こんにちは、SENRIの木村です。
5月からインドネシア現地法人でカスタマーサクセスを担当しています。
入社して2か月。しかも海外経験も大してない私が、まさか出張のチャンスが訪れるとは思いませんでした。
しかも行き先は バングラデシュ。しかも 一人で。
今回のミッションは、顧客とその販売代理店へのSENRI導入支援とトレーニングです。
弊社初のバングラデシュ拠点の顧客支援に胸を躍らせつつも、出発前は準備で大忙しでした。
出発までの準備も一苦労
- ビザ取得
バングラデシュはVOA(到着ビザ)もありますが、もしもの時に備えて事前取得を選択。
必要書類をそろえ、東京のバングラデシュ大使館に直接申請。約5営業日で発給され、再度取りに行きます
(※余裕を持って2週間は見ておくのがおすすめ)
準備書類詳細はこちら
Bangladesh大使館(jakarta) - 意外なハードル:インドネシア警察の無犯罪証明書(SKCK)
日本人でもインドネシア警察での取得を求められ、最寄りの警察署へ。
「15分でできる」と言われつつ、実際は3時間…費用は約3,000円でした。 - 通信環境
現地ではAiraloアプリでeSIM(3日1GB, 700円)を購入。
インドネシアで普段利用しているSIMカードは3GBで約300-400円程度なので、それと比べると割高。
ただ、購入設定等の手間を考えると、短期間の旅行ではeSIMでも良いかと。
基本はWi-Fi利用+アテンド運転手同行のため、通信面での不便はほぼありませんでした。 - バングラデシュ大使館(在ジャカルタ)とのやり取り
メールよりも電話の方が早く、英語対応も可能でした。
現地の第一印象
- 気候:ジャカルタよりも3〜5度暑く、湿度はさらに高い。到着直後から汗が止まらない…!
- 交通事情:クラクションが鳴りやまず、歩行者優先の意識ゼロ。バイクや人力車がひしめき合っています。
- 街並み:老朽化した集合住宅が並びつつも、中では普通に暮らす人々の姿があり、都市部のリアルを感じました。
- 食文化:マトンビリヤニ、バジル風味ドリンク、甘いライスプディング「フィニル」など、香り豊かな料理ばかり。
顧客イベントでのSENRI製品の紹介
現地では、顧客と、その商品を実際に営業して売りに行く販売代理店営業員約40名が集まり、決起集会形式のイベントが開催。
顧客マネージャーの「Can you do that?」の問いかけに対し、会場全員が「Yes sir!!!」と声を合わせる熱気は圧巻でした。
私はここで、
- SENRIの概要
- 他国での活用事例を紹介
続く実機トレーニングでは、参加者全員がスマホにSENRIアプリをインストールして積極的にアプリを触り、次々と質問。
普段は営業マネージャーとのやりとりがほとんどで、モバイルアプリの利用者である営業スタッフの方と直接お会いする機会がまだほとんどなかったため、今回のように生の声を伺えたことは大変貴重でした。オフラインで交流できたことで、今後のリモート支援もより円滑に進められるという手応えを感じました。
休憩時間には「日本から一人で来たの?」と驚かれ、次々とツーショットをお願いされました。ちょっとしたアイドル気分を味わえました。(笑)
日本人(東アジア人)に会う機会がほとんどない地域だからこその特別感だったのかもしれません。
最後には、ベンガル語でのロールプレイ大会で盛り上がり、笑顔と拍手の中で幕を閉じました。
現地で感じたことと今後の課題
今回の導入は、現地法人社長の強い後押しによって実現しました。
背景には、顧客と販売代理店の間で「日々の営業活動が見えにくい」という構造的な課題があります。SENRIを導入することで、代理店を含めた活動を可視化し、現場の実態を把握できるようにしたい——そうした期待があるのだと感じました。
今回のバングラデシュ拠点での導入は、他国拠点での成功事例が元となっています。その際に寄せられた声として、
- 導入の決め手は「価格」
- 日本人の窓口がある安心感
が挙げられていました。
こうした要因は、今回の拠点でも同じように作用していると考えられます。つまり、「現場の見えなさ」を解消してくれることへの期待が、導入を後押ししたのです。
そのうえで、イベントやトレーニングに参加した現地メンバーの積極性と前向きな姿勢は大きな収穫でした。最高のスタートを切れた一方で、課題も残っています。
- 定着の難しさ
- 定着後のデータ活用
顧客の経営層や現場、各国のカスタマーサポートと連携し、現場の情報を精度高く吸収することで、より精緻な営業計画と実行を支援するのが私の役目です。
SENRIで働く魅力
今回の経験で改めて感じたのは、SENRIでは年次や役職に関係なく、挑戦の機会が与えられるということ。
入社2か月の私が海外出張に行き、現地の社長や数十名の現場スタッフの前でプレゼンするなんて、普通の会社ではなかなかない経験です。
現在はインドネシアを中心にアジア圏で展開中ですが、バングラデシュやベトナムからも引き合いがあり、今後さらに多くの国・地域への展開を計画しています。
社内ではアフリカ人スタッフとの協業もあり、まさにグローバルな環境。文化や言語の違いから大変なこともありますが、それ以上に大きな成長とやりがいがあります。
こんな方におすすめ
- 若いうちから大きな裁量を持ちたい人
- 海外でのビジネスに挑戦したい人
- 新興国の成長市場でリアルな変化を生み出したい人
そんな方には、SENRIは最高の環境です。
最後に
25歳、入社2か月での単独海外出張。
初めての国、文化、人々との出会い。
すべてが濃密で、忘れられない経験になりました。
次はあなたの番です。
一緒にSENRIで、新興国の営業現場を変えていきませんか?