今回は4月にクラウドチームに入社したばかりの石村です。
これまでサイバーエージェントやQuipper等、Web業界中心のキャリアを歩んできた彼が、なぜロボットベンチャーのSEQSENSEに転職をしたのか聞いていきたいと思います。
それでは早速ですが、自己紹介からインタビューを始めていきたいと思います。
初めまして。クラウドチームの石村です。現在は顧客向けのロボット管理アプリケーションの開発やロボットとのIoTでの連携部分、インフラ構築やCIの整備などバックエンドに関わる部分を幅広く担当しています。
-学生時代のエピソードを教えてください
高校時代は当時読んでいた漫画の影響を受けて体操部に入りました。大学では学校にはあまり行かず(笑)部活動や麻雀、アルバイトに精を出していました。部活動はゴルフをやっていて、こちらも当時読んでいたゴルフ漫画に影響されて入りました。ゴルフは今でも続けている趣味です。
-SEQSENSEに入る前はどのようなことをされていたのでしょうか
大学卒業後、SIerの会社に新卒入社しました。プログラミングは未経験でしたが、開発業務を経てプログラミングやシステム開発が面白くなり、技術書を読んだり勉強会に参加したりするようになりました。新卒3年目の時に、会社と自分のキャリアの方向性が合わなくなり、サイバーエージェントに転職しました。
サイバーエージェントでは当時国内最大規模のアバターサービスのバックエンドを担当していました。ここでは高トラフィックなサービスの運用や監視、独自のリアルタイム通信フレームワークの改善やミドルウェアのバージョンアップなど、とても挑戦的な経験を積むことができ、まだジュニアレベルだった自分がエンジニアとして何段階もレベルアップできた環境でした。3年ほど勤務した後、インフラも見れるようになりたい、英語を磨きたいというモチベーションでQuipperにSREとして転職しました。
Quipperでは日本向けのサービスの立ち上げに初期から加わり、1からインフラ設計や構築、運用に携わりました。また海外向けサービスのアプリケーションの実行基盤をHerokuからKubernetesに移行するなどの業務にも携わりました。海外拠点のエンジニアと英語でのやり取りも初めてで大変でしたが、いい経験になりました。3年ほどQuipperで働いた後、インフラもある程度見れるようになり、また直接的にサービス開発に携わる仕事がしたいと思いTreasure Data(現Arm)に転職しました。
Treasure Dataではサードパーティとのデータ連携を担当するチームに所属していました。自社サービスの運用はもちろんのこと、コアとなる技術はEmbulkという名前でオープンソース化されており、業務としてプラグインの開発やEmbulk本体のメンテナンスなども行っていました。
-仕事の中で指針にしていること、気をつけていることなどがあれば教えてください
YAGNI (You aren't gonna need it) というのは常に意識しています。これは直訳すると "あなたはそれを必要としないでしょう" という意味なのですが、転じて "必要になるまで機能は追加してはいけない" という意味の格言として知られています。自分は何も考えないと結構先回りして機能追加や汎用化をしてしまいたくなるのですが、使われないとそれらの恩恵は受けられず複雑さだけが残ってバグや障害の原因になってしまいますし、実際最初の頃はそういう失敗を何回かしてきました。なので必要最低限の実装で実現するということを常に自分に言い聞かせて仕事をしています。
-そんな中で、SEQSENSEに転職したいと思ったきっかけはどのようなところだったのでしょうか
キャリアの方向性としてアプリケーション、インフラ両方見れるようになりたい、また一度初期のベンチャーで0->1の開発がやってみたいと言う希望があり、会社の買収などのタイミングも重なって転職先を探すようになりました。SEQSENSEを選んだ理由としては、ロボットという実際のモノの開発に携われるというユニークさがまず1点。また、労働力不足という社会的課題の解決に直接的に携われる点も魅力に感じました。2年前に第一子が誕生してから子供のために社会をより良くしたいという気持が強くなっており、事業の社会的なインパクトの大きさも転職を決めた大きな要素の1つです。
-実際にSEQSENSEに入社して感じた会社の魅力はどのようなところかお聞かせください
希望通り、幅広く色々な業務・技術に携われていることです。開発言語もRuby, Python, Goなど複数使っていたり、ミドルウェアもAWS IoT、gRPCやWebRTCなど興味深いものが多いです。更に実用化に向けた本番インフラの構築、採用活動なども同時にやらなければならず、まだクラウドチームは人数も少ないのでやることは沢山です。応募お待ちしております(笑)また、ロボットエンジニアの方とのランチなどでWebの世界しか知らなかった自分が新しい知識をインプットできるのも良い点です。
-これからやっていきたいことはありますか
チームをもっと強くしていきたいですね。Web業界ではまだ知名度は高くありませんが、ロボット, IoTなどエンジニアに刺さりそうな事業領域ではあると思っているので、勉強会やカンファレンスなどで発表することでより多くの人に会社への興味を持ってもらい採用に繋げて行ければなと考えています。応募お待ちしております(笑)
-どのような人と働いていきたいかについてもお聞かせください
自走できる人と一緒に働いていきたいですね。まだいろいろ整っていない部分も多いですが、それらもスピード感をもって改善できる人が良いです。技術的な観点でいうと、前述したようにまだまだやる事が沢山あるので、どこかの分野に特化するというよりはフロントエンドからインフラまで全体的に何でもやると言う働き方ができる人が良いと思います。その中でも自分にはないスキルや経験を持っている方と働いて、色々吸収していきたいですね。
今回は直近入社した石村のインタビューでした。普段は穏やかでたんたんと仕事に取り組んでいるように見える石村ですが、内に秘めた野心とぶれないこだわりを垣間見ることができました。石村が今後どのような活躍をしていくのか期待です。