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こんにちは!
緊急事態宣言が解除され、街に人が増えてきたものの、第二波の不安も続いています。そのような中、Afri-incの本社・ケニア・ナイジェリアで、営業やエンジニアがCOVID-19にどのように対応しているのか、永井社長・エンジニアの杉山さん、ナイジェリア統括OLの青木さんにインタビューしました。
Q.日本では「外出自粛」が全国で行われていますが、コロナ下でのケニアやナイジェリアはどんな状況でしょうか?
青木:ナイジェリアのラゴスは基本的に全日本人が帰国していますね。ロックダウンはしていないのですが、夜間の外出は禁止で、いつもよりは少し人が少ないです。7月末にはナイジェリアに戻りたいですけどね・・・。
永井:ケニアも夜間の外出が禁止です。ナイロビと他の街の往来も禁止されていて、国を挙げて在宅勤務が推奨されている状況です。
Q.やはり夜間は外に出られないのですね。日本でも外出できずにストレスを抱える方が多いとニュースになっていますが、みなさんはどのようにリフレッシュされていますか?
青木:私は友人と流行りのZoom飲みをしてみました。エンドレスにならないよう時間を決めて開催しています。
杉山:僕は正直ストレス発散できていないですね。ジムも使えないですし、子どもと遊びに行ける場所はどこも閉まっているので・・・。
永井:僕は日中のランニングとお菓子作りですね。プリンやコーヒーゼリーを作っています。
Q.お菓子作りですか??何だか意外ですね(笑)
永井:こっち(ケニア)の甘いものが全然美味しくないんですよ…。口に合うケーキを買おうとすると1500円くらいかかるので…。
青木:分かります!ナイジェリアもそうですね。フレッシュミルクがないので、程よい甘さのお菓子を見つけるのはほぼ困難です。
Q.なるほど・・・。ところで、最近日本でも話題になっている「在宅勤務」に関してはどうですか?
永井:お客様企業のバックオフィスはほとんど在宅ですね。Afri-incに関して言えば、ほぼ完全に在宅です。総務チームのみ、週一で出勤してもらっています。それから、ケニアではナイロビに感染者が多く、都市封鎖の噂が早くから流れていたので、家族が心配で帰郷したスタッフも多いですね。
青木:ナイジェリアもほぼ在宅です。ただ、難しいのが電波の悪さです。1日2時間しか電気が供給されなかったり、自家発電機が壊れてパソコンが充電できなかったりして仕事ができないスタッフもいますね。昨日もちょうどありました。それから、最近のナイジェリアは30~35℃くらいでとっても暑くて、しかもエアコンが使えないので、ランニング姿でZoom会議に参加していた男性スタッフもいましたよ(笑)
(永井社長がいつも通っている露店街も全てシャットダウン)
Q.日本では考えられないですね(笑) でも、想像以上にケニアもナイジェリアも在宅勤務が進んでいて驚きました。営業面では影響はどうですか?
永井:半分くらいがZoomでの打ち合わせに移行しています。お客様もオンラインを希望される方が多いですね。体感ですが、対面よりはクローズ率が少し下がっている印象です。
青木:ここはケニアとナイジェリアの違いが出ますね。ナイジェリアはフィジカルなコミュニケーションを大切にする文化なので、少し苦労しています。2回目以降であればオンラインでも問題ないですが、初回やクローズはやはり対面の方が良いですね。
Q.なるほど。やはり対面のメリットもありますよね。ところで、在宅勤務への移行はスムーズにできましたか?
永井:元々携帯電話とパソコンはすでに支給していたので、設備的には問題なかったですね。ルール作りに関しても、3月末にはすでに在宅勤務の導入を考えていたので準備ができていました。
Q.進んでいますね。在宅だと、「チームメンバーの様子が見えづらい」「ちょっとした相談がしづらい」といった問題もあると思いますが、この辺りはどう対応されていますか?
