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★フロントエンドエンジニア/須永 夏子
社風と成長環境に惹かれてSasuke Financial Lab株式会社(以下サスケ)に参画。現在はフロントエンドエンジニアとして主にBtoB事業(保険会社向けのwebサイト開発)で活躍している。
「任されて、自由で、助け合える」というのがサスケエンジニアの特徴。結構どこでも聞くような耳ざわりの良い言葉だが、多くの会社を見てきたエンジニアが「ここだ!」と決めたのには当然ワケがあるんです。
そのワケを彼女の入社までの歩みとともに、彼女自身の言葉で紐解いていきたいと思います。
モノよりもコト。サービスへの興味からITの世界へ
大学時代はプロダクトデザインを専攻していましたが、学ぶ中で「これからは物質的なモノだけ良くても人は幸せになれないんだな」と感じ、モノづくりより、コトづくりに興味を持つようになりました。
そして、コトの多くはwebサービスを中心としたシステム開発によって生み出されていることを知り、システム開発やサービス作りをしたいと思うようになった私は、プロダクトデザインを離れて未経験のエンジニアとして就職することを決意。
最初の就職は技術派遣のシステム会社=SESで、派遣先ではCとJAVAを使って3〜4年ほど金融システムの改修に関わりました。
初めての開発現場は金融の案件ということもあり、手堅くミスをしないことが重要視される現場で、特に覚えているのが、一人でデータパッチを当てる作業。移行作業の書類を何人もにレビューしてもらい、何度も仮想データでのテストをクリアし、そうしてようやく夜間にデータセンターへ行って時間通り、手順通りにパッチを実行したこと。他のリリースも抱えながらタイトなスケジュールの中でやっていたので、失敗できないと手が震えながらの作業でしたが、今となってはいい思い出です。
ただ、この時の仕事の多くはプログラムを書くよりもドキュメントや資材管理が主となっていたため、このままエンジニアとして生きていけるのか(成長できるのか)不安を感じていました。
私にとってエンジニアとは「新しい技術にチャレンジし続ける人」だった
そんなある日、ふとエンジニアコミュニティに参加したところ、モダンな開発環境で新しい技術に挑戦している人たちと出会う機会がありました。
そこでは当然のように知らない技術用語が飛び交い、注目されるエンジニアブログを書いているような高い技術を持った人たちが今よりさらに高いところへ登ろうと知識を共有し合う、当時の私にとって驚くべき場所でした。
そこで初めてjsフレームワークなど技術の流行り廃りが激しいことや、アジャイルやスクラムといった開発手法について知ることになった私は「自分は竜宮城かなんかにいて、時の流れに取り残されているのかもしれない」と感じ、とても焦ったのを覚えています。
「このままではいけない」と危機感を持ち、コミュニティの人たちと肩を並べられるようなエンジニアになるために、モダンな開発環境でスキルを磨き続けるために、自分で仕事を決められるフリーランスを選択しました。
ありがたいことに、エンジニアコミュニティで知り合った方たちに声をかけてもらい、2〜3社の自社サービスのWebアプリ開発に携わることができ、スキルアップを実感していましたが、同時にコトづくり(システム開発)で人を幸せにするというビジネスの現場からは少し遠ざかった感じも抱いていました。
今考えるとだいぶワガママですね。
そんな中でふとサスケの求人が目に止まり、話を聞いてみると自社サービスを持つスタートアップで新しい技術についても積極的、かつ副業OKということで、「フリーランスの良さも、ビジネスに主体的に関わる面白さも両立できるかも」と期待を抱き、入社を決断しました。
寛大?放任?サスケでのエンジニア生活
joinしてみるとサスケはスタートアップということもあって新しい技術に積極的で、社員でもフリーランスでも関係なく裁量があり、手を挙げれば挑戦させてもらえる面白い環境でした。
入社して間もないある日、私はPMから「この案件、どんな技術構成が良いと思いますか?」と聞かれ、フロント側に当時やってみたかったVue.js、バックはVueと相性が良いPHP/Laravelをダメ元で提案。数日後、社内承認済みの要件定義書にはVueとLaravelの文字が記載されていて、私はその後フロントエンドとバックエンドのリーダーのようなポジションを打診され、自らの提案した技術たちに挑戦することにしました。
正直なところ、会社は責任感があるのか?放任すぎるんじゃないか?と思ったこともあります。いきなりリーダーになるって大変です。バックエンドの経験はあまりなかったし、マネジメントなんてやったことないし、コードのレビューだってしたことなかった・・・でも、あの時手を挙げなかった世界線の自分と、今の自分だったら確実に今の自分の方がかっこいいエンジニアしていると思います。
チャレンジし続けられる環境を自分でつくる面白さ
サスケが向き合っている保険のデジタル領域はInsurTech(インシュアテック)と呼ばれ、まだあまり世の中に知られていない=不確実性と可能性の大きな領域です。もちろんエンジニアとしても革新的なシステム開発が必要とされます。
「”みんなが”新しい技術にチャレンジし続けられる環境が必要だ」そう思った時、まだサスケの社内にその環境はありませんでした。だからここも手を挙げて学習環境や社内勉強会などもCTOや人事を巻き込んで、現在進行形で設計中。自分の学習環境を自分で作れるというのもスタートアップ企業ならではの面白さなのかなと思います。
環境ができたら私はリードエンジニアを目指してデータベース設計やインフラ領域にじわじわ手を伸ばしたいと思っています。挑戦し続けるエンジニアでいたいから、サスケという会社を使って、変えて、強くして、まだ答えが見えていないInsurTechサービスを仲間とともに作り上げていこうと思っています。
※内容は取材時のものです