清水:本日は事業責任者×社員対談ということで、ライズ建設事業部の佐々木課長と様々なお話ができればと思います。よろしくお願いします!
佐々木:こちらこそ、よろしくお願いします!
清水:では早速ですが、皆さんが気になるであろうことをどんどん質問させていただきますね!
ライズや建設業界についても突っ込んだ質問をしていきたいと思います!
人物紹介
佐々木 隆太
株式会社ライズ 営業部 課長
大学を卒業後、ミュージシャンの道を志すも29歳で挫折。手に職をつけて正社員として地に足をつけて働くことを希望し、ライズに建設エンジニアとして入社。都内で建築工事の管理業務を経験したのち、本社営業部へ異動。自身の建設エンジニア経験を活かし、エンジニア目線の丁寧なサポートを心がけている。
現在は課長職としてゼネコン、サブコンなど建設業界の大手企業を中心に営業活動を行っている。
清水 綾
株式会社ライズ 営業部
調理師の専門学校卒業後、パティシエとして経験を積み独立開業まで至ったが、コロナ禍となり閉店を余儀なくされる。新しいキャリアでは安定した業界に携わりたいと思い建設業界を志望し、未経験から経験が積めるライズに入社。佐々木同様、建設エンジニアを経験したのちに本社営業部に異動。
ライズの建設エンジニアとは?
清水:まずライズの建設エンジニアはどんなことをしているのか教えていただけますか?
佐々木:はい。ライズでは、建設エンジニアのアウトソーシング事業を行っております。
具体的に言うと、人手が足りない建設プロジェクトにライズの建設エンジニアを技術協力という立場で配属しており、エンジニアたちは配属されたプロジェクトの管理業務を行っています。
技術協力や管理業務というと難しく聞こえるかもしれませんが、実はライズに入社してくる建設エンジニアの『9割近くが業界・職種未経験』で入社しています。最初は未経験でもできることからコツコツと覚えていき、少しずつ成長しながら一人前の建設エンジニアを目指すことができる、それがライズの建設エンジニアの働き方です!
清水:ありがとうございます。かつての佐々木課長や私も、まさしく未経験入社ですよね!
佐々木:そうですね!ここからは具体的にどんな仕事をするのかを説明していきますね。
まず、よく面接を受けに来た方に「工事の作業をするのですか?」と質問されることがありますが、私たちが行うのは工事の管理業務です。工事が安全に、スケジュールを守って、予算通りに、品質良く進められるように、調整や確認を行う仕事です。管理と作業の違いを説明するために、まずは建設プロジェクトの流れを大雑把に教えますね。
新築でマンションを建てる建設プロジェクトの例にします。
マンションを建てたいと思っている「発注者(依頼主)」が、「ゼネコン」と呼ばれる建設会社へ工事の依頼をします。ゼネコンは依頼を受けてプロジェクトを進めていくのですが、実はゼネコンだけでは工事は進まないんです。ゼネコンはあくまで工事全体の管理を行うのが仕事で、実際の工事作業 =足場を組む、マンションの壁や柱を作る、塗装をする= は各工事のプロである「職人」たちです。ゼネコンは工事プロジェクト全体の管理、職人は実際の工事作業…といった役割分担をし、協力関係のもとで工事は進んでいきます。野球やサッカーでいうところの、監督とプレーヤーのような関係ですね。
ライズの建設エンジニアは管理側の仕事に就きますから、実際に作業をする職人ではありません。
清水:ライズの社員は、ゼネコンの方と一緒にプロジェクト管理の仕事をするということですね!
佐々木:そうです!プロジェクトの管理を一人で行うことはなく、配属先の方々とチームを組んで複数人で一つのプロジェクトを管理していきます。細かく説明するとサブコンやメーカーといった配属先で働いている社員もいますが、そこまで話すと長くなるので割愛しますね(笑)
実際の業務の流れを教えてください
清水:ありがとうございます。
働き方のイメージはわかりましたが、実際配属してからはどのような仕事をしてくのか、あまりイメージがわかない方も多いと思います。なので将来の後輩のために、具体的なお仕事内容について教えてください!
佐々木:わかりました!