永井:朝会はとっても有効ですね。毎日15分ほど、チーム内でアップデートを行っています。これがないと組織は崩壊してると思いますね…。チームのみんなの元気な顏も見れますしね。
青木:ナイジェリアは、データの通信料を気にするスタッフもいるので、ビデオでの朝会は週2回です。
永井:ただ、それでも在宅勤務の弱点はまだあると思います。オフィスで同僚と働いていれば、うまくいかない時でも一人で抱え込みにくいですし、精神的にもリフレッシュできますからね。「ちょっと電話して聞く」ことのハードルが高くなっているのは認識しているので、朝会でも、「抱え込まないように気を付けよう」と話したり、僕から積極的に連絡を取ったりしています。
Q.やはり一言の声掛けが大事になってきますよね。ところで、杉山さんはコロナ前から在宅勤務も積極的にされていたと思いますが、工夫していることはありますか?
杉山:今、日本のオフィスは僕しか使っていなくて(家が近いので集中場所として)、他のエンジニアは完全に在宅勤務なのですが、エンジニア間では、前から「時間の認識を合わせる」ことを意識していました。例えば、「3分間でいいので一本電話してもいいですか?」などです。こうすることで、ちょっとした相談への心理的ハードルも下がると考えています。
Q.ありがとうございます。お互いの認識のすり合わせですね。逆に、オンラインになったからのメリットはありましたか?
青木:国をまたいだコミュニケーションは断然取りやすくなったと思います。心の距離が近くなったというか。5月半ばに、ケニア・ナイジェリア・ウガンダのお客様に向けてオンラインセミナーを行ったのですが、その準備を行っていた時に、ケニアとナイジェリアのチームが一緒にプレゼンの準備や練習をしているのを見て、「Afri-incとして」のプロジェクトなんだと実感しました。
Q.3か国をまたいだオンラインセミナーを開催したんですか?オンラインだからこそのプロジェクトですね。具体的にはどのようなセミナーだったのですか?
青木:お客様と、今後の新規お客様に向けて、ポストコロナでの新しい営業スタイルや他社の好事例を共有しました。セールスオートメーションの分野で、100社以上の企業と付き合っている企業はAfri-inc以外でなかなかないので。約50の企業が参加してくれて、お客様から弊社サービス(Senri)のフィードバックをもらえたのもよかったですね。
永井:コロナの影響で長距離の移動を嫌う人が増えて、大型スーパーから地元のキオスクにお客が流れています。製造業や卸売業などは、そういった状況にも対応しないといけないので、やはり関心は高かったですね。
(スーパーも厳戒態勢)
Q.まさに、コロナで対応に困っている企業に情報提供を行うセミナーだったのですね。さすがスピードが速いです。Afri-incとしては、このコロナの状況に対して何かアプローチをしているのしょうか?
永井:このコロナで起きていることは、デジタル技術の普及の加速化だと考えています。これまでデジタルの普及が遅かった原因には、システムに払う費用よりも人件費のほうが安かったという面がありましたが、このコロナで、人の移動が制限され、事業継続に大きく支障をきたすことも分かりました。そんな中で、Senriのサービスをどのように変えていけばもっとお客様に使ってもらえるかを日々議論しています。実際に、現在の我々のお客様であるメーカー・卸のお客様である小売店が、Senriを使って直接発注できるような仕組を急遽開発して、パイロットを行っているところです。このような先が見えない状況だからこそ、変化を早めて、自分たちが主導していく必要があると考えています。そのためにも、お客様に寄り添って、しっかりとお客様の声を聞くことを何より大事にしています。
Q.まさに攻めの姿勢ですね!コロナ下で、Afri-incがどこに向かってどのように取り組んでいるかを少しでもみなさまにお伝えできていると嬉しく思います。
次回は、拡大を続けるAfri-incのMission・Vision改定プロジェクトを取材したいと思います!お楽しみに。
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