首都圏物流グループには、社訓と呼ばれる最も大事にしている経営理念があります。
安全が第一 ~物流会社の社会的責任を果たしたい~
私たち首都圏物流グループは、経営理念でもある社訓の第一項目として安全を掲げています。売上でも利益でもなく、尊い人命を守ることが最優先であることを意味し、同時に安全こそがお客様の信頼を継続的に守るということを意味しています。私達が第一に掲げている安全は、身体的安全のみならず、社員・家族、顧客、取引先、地域社会を含めた関わる方々の生活や家庭も含めた心理的安全すなわち安心も含まれています。関わる方々の安全と安心によって企業は事業を存続させることができると考えております。
育てる心と育つ心 ~私たちに関わる全ての方々の成長を促し合いたい~
会社が2番目に大事にしていることが育成です。会社は社員の可能性を信じ、社員を育てる心を決して忘れてはならない、そして社員も自ら育つ心を持って成長することを忘れてはならないということを意味しています。会社は人がすべてといっても過言ではありません。人以外のモノ、カネ、情報といった経営資源の価値はそれを使う人によって大きくその価値が変わります。だからこそ会社は社員の可能性を信じて社員の能力を育む必要があります。社員の成長があって初めて会社は成長します。一方で会社の成長なくして社員の成長も実現できません。私たちは、昨日よりも今日どれだけ成長しているかを常に問い続け、高い目標に挑戦し続け、社員とともに成長していきます。
物流は商流に通ず ~物流から商流を変革そして創造して社会の発展を実現したい~
育てる心という言葉には、社員にもお客様を成長させるという気持ちを持って欲しいという想いも込められています。お客様のご商売が発展して初めて私たちが出荷し運ぶ貨物も増えて、自分達の成長に繋がります。お客様の成長なくして我々の成長はありません。商売は自分達だけが良ければという良いという考え方では決して長続きしません。さらに言えばお客様だけでなく、私達が事業を営む地域、もっといえば社会全体が発展してこそ、私達も発展することができるのです。私たち首都圏物流グループには、物流から商流を変革し、そして新たな事業を創造し続け、お客様と地域そして社会の発展に貢献していきたいと考えています。
この新規事業をやるべきか、やらない方がいいのか。いま新たに海外に進出をすべきか否か。このタイミングで新たに設備投資すべきか否か。論理的に考えることで大抵のことは迷わず判断できますが、経営者も人間です。論理と情理の狭間で判断に迷う場面があります。それでも結論を先送りせずに、判断していかなくてはいけません。どうしても判断に迷ったとき。そのときは会社の理念に立ち戻って、判断するようにしています。
皆さんには迷ったときに戻る場所はありますか?
皆さんの会社には迷ったときに戻る理念はありますか?
経営者は、社員が迷うことがないように、会社が大切にしている理念を丁寧に、そして忘れることがないように何度も何度も発信していくことが大切だと思います。そして経営トップが自らの言葉で理念を語ることによって、自身の経営判断が理念と一致してくるのだと思います。