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【ジュウニントイロ #Life01】クリエイティブ本部執行役員 岡田健史

セプテーニのPR兼、中途採用担当の藤森です!

この度、様々なセプテーニLifeを送る社員を紹介するコンテンツ、「ジュウニントイロ」をスタートいたします!
セプテーニにはどのような人がいて、どういうことを考えていて、どんなセプテーニLifeを送っているのか。ぜひこのコンテンツを通して、セプテーニを覗き見していただければと思います。

第一回目は、クリエイティブ本部 執行役員本部長の岡田健史さんです。


岡田 健史 
Septeni Japan株式会社(セプテーニ)クリエイティブ本部 執行役員本部長
Septeni Ad Creative株式会社 取締役
株式会社デライトチューブ 取締役


――早速ですが、岡田さんの経歴について、簡単に教えていただけますか?

セプテーニに入社して3年目のタイミングで、設立間もないグループ会社へ出向しました。その後、出向先の会社が解散し、セプテーニに戻ってからは、営業(部長昇進)→スタッフ→営業(本部長、執行役員昇進)→スタッフと、ジョブチェンジを経験してきました。執行役員の中でも、ジョブチェンジが多いほうだと思います。

出向先のグループ会社は、立ち上げ期としては非常に大きな予算を担当する規模でしたので、異動が決まったときは、大きなミッションを任されたことへの責任を感じました。

当時はまだ若手だったので「先輩たちと一緒に盛り上げていくぞ!」という心境でしたね。大きく異なる環境や文化の中でどんな変化が起こせるか、大変なことも多いながらも会社の立ち上げを担えることにワクワクして仕事に臨んでいました。


――その後組織の解散が決まり、セプテーニに戻ることになったとのことですが、当時の組織がそのまま合流することになったのでしょうか?

いいえ、大きな変化がありました。その会社の社長が、セプテーニとの合流のタイミングでセプテーニグループを卒業することになったんです。

その方は、クライアントや取引企業から「あなたの頼みならしょうがないなぁ」と言わせるくらい人望が厚く、僕たち社員にとっても、非常に大きな存在でした。最後は彼女がなんとかしてくれる、そう思わせる絶大な安心感がありました。

僕にとっては、この精神的支柱がなくなったことが大きな転機の一つになりました。「自分が、事業とメンバーを引っ張っていかなければいけない」というラストマンとしてのマインドセットが確立された、強烈な変化でした。



――その後、社内のBLPマネジメント制度※を活用し、外部のビジネススクールに入学されたということですが、応募のきっかけは何だったのですか?

きっかけは二つあります。一つ目は、出向時代の後半からセプテーニに戻ってきてしばらく、外部環境の影響で担当分野の売上を思うように上げられなかった時期がありました。しかし、たとえ逆境であっても、それに負けずに業績を伸ばす力、自分の武器を増やしたかったというのが理由です。

二つ目は、先程お話した、出向先のグループ会社の社長の卒業です。ラストマンとして、責任は急激に大きくなったので、その責任に見合う知識と能力をつけなければいけない。そう感じていたことがきっかけです。

BLPに応募した時期は、本当に色々ともがいていた時期でしたね。


周囲を信頼し、巻き込んで、任せる。
みんなが気持ちよくパフォーマンスが発揮できる環境を。

――岡田さんは管理職になられた後もジョブチェンジが多いですが、それに伴う変化は何か感じていますか?

色々な部署への異動を経験してきたので、もちろん自分がそれまで専門としてこなかった分野を担当することもあったんですよね。とはいえ、それを理由に部門の歩みを止めるわけにはいかない。

なので、異動して新しい組織に加わる際は、まず、いかに周囲に信頼してもらい、巻き込むか、というのを大切にしています。あまりにも現場の感覚がない状態ではメンバーの信頼を得ることもできませんし、方向性を見誤る可能性もありますので、どんどんコミュニケーションをとるようにして、現場の業務キャッチアップに積極的に取り組みます。

そうしていくうちに、専門ではない分野で変わらず業績を上げ続けていくためには、優秀なメンバーたちの意見をどんどん取り入れて任せていくのがいちばんの近道だ、と学びましたね。


――なるほど。数々の役員陣に「岡田さんのメンバーは幸せだ」と言わしめるマネジメントの原点はこういうところにあるのですね。

自分では実感がないので、恥ずかしいですね(笑)。
ただひとつあるとしたら、メンバーが僕に対して良いこと悪いこと含め様々な声を挙げてくれるので、レイヤー関係なく話しやすい雰囲気や環境づくりはできているのかなと思います。

またジョブチェンジを経験したからこそ得たものは多く、マネジメントにおいて大切にしている軸にも影響しているのかもしれません。

僕がマネジメントにおいて、意識している軸は二つあり、一つめは先程話したように、その分野が得意そうな人、自分に無いもの持っている人を見つけて、巻き込み、任せること。

