今回はSacco創業までの経緯と、Saccoが実現したい未来について、書いてみようと思います☆
小説家を夢見た青年が編集プロダクションを立ち上げるまで
もともと小説が好きだった社長の加藤は、小説家になることを夢見ていたこともあり、編集プロダクションに入社しました。
そこで配属されたのは、企業経営者の取材を行い、ライフストーリーを聞き出すという「Biglife21」。
中小企業の経営者から大企業の経営者まで、幅ひろく企業と巡り合い、経営者の使命感・社員への想い・苦労や悩みなど、一国一城をつかさどるリーダーの声を世に届けること数千社。
先代の社長からのバトンを受け継ぎ、Biglife21(webメディア)を携えて、編集プロダクション株式会社Saccoを立ち上げたのが2015年のことでした。
加藤が「対企業外」に発信する経営者ストーリーと同時に、得意としてきたのは、”社内報作り”。
いわば「対企業内」への発信です。
例えば、社長メッセージだったり事業部ごとの活動報告や理念浸透、時には社員の家族を1日密着してインタビューをするなど、社員が自分の会社を好きになってイキイキと働いてもらうためのエンゲージメント向上のためのサポートを行ってきました。
こうして、「対企業外」「対企業内」へのメッセージ発信をし続け(他にも会報紙やweb記事制作等も含め)、その企業数はSaccoとして累計10,000社以上に上ります。
「自我作古」の精神と、我々のミッション
かの松下幸之助は、「企業は社会の公器である」という言葉を残しています。
公器=みんなの器 ということです。
果たして私たちは、公器性をもった企業が、きちんと尊ばれる社会を営めでいるでしょうか?
Saccoはこの問いと向き合い続けています。
ビジネスにおいて利益は重要ですが、利益自体を最優先するあまり、地球環境を汚したり、いわゆるブラック企業が生まれたり、うつ病患者が増えたりと、企業を経営するということによって様々な良くない影響が出ているのも事実です。
そんな中たとえばSDGsやESGといった、持続可能に経済が巡っていくための新しい概念・言葉が生まれ価値観のシフトが始まっているものの、全市民レベルでそれを皆が理解して実行していこうという気運があるかと言えば、それは少し先の未来のようにも思えます。
私たちはこれまで10,000社以上の取材を通じ、売上や利益、社員数といった指標だけでは企業の価値は測ることができないことを実感してきました。
有名でなくとも、長年地域社会への貢献や多様なステークホルダーとの向き合い方が誠実であり愛されている企業は数多く存在しています。
働き方改革やワークライフバランスが叫ばれる昨今、人と組織との関係性が劇的に変化していくことはみなさん想像されていることでしょう。
「働く」ことの意味が人それぞれ多様になってきている中、これからの時代に求められる企業経営とは、どんな経営なのでしょう?
これはとても難しい問いです。
この点、敢えて申し上げるならば、私たちSaccoとしては、
自社利益のみを過度に追及するのではなく、顧客・取引先・社員とその家族・地域社会・株主・さらには未来のステークホルダーといった、全てのステークホルダーの幸せにいかに応えていくのか、誠実に努力をする企業こそ、持続的な成長・繁栄を享受できると確信しています。
こういった企業がきちんと尊ばれ評価されるような社会を根付かせるために、私たちSaccoは存在していきます。
言うなれば、「ステークホルダー主義」の実現と伝播です。
では、どういった方法で、その歴史を作ろうとしているのでしょうか?
その方法が、
ステークホルダーメディア「GURULI」です。
「我より古(いにしえ)を作さん(なさん)」
この信念を持ち、新しい歴史をこれからも紡いでいきます。
次回は、その「GURULI」について、ご紹介します☆