私たちの仕事は、建設プロジェクトにおける『4大管理』をする仕事と言われます。
4大管理とは、以下の4つを指します。
●安全管理
職人が無事故で安全に仕事が行えるような環境を整えたり、打ち合わせや確認を行うこと。
●品質管理
工事が設計図や仕様書通りの材料、規格、強度等の条件を満たしながら進んでいるかを確認、記録すること。
●工程管理
プロジェクトが予定通りに完了するよう進捗状況を把握し、スケジュールの再調整や作業内容の見直しを行うこと。
●原価管理
工事に必要な人件費や材料費などを計算し、もともとの工事予算からオーバーしないように調整を行うこと。
ただ、最初から全部を覚える必要はなく、一つずつできることを増やしていけばいいです。
私個人の印象ですが、新人の場合は『安全管理』や『品質管理』から担当することが多いですね。
安全管理であれば、事前に工事現場内の危険箇所や作業を予知しておいて事故が起きないような対策を行う『KY(危険予知)活動』や、機材の点検、現場内の整理整頓など。
品質管理であれば、工事に使用する材料の規格や状態の確認と記録、工事完了した箇所の確認と記録でしょうか。どんな材料を使ったかどんな作業をしたのか、後々でもわかるように記録用の写真を撮っておくのがメインの仕事になると思います。
清水:だいぶイメージがわいてきました。あと、デスクワークの仕事もけっこうありますよね?
佐々木:デスクワークも多いですよ!例えば以下のような業務がありますね。
安全管理であれば、危険箇所をまとめた職人への説明資料を作成したり、職人が記入したKY(危険予知)シートの確認・保管。
品質管理であれば、撮影した材料や工事の写真をシステムにアップ→整理したり、報告書類の作成。
その他にも、行政に届出が必要な書類の作成、材料や備品の発注、CADというソフトを使った図面の修正業務などもありますね!
清水:事務的な業務もけっこう幅広く行うんですね!
ただ、これも現場の確認業務と一緒で一気に覚える必要はないんですよね。私もそうでしたが、まずは補助的な仕事から始めることになるので、未経験からでも安心して働き始められますね!
施工管理の魅力を教えてください
佐々木:清水さんも完全未経験でライズに入社しましたが、なぜ施工管理になろうと決めたのですか?
清水:私、もともと18年間パティシエをしていたのですが、コロナで廃業になってしまったんです。
新しい仕事を探す必要が出てきたときに、この先もなくならない仕事は何だろうと考えて、建設業界だと思いました。
CAD(図面作成ソフト)を使って設計図を書いてる父の背中を見て育ったというところもあり、自分が携わったものが地図に残る、自分の成果が目に見えて形に残る建設業は素晴らしいなと。
佐々木:そうですね。
やはりこの建設業界は完成時の達成感が一番大きいやりがいではないかと思います。
「私、このマンション作るのに携わったんだ」って一生残るものを作れるところが非常に大きな魅力です。
人々の生活に直結する仕事なので、社会貢献性の高い仕事です。
清水:はい。
あと、マネジメントを行う仕事って一般的にはある程度キャリアを積んでからじゃないと任せてもらえませんよね。
でも施工管理だと、現場の管理=マネジメントが仕事なので、職人さんとスケジュールの調整をしたり、建設物の品質チェックをしたり、備品や材料の管理をしたりと、若いうちからそのような経験をすることが出来るんです。
個人的にそこにすごく魅力を感じています!
佐々木:本当にたくさんの人と関わって仕事しますよね。
現場では他の協力会社さんや職人さんとやり取りをすることもあるので中間的な立場になるんですけど、この時非常に多くコミュニケーションをとります。
工事のスケジュール調整が上手くいったり、効率よく検査が行えたり、そういうのが経験できると「あ、成長出来たな!」とやりがいを感じます!
あとは将来的に国家資格が取れるのも魅力ですよね!
肩書があると技術や知識の証明になるので、資格手当が出るだけではなくて、企業様からの評価ももちろん上がりますし、実際に任される仕事の範囲が広くなります。
建設業界について詳しく教えてください
清水:そうですよね!私も実際働いてみてそういった良い部分を常に感じてました!
