそ私はその「演じている」自分自身をある意味騙しレジの向こう側を都合よく解釈し楽しむ事で世界を楽しむことができる。
自身から切り離されたように思う「演じている自分」も結局は「私」から滲み出た一部でしかない
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