大手企業の新規事業の立ち上げや創業期のスタートアップへの参画など、豊富な経験をもつ飯田康介さん。
SecureNaviに入社後、育休の取得と復帰を経て、現在は技術本部で本部長として活躍されています。
もともと転職は考えていなかったと言う飯田さんが、SecureNaviに惹かれた理由は何なのかーー。入社から現在に至るまでのお話を伺い、SecureNaviのカルチャー(文化)に迫ります。
▼プロフィール
1977年生まれ、茨城県出身。大学院修了後、メーカー系Slerに就職。
車・自動車SNSでのインフラやファッションコーディネートサイトのシステム責任者を経験後、価格調査サービス会社にCTOとして参画。サービスのフルリプレイスやスクラム導入など、開発基盤・体制の構築に従事。その後、在庫管理サービス会社のVPoEや事業会社のCTOを経て2022年12月に参画、SREとスクラムマスターを担当。現在は技術本部 本部長を務める。
プライベートでは子供2人(5才、0才)の育児真っ最中。趣味は旅行(北海道と石垣島が特に好き)、水曜どうでしょう(どうでしょう藩士です)、お笑い(NOBROCK TVにハマり中)。
もう一度挑戦したい!入社にかける思い
ーーこれまでの経歴を教えてください。
大学四年生の時に配属された研究室で、ネットワーク構築やプログラミングをすることが多く、システムエンジニアという職業に興味をもち、卒業後はメーカー系のSIerに入社しプログラム開発に携わりました。その後、インフラエンジニアやアプリケーションエンジニアを経験し、Webサービスの仕組みを一通り勉強しました。
また、以前から「起業したい」と考えていたこともあり、スタートアップの立ち上げに参画した経験もあります。
ーーSecureNaviの入社のきっかけと、どんなところに惹かれたのかお聞かせください。
たまたまWantedlyを開いたところ、井崎さんから熱い内容のスカウトメールが届いたのがきっかけです。
当時在籍していた会社は入社直後ということもあり、転職活動はしていませんでしたが、スカウトメールの内容にすごく興味を惹かれ、一度話を聞いてみようとカジュアル面談をさせていただきました。過去にISMS認証取得を主導した経験があり、運用でかなり苦労し、良いサービスはないのかなと模索した経験がありました。それもあり、SecureNaviの事業内容や方向性に強く共感したのだと思います。
井崎さんはとても熱い人で、プロダクトに対する思いも強く「この人と一緒だったら実現できるんじゃないか」と感じました。井崎さんの人間性に惹かれたというのも入社を決めた理由の一つです。
ーー入社したばかりの転職には迷いもあったかと思います。そのような中でSecureNaviへの入社を決意させたものはなんだったのでしょうか。
当時在籍していた会社はとくに不満はなかったのですが、スタートアップでチャレンジしたいという思いが心の何処かで残っており、年齢を考えると最後のチャンスなのではと自問自答した結果、もう一度スタートアップでチャレンジしようと決意しました。在籍していた会社や妻にも迷惑をかけてしまい、大変申し訳ないという気持ちがかなりありましたが「一度きりの人生、後悔はしたくない」と考え、今では良い決断をしたと思っています。
育休取得が選択肢に。ライフステージに合わせて働く
ーー選考で印象に残っていることはありますか。
選考当時は妻が第二子を妊娠中だったため、育児がある程度落ち着いてから入社しようと考えていました。しかし、井崎さんに事情を説明したところ「使えるものはちゃんと使ってほしい」と育休の取得を勧めてくれたのです。まさか、入社すぐに育休が取得ができるとは思っていなかったので驚きました。
ーー飯田さんにとって、育休はどんな期間になりましたか。
1人目の時は育休を取得していませんでしたし、フルリモートでもなかったので、子どもの日々の変化を見逃してしまったという感じがありました。
今回育休を取得したことで、子どもの成長を近くで見守れたと実感しています。また、上の子の赤ちゃん返りも心配だったのですが、夫婦で協力して必要なケアもできました。育休の半年間があったからこそ、今の飯田家があると思っています。
正直入社直後に育休を取得したので、最初は「周りによく思われていないのでは?」とかなり不安でした。しかし、実際は「是非とってください!」と言われるほど、ウェルカムな雰囲気があり安心して育児に専念することができました。私以外にも育休を取得しているメンバーもいますので、SecureNaviでは男女問わず育休を取得するのが当たり前になっているのかもしれません。
ーー育休明けにはどのような仕事に取り組みましたか。
復帰してすぐに、インフラをAWSへ移行するというミッションを任されました。これまでAWSの経験はありましたが、ゼロから構築する機会はあまりなく、失敗できないというプレッシャーはありました。ただ、過去やりたかったことを試せるチャンスでもあり、どうしたら実現できるのか考える時間はとても楽しかったです。
また、自分の中でゆくゆくは技術本部を立ち上げるという構想があり、AWS移行後に進めていこうと考えていました。その後、実際にマネジメントを任され少し驚きましたが「自分がやらなければ」という使命感が強かったです。
助け合い、支え合うことで1人ひとりが活躍できる
ーーSecureNaviの開発組織におけるチームの特徴・良さはどんなところにありますか。
