求人サイトで仕事を探すとき、最初に目に入るのは求人のタイトル、つまり職種名の1行です。多くの人は、その1行を見てクリックするかどうかを決めています。
Shakeは、HRShakerという求人媒体の運用代行サービスで、たくさんの企業の求人を運用しています。その中でわかったのは、会社も条件も同じ求人が、タイトルの違いだけで応募数が4.5倍も変わるということでした。この記事では、その実例と、Shakeが求人タイトルにこだわる理由を紹介します。
同じ会社、同じ条件。違ったのはタイトルだけ
ある支援先の会社が、同じ時期に2本の求人を出していました。
ルート営業:応募9件
クリック率は10.7%で、全体平均の6.06%の約1.8倍でした。既存のお客様を定期的に訪問する仕事だということが職種名から伝わり、「飛び込み営業ではない」ことが検索結果の時点でわかります。
アフターメンテナンス:応募2件
クリック率は4.4%で、平均を下回りました。実際は堅実なお客様対応の仕事ですが、職種名からは仕事の様子も、自分に合うかどうかも想像しにくい状態でした。
9件と2件で、差は4.5倍です。大事なのは、アフターメンテナンスが「悪い仕事」だったわけではないということです。仕事の良さが、伝わる形になっていなかっただけでした。たとえば「既存のお客様担当|訪問スケジュールは自分で組める」という切り口に変えれば、仕事の中身は同じまま、応募が増える余地があります。
書き方によって変わる1,066件、127件、71件の結果
同じことは、応募数がトップだった飲食チェーンの求人でも起きていました。同じ会社が出した求人なのに、書き方によって応募数が1,066件、127件、71件と大きく分かれたのです。
会社は同じで、業態も近い。差をつくったのは、タイトルの切り口でした。
Shakeは1つの募集を、平均52本の求人に展開する
Indeed・Airワーク採用管理では、同じ募集を、切り口を変えた複数の原稿で掲載できます。HRShakerでは、1社あたり平均52本の求人に展開して運用しています。
これは露出を増やすためだけではありません。どの切り口がその会社の求める人に届くのかを、実際の数字で確かめる実験でもあります。たとえば、仕事の魅力を前面に出したタイトルと、シンプルな職種名のタイトルを同時に出し、反応が良かったほうに広告費を寄せていきます。
広告の世界では当たり前の「ABテスト」を、求人でも行っているということです。
タイトル1行を決めるまでにやっていること
- 職種名、ターゲット、伝えたい魅力を変えて、1つの募集を複数の求人に展開する
- Indeed・Airワーク上で、求人ごとのクリック率と応募数を比べる
- 成果が出た切り口に広告費を寄せ、成果が出ない求人は書き直す
- 月1〜2回の定例ミーティングで、検証結果をクライアントと共有する
感覚ではなく、データで原稿を磨き込んでいきます。
この仕事の面白さ
求人タイトルは、たった1行です。それでも、その1行で応募数が数倍変わり、クライアントの会社に新しい仲間が来るかどうかが変わります。
自分の工夫がどれだけ効いたのかが、クリック率や応募数としてはっきり返ってくるのも、この仕事の特徴です。仮説を立て、試して、数字を見て、また直す。このサイクルを楽しめる人にとって、手応えのある仕事です。Shakeが大事にしている「とにかく早く動く」「思いついたら、まず動いてみる」という考え方も、こうした日々の検証から生まれています。
Shakeについて
Shakeは、富山と東京の2拠点で中小企業の成長を支援している会社です。求人媒体の運用代行「HRShaker」、AIによる業務自動化「AIShaker」、ブランド構築「BRANDShaker」の3つの事業で、中小企業の「人が採れない」「社長に時間がない」「選ばれる理由が創れない」という悩みに取り組んでいます。
Shakeでは、一緒に中小企業の挑戦を支える仲間を募集しています。少しでも興味を持っていただけたら、「話を聞きに行きたい」からお気軽にご連絡ください。