ただ、たまに建設業界で働いているという話をすると、長時間労働とか、労働環境のことを尋ねられることが多くて…佐々木課長の所感を教えてください。
佐々木:そうですね…
正直、建設現場は危険も伴うし、長時間労働で労働環境もきついと言われる業界のひとつではありますよね。
ですが、近頃建設業界自体が変わってきているのを感じています。
2024年の4月から法律で建設業の残業規制が厳しく決まり、残業時間を月45時間までに納めなくてはならないようになりました。
そのため段階的に残業を減らしていく動きが各社で始まっています。
実際に長時間労働も減っていますよ。
また、我々は管理する側なので実際に道具を使って作業することはありません。
現場で作業してくださる職人さんたちの安全を守るのが仕事なので危険を伴うこともあまりないんですよね。
清水:はい。
施工管理の仕事は自分が怪我をしないのが大事でもあるので、そこについては上司からも重々言われていましたし、職人さんが危なくないよう安全を管理する仕事という意識を持って働いていたので、怪我することは特になかったです。
佐々木:素晴らしいです!
将来性についてはいかがですか?
清水:建設業界の将来性について教えてください。
佐々木:実は、建設業界自体が人手不足となっていて、高齢の方の割合が非常に多いのが現状です。
厚生労働省のデータによると55歳以上の方が全体の34%以上もいらっしゃるなど、
2025年頃には90万人ほどの深刻な人手不足に陥るといわれています。
なので、今後もますます需要がある業界ですので若手の皆さんにとって活躍していくチャンスがたくさんありますよ!
この業界にチャレンジするだけでも非常に価値があることだと思います!
それに、暮らしに直結する建物や道路などを作ったり直したりする業界なので、絶対になくならない安定感のある業界だという点も魅力ですね!
清水:今後、活躍の場が多いというのは非常に嬉しいですよね!
人間関係ってどうですか?
清水:ライズに入社してから働く場所は配属先のプロジェクトとのことですが、ライズ社員同士の交流とかってあるんですか?
佐々木:そうですよね…そこを不安に思われる方は多いと思います。
ただ、安心してください、当社は年間を通して中途採用を行っているのですが、中途入社の方でも必ず同期ができるように採用をしているんです!
やはり未経験で入る皆さんからすると1人で入社するのは心細かったり不安に感じることもあると思います。
同じ未経験で、一緒に切磋琢磨できる同期がいるだけで、なんだか心強いですよね!
入社後の新人研修は同期と一緒に本社で受講するので、その間に仲良くなって、各プロジェクトに配属された後もお互い連絡を取り合いながら切磋琢磨して頑張ってる社員が大勢います!
また、配属後も定期的に同期や先輩達と一緒に研修を受ける機会があるので、同期とお互いに励ましあったり、先輩からアドバイスをもらったりすることもできます。
あとは同じ趣味・特技のメンバーが集まって部活動を立ち上げたり、プライベートで親交を深める社員も多いので、ライズに入って交友関係が広がったっていう社員もいますよね!
清水:同期がいるのは本当に心強かったです!
私もいまだに同期と連絡をとってます!
ですが、実際働いてみると、同期にも相談しにくい悩みって出てきますよね。そんなときは誰に相談すればいいんでしょうか…
佐々木:もし配属先で人間関係が悪くなったとか残業時間が多くて辛いなどの悩みがあれば、私たちライズの営業部にご相談ください!
すぐに私たちが動いて配属先の担当者の方と連携して調整を行います。
また、ライズには現場で働く社員の皆さんのフォローを専門とした「CS(cheer&supportの略)」と呼ばれる独自の部署があります。この部署はなにをしているかというと、定期的に配属先に来てくれて悩みを聞いてくれるんです!もし時間が合わない場合などは、電話やZOOMを使ったオンラインヒアリングもしているんですよ。CSは皆さんとても優しく、中には「お母さんみたいだ」といってくれる社員もいるくらいです。仕事以外にもプライベートの相談もしたりできますよ!
ちなみに清水さんは実際に現場に入ってみて悩みとか、ギャップとか感じましたか?
清水:私は上長などの人間関係で困ったことはありませんでしたね。
ギャップを感じた部分でいうと、建設業界って男性が多いイメージですが、私の配属先では上長の方がたまたま女性だったので色々と相談しやすかったです。
同期や先輩の話しを聞いても、女性に配慮した取り組みや設備を整えてくださっているプロジェクトが増えていっているみたいですね!
