留学先での中退・起業から、保育事業、クロスボーダーM&Aまで、振れ幅の大きいキャリアを歩んできた黒須さんが、なぜ今シェアダインで「食」に向き合うのか。その理由には、はっきりとした原点があった。
仕送りを止められて飛び込んだ、レストランの世界
黒須さんのキャリアの出発点は、意外な場所にあった。2005年にニューヨークへ留学するも、2007年にコミュニティ・カレッジを中退。仕送りを止められ、現地で生きるためにレストランで働き始めたのが、すべての始まりだった。
そこから先は、自らの手で道を切り拓いていく。2009年に現地型留学斡旋事業のILIS INC.を設立。2011年には日本酒の販路確保・販売支援など「食のアメリカ進出コンサル」を開始し、日・米・カナダにまたがって事業を展開した。
その後は学校法人で認可保育園・認定こども園の立ち上げやM&A、さらにPR TIMESの米国担当責任者兼子会社代表としてクロスボーダーM&Aまで——職種も領域も国境も越えて、経験を積み重ねてきた。
「原点である食が、いちばんやりがいを感じる」
幅広いキャリアを経た黒須さんが、なぜシェアダインへ。理由は明快だった。
「30代の終わりまでいろんな職種・領域を経験してきたけど、結局、原点である食の領域がいちばんやりがいを感じるんです。」
そしてそこには、強い問題意識がある。
「食は日本が世界に誇る文化で、大きな広がりを見せている。でも、それを支える調理人は正当に評価されず、労働環境も対価も低いまま。海外のように、技術や能力のある人がきちんと評価される社会を作りたいんです。」
入社の決め手には、忘れられないエピソードもある。面接で「どんな方を探しているんですか?」と人物像を尋ねたところ——
「CEOの飯田さんに『黒須さんです』と、ドストレートに投げ返されたんですよ。」
All for Done——「事業の成功は、人の乗数で決まる」
黒須さんが最も大切にするバリューは「All for Done」。事業で何より重視するのは「人」だと語る。
「事業の成功は、人の乗数で決まると思っています。背中を預けられる仲間が何人いるか。チームや組織が一丸となって目標達成に取り組めているか。それが揃っている状態こそが All for Done なんです。」
その価値観の根っこには、かつて恩師から教わった「先義後利」という言葉がある。利益よりも、まず義(人として正しいこと)を優先する——食の担い手を正当に評価される社会へ、という黒須さんの想いと、まっすぐに重なる。
休日は子どもと昆虫採集をしたり、料理や趣味のポーカーを楽しんだり。空手をやっていた影響で格闘技観戦も好きだという黒須さんが今、世界に誇る日本の「食」を、その担い手ごと前へ進めようとしている。
シェアダインでは、黒須さんと一緒に食の未来をつくる仲間を募集しています。少しでも興味を持たれた方は、ぜひWantedlyから話を聞きに来てください。