マルハン東日本カンパニーが全店導入!次世代インカムアプリ『Buddycom(バディコム)』
耐騒音性の向上など、ホール環境に特化した新製品も登場 ㈱サイエンスアーツの『Buddycom』(バディコム)はスマホを通じて多人数コミュニケーションを可能にする。業務改革に成功した㈱マルハン東日本カン
https://web-greenbelt.jp/post-92516/
こんにちは、株式会社サイエンスアーツです。
本記事では、Buddycomの活用事例として、マルハン様の取り組みをご紹介します。
パチンコ業界様のみならず、騒音環境での業務連携や接客DXに課題をお持ちの企業様にとって、参考となる内容です。
フロントラインワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」 は、インターネット通信網(4G、5G、Wi-Fi)を利用して、スマートフォンやタブレット にアプリをインストールすることで、トランシーバーや無線機のように複数人と同時コミュ ニケーションを可能にするサービスです。音声、テキストチャット、動画、位置情報 (IoT)に加え、AIを利用したデジタルアシスタントでのコミュニケーションが可能で す。利用実績は、航空、鉄道、建設、福祉施設、流通など様々な業種にわたり、コミ ュニケーション手段としての活用がされています。
パチンコ業界最大手の一つであるマルハン様では、2021年より従来のインカム(無線機)からBuddycomへの切り替えを進め、東日本カンパニー(東日本地域の全店舗)で本格導入しました。導入前、現場ではインカム機器の老朽化や電波の不安定さ、電波法改正に伴う機器更新コストなど課題が山積していました。Buddycomの導入によってこれらの問題は一挙に解消され、業務プロセスに「革命」をもたらしています。
特に大きな改善点は、音声コミュニケーションの品質向上と機動力向上です。パチンコホールのような騒音下でも、Buddycom用に導入した高指向性マイクのおかげでクリアな音声で会話できるようになりました。旧来のインカムでは店内の雑音にかき消されて聞き取りにくかった声も、Buddycomでははっきり届くため、スタッフ同士の連絡がスムーズになります。また、インカムでは1日に何度も必要だったバッテリー交換が、スマートフォンを端末とするBuddycomでは不要となり、充電管理の手間も削減されています。インターネット経由の通信のため電波の届く範囲が飛躍的に広がり、例えばこれまでは無線が届かなかった隣接店舗間(同一敷地内のパチンコ館とスロット館)の連絡も問題なく行えるようになりました。店内と駐車場など店外とのリアルタイム情報共有も容易になり、特に駐車場巡回時における情報伝達力が飛躍的に向上しています。実際、マルハンが取り組む車内放置撲滅活動(遊技中に子供を車内に放置する事故を防ぐ取り組み)において、駐車場から異常を即座に共有できるようになったことで大きな成果を上げています。
さらにBuddycomは音声以外の機能も充実しています。テキストによるチャット機能で業務連絡ができるほか、写真を撮影して共有することも可能です。言葉だけでは伝えにくい情報も画像で共有できるため、ホール内外での情報伝達がより円滑になりました。従来のインカムにはなかったこうした機能により、スタッフは状況を即座に把握・共有しやすくなり、業務効率とサービス品質の向上につながっています。また、Buddycomでは通話内容を自動で文字起こしして履歴を残す機能も備わっており、聞き逃した内容を後からテキストで確認できるため「もう一度言ってください」と聞き返す手間も減っています。実際に導入当初は従来無線機との勝手の違いに戸惑う声もあったものの、数ヶ月でベテランから若手まで完全に慣れ、いまや「Buddycomがないとホール運営ができない」というスタッフも増えています。
パチンコホールは玉やメダルの落下音、機械音、BGMなどで常に大音量の環境ですが、マルハンではBuddycom導入に際し騒音下に強い専用マイクを併用することでこの問題に対処しました。当初採用したのは高指向性のノイズキャンセル型マイク(型番: MKI-P5)で、スタッフが話す方向の音だけを拾い込むため周囲の雑音に負けず相手に声が届きます。このおかげでホール内でもストレスなくクリアな音声コミュニケーションが可能となり、接客や業務連携の質が飛躍的に向上しました。さらに2024年にはサイエンスアーツ社から新たな周辺機器として「Buddycom Cube Mic+」が開発されていま
す。
Cube Mic+はBluetooth接続の小型マイクで、従来の指向性マイクになかった双指向性接話型を採用しています。これは口元に近づけた声だけを両方向から集中的に拾い、周囲の雑音や他の会話をほとんど拾わない仕組みになっています。加えて約15時間連続使用可能なバッテリーを内蔵し、長時間のホール営業でも安心して利用できるよう設計されています。この新デバイスは新宿東宝ビル店をはじめ既に多数の店舗で採用が決定しており、騒音下での通信品質をさらに向上させることで、店内外でのスピーディーな情報共有を一層後押しすると期待されています。
