採用広報担当の木村佳那子です。
温泉藻配合の世界的ブランド『ONSENSOU』。
その誕生ストーリーは、開発パートナーとなる人物が研究所に訪れ、情熱を、営業統括専務の松村に語るところからはじまりました。
「日本の温泉由来のヘアケアブランドを中国に伝えたい!」
以来、4年にわたるやりとりを経て、パートナーとの商品開発が始まりました。
「温泉を世界中に広めたい」、「誰かの幸せを追求し実現したい」という信念のもと、最前線で商品開発を進めてきた松村に、『ONSENSOU』の誕生秘話と今後の展望を伺います。
↓ episode1(温泉藻類とは)
↓『ONSENSOU』ブランドを30秒でチェック
松村暁祐
SARABiO温泉微生物研究所 専務取締役
1984年生まれ。2016年に入社後、社長室にて中国向け新規事業の立ち上げに従事。
独自原料の開発と基礎研究の重要性からR&Dセンター、製造工場を自社保有する強みを最大限生かし
プロダクトの開発を行う。
2019年にONSENSOUブランドをローンチ、NMPA登録を行い2年でシリーズ累計販売100万本を達成。
ダブルイレブンと並ぶ618商戦においてもZ世代の購買層や、女性の消費トレンドを捉える。
MR・商品企画・処方開発・製造・ブランディング・申請・販売・CRMまでを一貫して手掛け、MADE IN JAPANを発信。
温泉藻類の持つ抗炎症に関する基礎研究の各種成果により、ドクターズコスメやアスリート向け、
サロン専売ヘアケア、コスメ全般の共同開発を進める。
『誰か』の幸せを追求し実現し続けたい。
ー『ONSENSOU』誕生は、情熱的なラブコールから始まったのですね。
松村:はい、2018年に正式な依頼を受けました。ブランドイメージや資金面等においての明確なビジョンと具体的な販売戦略が決め手となり、それから半年後に共同での商品開発が一気に始まりました。
「その国の人に歓迎される事業をしなければならない」。社長にも私にも、その考えが常にありました。
つまり、『ONSENSOU』は「日本をはじめとした中国やアジア諸外国、世界中の人の幸せを追求し実現し続ける」ことがテーマとなっています。
ー商品開発においてのポイントを教えてください。
松村:国によってマーケティングも人の感情も変わるので、そこにどう寄り添う商品かということが大きなポイントです。一例ですが、中国のお水は硬水に近いんですよね。なので、開発の際には日本のお水だけではなく、実際に中国のお水を取り寄せて、シャンプーの泡立ちを確認しました。
ありがたかったのは、私とパートナー企業の動きに対して、社長が全幅の信頼を置いてくれたことです。これは他の事業に関しても同様なのですが、社長はいつも『任せるよ』と全面的に信頼してくれます。コンセプトも資金面もサプライチェーンも本当に全てにおいてです。そしていつも見守り助言をくださる。これは私も含め、社員全員の原動力になっています。
ー『ONSENSOU』商品は日本国内でどのような反応がありますか?
松村:メディア関係でお話ししますと、 エイベックス・エンタテインメント株式会社のライフスタイル事業プロジェクト(J47 PROJECT)におきまして、「J47 BEST COSME AWARD」第一位を受賞しました。今後、全国の蔦屋書店に『ONSENSOU』がお目見えする予定です。
また、美容雑誌の『25ans(ヴァンサンカン)』では、ボディクレンザーが取り上げられ、「温泉由来成分で湯上がりのようなツルスベ肌になった」、「落ち着いた香りで旅館やホテルなどを思わせる」などとご好評いただいています。
ブランドに共通しているのは、独自原料である『温泉藻(緑藻エキス)』と『温泉酵母(加水分解酵母エキス)』、この2つの美容成分がたっぷり配合されているという点ですね。
また、竹をイメージしたボトルデザインにもご注目いただいています。『天まで届く竹のように芯が強い美しさ』という想いが込められており、別府の温泉と並ぶ代表的な文化=竹細工の歴史を表現しています。
『ONSENSOU』でサステナブルな地方創生、チームづくり。
ー『ONSENSOU』の今後の商品展開について教えてください。
松村:まさに今、多くの新商品を開発している最中です。3月にはハンドケアや石鹸、5月にはプレミアム版のヘアケアなど。2022年のうちに新たに10商品の発売を計画しています。
2022年はさらにスピードを増して、地方から世界へ『ONSENSOU』を発信していきたいと考えています。
半年ほど前から、『ONSENSOU』の商品開発チームは6人となり、私が信頼するチームのメンバーに支えてもらっています。
私にはとても大切にしている言葉があります。
「信用とは、人に好かれること、約束を守ること、人を儲けさせることに尽きる」。
これは本田技研工業の創業者である本田宗一郎さんの言葉です。
私は入社当時、社長に「10年以内に日本一のナンバー2になる」と約束をしました。
そして先日、入社してちょうど5年目を迎えたのですが、その時に社長は「あと5年だから。僕(社長)も頑張ります。」とふと言ってくれたんですよ。5年前に交わした約束を覚えていて、守ろうとしてくれている。私自身も必ずこの約束を守りたいと思いましたね。
「誰とやるか」を軸に
ーSARABiOではどのような方を求めていますか?
松村:「誰とやるか」が、私の人生観における軸となっていますね。性別や国籍、年齢も関係なく、その方が素直であることが一番かも知れません。加えて、ご自身の強みも弱みもしっかり把握して話しができるという点を、社長も私も重要視していますね。
ーその一方で、ご自身が大切にされていることはありますか?
松村:こちらは私の机に貼ってある『謙虚さがなくなる14の兆候』です。
『打算的になりだす』、『目下の人に対してぞんざいになる』、『理論派になりだす』等と書いてあり、これをやり始めると傲慢になっていくというリストです。
私は毎朝このリストを見て「今日もここには無い行動をしよう」と再確認してから1日の業務に取り掛かります。
先ほどもお話ししましたが、「素直」であること、そして「謙虚」であることは私自身にも求めていることであり、私の「そうありたい」という生き方の一つでもあります。
ーありがとうございます。最後に皆さんに向けてお願い致します。
松村:私は不安定さの中にこそ、安定があると考えます。常に変化に適応しながら生きていくという信念は、ベンチャー企業として必須です。
弊社では今、環境問題に関する仕事もしています。
これは温泉藻(RG92)がさまざまな分野において活躍の可能性があることを示しています。例えば、土壌改良や牛の腸内環境を整えて噯気(げっぷ)を減らし、メタンガス排出を削減するという取り組みです。
その他では、アパレルの繊維へ原料を練り込みインナーを作ること。
化粧品とは全く別の分野ですよね。
しかし、これは今とこれからのSARABiOに必要な要素で、『常に変化する社会環境に適応したものこそが社会に必要とされ続ける』と考えているからなのです。
我々と一緒に変化を楽しみ、ご自身の成長につなげていきたいと考える方はぜひお話しましょう。
お待ちしています。
ーありがとうございました!【SARABiOの社窓から】では、次回も引き続きSARABiOの人、商品、その物語を綴っていきます。
▼この記事を書いた人
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