佐々木:そうなんです!実は建設業界では最近女性の方も多く活躍されてるんですよね。
男性とは違った視点や、気配りの細かさなど、プロジェクトを管理する立場として重宝されています。
職人さんも女性の方には優しく、個人的にはうらやましいなって思ってこともありましたね(笑)
現場で一緒に働く人達の印象はどうでしたか?職人さんとかってイメージとして見た目が怖そうな方も多いと思うんですが…
清水:実は初めて現場に行った時は、みなさん顔が怖いなと思ってました(笑)
ただ、先ほどもお話した通りお昼とかを一緒に過ごしていると、実は優しくてお茶目な方が多いってことに気づいたんです。
実際休み時間にお菓子を貰ったりしてました(笑)
現場では時には厳しい言葉も言われますが、やっぱりみんな「いいものを作りたい」って気持ちが本気なんですよね!毎回休み時間には気にかけてくれたりと本当に優しい方が多いんですよね!
佐々木:おっしゃる通りです(笑)
実は職人さんの言葉が強くなってしまうのには理由があって、やはり危険を伴う仕事をしているので仕事中は常に集中していたり、プライドを持って仕事をしている方が多いからなんです。
あとは職人さんの中でも無口で気難しくみられる方もいますが、実は教えたがりの方が多いんです。だから自分から積極的に話しかければ、環境に馴染んでいけるんじゃないかなと思います。
清水:そうですね、最初は緊張しますが少し勇気を出して話しかければ意外とすぐ仲良くなれますよね。
あと少し気になっていたのですが、施工管理の仕事に向いている方ってどんな方なんでしょうか?
佐々木:そうですね、今言ったように職人さんはとにかく教えたがりな人が多いので、人から可愛がられるコミュニケーションがとれる人ですかね。元気に挨拶ができて、「わかんないんで教えてください!」とハッキリ言ってくる方が可愛がられたりするかもしれません。
一方で、寡黙な人も活躍できる場でもあるんです。
さっきも言ったように「いいものを作りたい!」ってこだわりだったり、仕事に対しての真面目さだったりを持っている人であれば少しコミュニケーションが苦手だとしても活躍できますよ!
清水:なるほど!元気に挨拶、真面目にお仕事!参考になります!
研修の内容について教えてください
清水:次はですね…入社後行われる研修についてお聞きしたいです。
佐々木:はい、ライズの研修は社内研修が2週間、その後配属先の研修が1週間の計3週間行われます。
研修内容は一般的なビジネスマナーから始まり、建設業界の基本知識、Excelを始めとしたPCの基本スキル、図面の作成で使用するCAD演習などを行うほか、野外での測量実習なども行います。
実際の講義では社長が自ら講義を行ったり、ベテランの先輩社員を招いて現場の貴重なお話を聞けたりもするんです!
清水:ありがとうございます!
私の時はフルリモートで測量実習を行うことはできなかったのですが、とても丁寧に研修を受けることができました。
会社の魅力について教えてください
清水:では、他の施工管理会社と比べたときのライズの魅力的なポイントを教えてください!
佐々木:はい。
やはり、人を大切にするのが弊社の1番の特徴です。
『 どこまでも人にこだわり、人を通じて100年社会に貢献する 』というのが会社のミッションで、それが実現できている会社だと思います。
アウトソーシングは別会社で働く形態になりますが、1人の技術者を育てる意識で、1人1人が定着できるようフォローアップする体制が整っています。
キャリアアップ体制もあって、現場の中でリーダー、統括リーダー、マネージャーなどの立ち位置が用意されています。
普通の企業のように役職の立場として一般職の社員をまとめる経験も出来ます。
また現場の社員を大切にし、話を聞き入れる姿勢が整っているのも強みですね!
社員の意見を大切にする風潮で、現場社員の不満や、就業規則のここを変えたら満足度が上がりますといった意見を吸い上げて規則を変えてきた経緯もあります。
清水さんは強みについてどう感じていますか?
清水:私の視点からですと、最低でも3名体制でフォローしてくれるところが強みではないかと感じています。
日頃、社員用サイトで日報を提出するのですが、営業やCSの方達がそこから状況をキャッチして何かあったときはすぐに連絡をしてくれるんです。
困ったことがあった時にすぐ助けてもらえるのはとても心強いですし強みかなと思います。
佐々木:なるほど!ありがとうございます。参考になります。
清水:佐々木さん、本日はたくさんのお話、本当にありがとうございました!
ライズへの理解もより深まりましたし、施工管理や建設業界についても深堀りできたと感じています。
佐々木:そう言っていただけて嬉しいです!
今回の対談で弊社に興味を持ってくださった方、建設業界や施工管理に魅力を感じてくださった方、ぜひ一度お会いしましょう!
皆さん、ライズ建設事業部に是非お気軽にお問い合わせください。
清水:ありがとうございました!