開発組織は、ホスピタリティの高い人が多いと思います。エンジニアの中には「新規開発をメインでやりたい」と言う人も一定数存在するのですが、SecureNaviのエンジニアは作業依頼や不具合対応などの運用部分も積極的に取り組む人が多く、困っていたら助けるという文化が根づいている感じがします。営業やCSからの質問に対してすぐに対応するなどフットワークも軽いです。
ーー新しく入ったメンバーも活躍できているという印象があります。その理由はどんなところにあると思いますか。
既存メンバーが新しく入ったメンバーに積極的にコミュニケーションをとっているのが非常に大きいと思います。新しく入ったメンバーからは「色々質問をしても、きちんと答えてもらえるので仕事がやりやすい」という声が上がっています。そういった環境があるから、オンボーディングを経てみなさん活躍できているのではないでしょうか。
ーー入社してからのオンボーディングはどのように進めていますか。
プロダクト開発部の場合、「SecureNavi」サービスの理解を深めてもらうところから始めています。必ず1名のメンターが付きますので、メンターと伴走しながらサービスの理解や開発フロー、機能改修を行ってもらいます。基本的にメンターとは毎日1on1を実施しますので、不明点などはその日のうちに解決できる仕組みです。組織拡大により間違いなくエンジニアの人数も増えるので、オンボーディングがますます重要になると思っていまして、オンボーディング完了後にフィードバックをもらい、オンボーディングの改善もしています。
お客様に迅速かつ安定した価値を提供するために
ーープロダクト開発部と技術本部のそれぞれの課題・注力したいことはなんですか。
プロダクト開発部では「SecureNavi」をグロースするための体制や仕組みづくりが課題です。ロードマップに対してプロダクト開発部がどう進めるのがベストなのかを試行錯誤しています。
現在、スクラムを導入してから少し時間が経ち、若干形骸化しはじめた部分があるため、改めてスクラムの見直しを行っているところです。今までは、振り返りやプランニングがすぐに終わっていたのですが、最近はしっかりと時間をかけ、きちんと疑問点を解消して進めることができていると感じます。
良いプロダクトにしていくには、短い期間で定期的にリリースをし、素早く軌道修正することが重要です。変更に強いのがまさにスクラムの良いところなので、その部分をプロダクト開発に活かしていきたいと思っています。
技術本部は、安定稼働に向けた準備が整い始めたところです。今期は、脆弱性診断やバージョンアップなど、セキュリティの強化を仕組み化して運用していきたいと考えています。
ーー新しく立ち上がった研究開発部について教えてください。
研究開発部は、AIをプロダクトに組み込むという目的と、AIを使わないことによる事業的リスクも考慮し立ち上げました。間違いなくAIを組み込むことでプロダクトの価値が上がると思っていますので、現在はそのプロトタイプを作っています。また、AIを活用することにより、社内工数の削減もできると考えていますので、プロトタイプ作成と並行して技術検証もしています。
将来的にはAIの知見や技術のあるPMを採用し、研究開発部をスケールしていきたいです。
発展途上だからこそ、作り上げていく喜びは大きい
ーーSecureNaviに入社するエンジニアには、どのような能力・マインドが求められますか。
組織としてはまだまだこれからです。与えられた役割をこなしているだけではうまく回らないところもあるので、メンバーには「なんでもやる」という気持ちと「自ら考えて動く」という姿勢が求められます。
そのためにも、積極的なコミュニケーションが必要不可欠で、チャットやオンラインミーティングを効果的に利用し意思疎通を図っています。そういった意味では「積極性」も必要なスキルの一つかもしれません。
ーー社内で「コミュニケーションがうまい」と感じるのはどんな人ですか。
テキストコミュニケーションで言えば、わかりやすく正しく伝えられる人です。
たとえば、ただ質問をするだけではなく、質問の背景や状況を説明し、相手がすぐに回答できるようにするなど、やりとりが簡潔に済むように工夫している人は、コミュニケーションが上手だと感じます。
また、テキストの場合は端的に書いてしまうと感情が伝わらないので、冷たい印象になりがちです。しかし、絵文字等を使うと文章が柔らかくなり、伝わり方が変わります。そういう配慮ができることもテキストコミュニケーションでは大切だと思います。
ーーSecureNaviのおすすめポイントと、これから入社される方に向けてメッセージをお願いします。
情報セキュリティというニッチな分野ですが、SecureNaviは社会貢献度の高い事業を行っています。人や社会に役立つサービスをつくっていきたいと考えている方にマッチするのではないでしょうか。
また、SecureNaviは体制や仕組みが整っていない部分もまだまだあるので、そこに対して自分で考えて作り上げる楽しさはあります。入社歴は関係なく、言いたいことを言える風通しの良さも魅力です。
一緒にSecureNaviを作っていきたいというモチベーションのある方の入社をお待ちしています。
SecureNavi採用強化中です!
SecureNaviは2023年11月にシリーズAの資金調達を行い、複数のポジションで採用を強化しています。開発サイドでも以下のポジションを募集しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!