人はそれぞれ誰にでも、これまで得た経験や得意分野という「タグ」があります。その「タグ」を少しでも多く知り、任せたいと思う分野にマッチするメンバーを探す。そのためにも日頃から、このメンバーが得意なことは何なのか、どんな良さを持っているのか、というのを意識的に見るようにしています。
さらにメンバーの「やる気スイッチ」というか「スイートスポット」を見定めて、どうしたら気持ち良く動いてくれるのかを意識して役割を与えることを重要視しています。

二つめは、自分自身の感度を上げるために現場になるべく出る、ということ。

業績を上げる上でいちばんのヒントは、クライアントとのコミュニケーションの中にあると考えているからです。加えて、現場に出ると、メンバーたちがクライアントからどのように評価されているのかもわかる。それがまた僕の中で、その人のタグとして蓄積されていく、という効果もあります。

なんだかちょっとカッコつけちゃいましたけど、僕がずっとこういうスタイルでマネジメントしてきたかというと、決してそんなことはありません。マネージャーになりたての頃は、粗くてかなりハードなマネジメントをしていました(苦笑)。

でもそのスタイルではうまくいかないことが増えてしまい、どうすればみんなに気持ちよくパフォーマンスを発揮してもらえるのかを考え、試行錯誤し、今のスタイルに変化しました。



――過去には女性営業マン向けに、同業界で活躍する他社の女性社員を招いたランチ座談会などもアレンジされていましたよね?

当時のセプテーニグループは、女性のロールモデルのパターンがあまり多くなかったこともあり、これからさらに活躍してほしいと期待している女性社員たちが、それぞれ迷いを抱えながら働いている、という課題がありました。

純粋に女性社員の活躍を推進したいという気持ちもありましたし、僕自身、社外でのコミュニケーションを通じてこの業界で活躍する多くの女性を見てきたこともあり、そういったロールモデルを見つけるのに同じ会社内でなくともいいんじゃないかという発想から、そうした機会を設けました。

実はそのときに参加いただいた方は、前述のビジネススクールで出会った方なんです。そういう出会いも、BLPで得られた財産の一つですね。

座談会は非常に好評で、参加してくれた女性社員たちは、今それぞれ第一線で活躍してくれています。


「焦らず、急ぐ」。

――公私ともにメンバーから慕われ、色々な悩み相談を受けている岡田さんですが、もし今キャリアや自分のポジションに悩んでいるメンバーがいたら、どう声をかけますか?

「焦らず、急ぐ」というメッセージを届けたいなと思います。
セプテーニ自体、変化のスピードが速く、成長意欲の高いメンバーも非常に多いからこそ、若いメンバーほど周囲との差に焦ってしまうことも多い。それこそ数ヶ月の差に悩んでしまうメンバーも多くいると思います。

でも、ビジネスライフって本当に長いんですよね。もちろん短期的に成果を出し、賞賛・評価されステップアップしていくことは大事ですが、そこだけに固執してしまうと本質が見えなくなってしまうこともあります。結果的に、その数ヶ月が自分にとって大きな意味のあるものだった、長いビジネスライフの中でそう思えればいい。自分は何が得意で、それを伸ばすにはどうすればいいのか。いいチャンスだと思って、周囲も巻き込みながら自分のスペシャリティを磨いてみるのもいいかもしれません。

僕自身もがくことは今でもありますが、でも、焦らない。そういう時期こそ自分にとってのジャンプアップのタイミングにもなり得る、そう過去に経験していますので、地に足をつけ、行動を続けることで未来を創っていきたいですね。



――では最後に、これからのセプテーニをどのような会社にしていきたいですか?そしてその組織をどんな人と創っていきたいですか?

我々のビジョンである、「強く偉大な企業をつくる」ために、まずは中期経営方針で掲げている「営業利益100億円越え」の実現を目指していきます。

そのためにも、増収増益、かつ市場成長を上回る高成長を実現し、成長を持続できるような実力を養っていかなければ、という強い使命感を感じています。

そして組織としては、業界の急速な変化に対応していくため、組織そのものをよりフラットにし、小さな組織が自律して意思決定し、それぞれが塊として成長を志向していく状態を目指していきたいです。

セプテーニは元々変化のスピードが速い会社ではありますが、組織が大きくなってもそのスピードを落とさないために、プチ・セプテーニをたくさん作って様々なタイプのリーダーをたくさん生み、セプテーニ本体を起点としながら、全体の成長力を促進できたらいいなと考えています。

「ポストスマホ」時代として、ここからの数年でまだ見ぬ新領域が台頭してくることは疑う余地もないですが、そんな未来を経営者や事業責任者だけが指し示すのではなく、「自分が新時代のセプテーニをつくる」という野心やビジョンを持っている人にどんどん声を挙げて欲しいですし、そんな人とぜひ一緒に働きたい!

チャレンジ推進型の基盤が整ったセプテーニで、どんどんチャンスを形にしていただきたいです!


岡田さん、ありがとうございました!!

※BLPマネジメント制度‥将来の幹部候補者を育てるためのマネジメント領域に特化した経営者育成プログラム。社内公募で選抜を実施し、選抜者は2年間会社負担で社外のビジネススクールに通うことができ
る。


インタビュー・文  藤森 夕紀
写真  畑 満裕    

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