こんにちは、サイトエンジン株式会社の梅澤です。
突然ですが、仕事でミスしたことありますか?きっとない人の方が少ないでしょう。私も数え切れないほどあります。
人間はミスをする生き物。つまりミスをゼロにはできないけれど、仕事においてミスは許されない…そんな二律背反を抱える人間社会…!
ということで、今回はサイトエンジンのミスに対する考え方や仕組みを語りたいと思います。
ミスをしても怒らない会社
まず、サイトエンジンのいいところだなと思うのは、ミスをしても頭ごなしに怒らないことです。
「何でそんなことしたの!?」
「なんてミスをしてくれたんだ!」
みたいな、怒りは受けたことがありません。
当然ミスをすれば叱られるし、注意もされる
とはいえ、当然ミスをすれば、叱られるし、注意もされます。
私もミスをしたことは恥ずかしながら多々ありますが、普通に注意されますし普通によく落ち込んでいます。
何なら、サイトエンジンは人の良いところはもちろん、悪いところ直してほしいところがあれば指摘をちゃんとしよう、という会社なので、他の会社より注意される率は高いかもしれません。
ミスが起きたときの対応
サイトエンジンではミスが起きたとき、概ね下記のようなフローで対処をします。サイトエンジンに入りたい!という方にはもちろん、そうでない方にも参考になると思うので、ぜひ読んでいってください。
なぜそのミスが起きるのか?の検討
誰かがミスをしたときに、サイトエンジンでとる対応は、「どうしてそれが起きてしまうのか?」という原因の究明です。
ただ責めるのではなく、どうして?なぜ?を深掘りします。
例えば、誰かがAという仕事を忘れたとします。まずは、なぜそれが起きたのか?を確認します。
ミスの原因の深掘り
・どうしてAを忘れてしまうのか?
→より優先度の高いBという仕事があり、Bに集中していると忘れてしまう。
→Aの仕事を予定に組み込んでおらず、記憶から抜けてしまう。
→Aという仕事の重要度を理解しておらず、後回しにしているうちに忘れてしまう。
など、適当に書きましたが、色々と原因は考えられます。
ここで、私たちが思わずやってしまいがちなのが、こういう理由付けなのでは?と思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?
「自分の気が緩んでいたから、ミスをしてしまった」
「自分がちゃんとしていれば、忘れなかった」
これ、確かに気が緩んでいてミスをしてしまうというのは確かだと思うのですが、何も解決にならないんですよね。
なぜなら、
・気を引き締める → 具体的にどうしたらいいのか、どうなったら「気が引き締まっている」のか客観的に判断できない
・ちゃんとする → 何がちゃんとしているのか不明すぎ
だからです。ここで大事なのは、ミスの原因が具体的に何で、どう対策したらいいのかを誰にでもわかる状態にすることです。
ミスと対策の共有
ミスの原因がわかったら、次は具体的な対策を考えます。ここで、ミスの原因を感情任せにするのではなく、具体的に考えておいたことが生きます。先程のAという仕事忘れちゃったよ!という例を引き継いで話します。
1.より優先度の高いBという仕事があり、Bに集中していると忘れてしまう。
対策:
・自分はBの仕事に集中するために、Aの仕事を外注する
・Bの仕事の進捗に関わらずAの仕事について確認する時間を毎日5分設定する
・Googleカレンダーの通知設定を利用してAの仕事をやるように予定を入れておく
2.Aの仕事を予定に組み込んでおらず、記憶から抜けてしまう。
対策:
・予定表があるなら必ずAという仕事を予定に入れる
・メモを書いてふせんをデスクに貼っておく
3.Aという仕事の重要度を理解しておらず、後回しにしているうちに忘れてしまう。
対策:
・なぜAという仕事があるのかを自分で考える、わからなければ上長に質問する
・Aという仕事がそもそもやる必要があるものなのか考える
・必要がないならやめるなり、他の仕事にまとめるなど何か考える
・Aという仕事が超重要なら、優先度をあげて朝必ず対応するようにする
など、Aという仕事がどのくらい時間がかかるのか、どのくらい重要な仕事かにもよるので、例だけで掘り下げていくのは限界がありますが、これだけの対策が考えられます。
そして、実際にどのような対応をしてミスを防ぐのか、チームや社内のメンバーに共有をします。
これはサイトエンジンのというより私の持論ですが、誰かがするミスは他の人もするのです。だから共有をして、会社全体で同じミスは防ぐべきです。
逆に、その人しかしないミスなのであれば、なぜその人だけなのか、他の人がその人と同じ状況に陥る可能性はないのかを深掘りすべきですし、やっぱり共有はすべきです。
サイトエンジンはミスを責める風潮がないので、私もミスをしたらめちゃくちゃ落ち込みつつ、そんなことより次に繋げよう…!とミスを共有、次起こさないための対策を社内で共有するようにしています。
ミスをしても感情で解決しないこと
案外、色々な会社でありがちだと思うのが、ミスをしたときの「反省の態度を評価する風潮」だと感じています。個人的な所感ですので異論は認めます。
そして、その反省の態度というのは、落ち込んでいる様子を見せるとか、その日一日は(建設的な内容であっても)同僚と楽しそうに話さないとか、そういうところを見られているように感じます。
もしかしたら、各会社の上長に当たる人たちは全くそんなことはなかったのかもしれませんが、少なくとも近しい先輩後輩や同僚同士では、そんな雰囲気を感じ取った人もいるのではないでしょうか。
でも、あれって本当に意味のないことだと思うのです。ミスを感情で解決しても意味がありません。結局同じミスが繰り返されるリスクが残ったままになっているからです。
その点、サイトエンジンのいいところは、社内全体で感情でミスを処理しない風潮があるところなのだと思います。
だからこそ、ミスを頭ごなしに責めたりしない、けれど原因究明や対策は必ずやらなくてはいけない。優しい故に厳しい環境なので、ミスをしても自分の成長に繋げられますし、ミスもどんどん減っていきます。
もちろん、サイトエンジンはミスしても大丈夫な会社だよ!なんて言いません。
むしろミスをすると、ミスから逃げることは許されず、原因究明に向き合わないといけないので結構しんどいです。でも、そのしんどさはミスから逃げて、怒られるのをびくびくしながら待っているときのものよりは、全然ましです。少なくとも一過性のしんどさです。
そこを超えたら、待っているのは成長です。ミスから目をそらさず、しんどさの先にある楽を選んでいきましょう!