結論、会社選びはお金・時間・やりがいの3軸で見るのが大事。
お金が物質的な幸せを満たし、時間とやりがいが精神的な幸せを満たすからだ。
しかしやりがいだけじゃご飯は食べれない。そのため、まずはお金・時間が満たされてからやりがいについて考えるのが大事になる。
【お金】
お金は働く上で大前提。これがないと始まらない。
しかし、いくら大金を稼いでも使う時間がなければ、幸せに繋がるお金の使い方はできない。
【時間】
時間軸で見る時に、まず気になるのが平均残業時間だ。
しかし平均残業時間はぶっちゃけあてにならない。ごまかしてる企業はいくらでもあるからだ。
大事なのは経営者の哲学を読み解くこと。会社経営は経営者が「正しい」と思うことが形になったものだ。
特に残業についての捉え方は経営者ごとに違う。
残業を「頑張ってる」と評価する人もいれば、僕のように「効率悪くね?」と評価しない人もいる。
残業に対する考え方は、企業理念に出やすいので、仮説を持つこと。
そしてみなし残業代を採用してる会社は社員を大事にせず、あわよくば「残業してくれ」と思ってるので、やめた方がいい。
【やりがい】
まずやりがいは大前提として「与えられるもの」ではなく「自分で見つけるもの」だ。もっと言うと「気がつけばそこにあるもの」である。
やりがいが大切なのは、ビジネスは熱量が大切だからだ。自分の仕事・プロダクトに自信・愛情・情熱を注ぐことがスキルの最大活用やユーザーファーストに繋がり、人の心を動かすサービスが生まれる。
逆に優れたスキル・ロジックがあっても熱量がなければ、どんなビジネスも頓挫する。誰も本気にならないビジネスは様々な角度から仮説検証がされていないので、ユーザーの立場に立てず、実用性がない。
とはいえ、やりがいは持とうとして持てるものじゃない。やりがいに限らず、感情は自分の内側から湧いてくるものであって、形がないからだ。
やりがいは本気で仕事と向き合った自負と成功体験からしか生まれない。
自分以外の誰かを自分以上に想像する、だけど他人の気持ちなんて理解できない。それでもたまには仮説が当たって「心が重なった」と思える時が来る。
このように苦労が報われた瞬間にやりがいは生まれる。
お金・時間は企業が用意するものだが、やりがいは自分で見つけるもの。
ユーザーのインサイトに向き合うには、まず自分のインサイトを読みとかないといけない。