一方、マルハン様では近年顔認証技術を活用したサービス連携にも取り組んでいます。パチンコホールには防犯目的で多数のカメラが設置されており、不正行為の監視や証拠記録に使われてきました。しかし近年、遊技機のデジタル化などもあって不正行為自体が減少傾向にあり、「カメラ=監視」の役割だけでは投資対効果を十分得られなくなりつつあります。そこでマルハン東日本では、グローリー株式会社(兵庫県)の提供する顔認証システム「来訪者検知システム」とBuddycomを連携させ、カメラ映像を純粋な監視用途だけでなく顧客サービス向上にも活用し始めました。
具体的には、グローリー社の顔認証カメラで来店客の顔を捉え、事前に登録されたVIP顧客や要対応顧客(例えば前回落とし物をした方など)を検知すると、その情報がリアルタイムにBuddycom経由でスタッフのイヤホンに通知されます。従来は顔認証システムが反応しても、事務所内のモニターにアラートが表示されるだけだったため、担当者がその場にいないと見逃しが発生する問題がありました。実際、PC上に警報が出ていてもスタッフが気づかず、あとで映像を見返して「あのお客様はVIPだった」「忘れ物を取りに来たのを見逃した」と判明するケースもあったといいます。Buddycom連携後は、カメラが特定のお客様を識別した瞬間に音声通知が従業員全員に行き渡るため、事務所に人が不在の場合でも見逃しが起きなくなりました。この結果、該当顧客が来店したタイミングで即座に対応準備ができるようになり、お客様対応の速度と精度が飛躍的に向上しています。
顔認証×Buddycomの効果は、防犯面に留まりません。マルハンでは「不審者の検知」以上に、「大多数の善良なお客様に今までにない付加価値を提供する」ことを目標に据えています。例えば、以前は常連のお客様がしばらく来店されない場合でも対処しようがありませんでしたが、今では久しぶりに来店された際にシステムが検知して知らせてくれるため、スタッフ一同がお名前でお呼びして歓迎するといった心のこもった接客が可能になりました。過去に落とし物を預かっているお客様が来た際も即座に判別できるため、入店と同時に「○○様、前回お忘れ物がございました」とお声がけしてお返しすることもできます。こうした新しい形の顧客サービスにより、お客様からは「驚きよりも、ちゃんと覚えていてくれて嬉しい」といった好意的な反応をいただいているそうです。さらにこの仕組みは、スタッフ側にとってもメリットがあります。従業員はホール内のどこにいてもBuddycomの通知で誰が来たか把握できるため、お客様の顔と名前をすべて記憶しておかなければならないという心理的負担が軽減されました。確認や連絡に費やしていた手間も省け、結果として従業員のストレスも減りながらサービス品質を高めることにつながっていま。
このように、Buddycomと顔認証システムの連携は、現場DX(デジタルトランスフォーメーション)の一例として注目されており、マルハン以外にも小売、鉄道、飲食など「人の出入り」が発生する様々な現場への応用可能性が期待されています。
Buddycomによるデジタル技術の活用と並行して、マルハン東日本カンパニー様は、海外スポーツチームへの協賛という新たな取り組みも行っています。マルハン東日本は2022年3月、ベルギー1部リーグのサッカークラブ「シント=トロイデンVV(STVV)」との間で資本業務提携を締結し、以降プラチナスポンサー(最上位スポンサー)の一社となっています。
以降毎シーズン契約を更新して支援を続けており、クラブ創設以来初の日本企業ロゴとしてマルハンの社名ロゴがSTVVトップチームのユニフォーム胸部分に掲出されています。実際、2024-2025シーズンのSTVVホームユニフォームを見ると、胸中央に大きく「MARUHAN」のロゴがあしらわれており(下部には親会社であるDMM.comのロゴも併記)、日本企業として強い存在感を示しています。
マルハン東日本がSTVVを支援する背景には、自社が掲げる企業理念との共鳴があります。マルハンでは、熱意や努力で成長し続ける挑戦者精神を持った人々を「ドリームチャレンジャー」と称しており、世界に挑戦し新たな高みを目指し続けるSTVVの姿勢がこの理念に合致すると捉えています。スポンサー契約以降、マルハン東日本様は単に資金提供するだけでなく、日本国内でSTVVと連携したサッカー振興活動も展開しています。
例えば「ルーケスト・サッカースクール powered by シント=トロイデンVV」というジュニア向けサッカー教室を開校し、また「マルハン×シント=トロイデンVV CUP」という少年サッカー大会を特別協賛するなど、次世代を担う子どもたちに夢を与える地域貢献プログラムを共同で実施しています。これらの活動を通じて、単なる企業スポンサーの枠を超えた深いパートナーシップを築き上げており、スポーツを介した社会貢献と企業ブランディングの両立を図っています。
※当社も協賛させていただいています。
以上のように、マルハン様におけるBuddycomの導入事例は、通信インフラの刷新による業務効率化だけでなく、顔認証技術との組み合わせによる現場DXの推進、さらに海外スポーツクラブ協賛によるブランド戦略まで含めた包括的な取り組みとなっています。騒音下でも確実に繋がるコミュニケーション基盤と、AI・IoT技術を活用した顧客サービスの高度化によって、同社は従来にはなかった付加価値を創出し、業界内で先進的なモデルケースとなりつつあります。
マルハンの現場から生まれたこれらのイノベーションが、今後パチンコ業界のみならず他業種の現場にも波及し、働き方改革と顧客体験向上の両面でDXを加速させていくことを期待しております。
また、当社では、一緒に働ける仲間を大大大募集中です!