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会社のバリューについて、みんなで考えてみた。全社員でワークショップをした話

カジュアル面談では、会社のミッションやバリューについて重点的にお話させていただいています。

私たちが大切にしていることや価値観を知ってもらいたい、というのもありますし、RIDEのメンバーにはこうあってほしいという会社からのメッセージでもあります。そこに共感してもらったたうえで、仲間になっていただきたいからです。

RIDEは、クライアントのビジネスやユーザーの暮らしのなかにあるさまざまな“課題”をクリエイティブ支援を通して解決する会社です。同業競合と呼ばれる会社は数多あるなかで、自社サイトに載っている情報や実績だけでは伝え切れない「RIDEらしさ」を知ってもらえたらと考えています。

そこで今回は、RIDEのカルチャーを醸成する社内の取り組みについて紹介させてください。

RIDEのカルチャー = 5つのバリュー

昨年2022年に社名変更をおこなったタイミングで、ミッションやCI/VIを一新しました。その際にできたのが、この5つのバリュー(下図)です。

領域や常識にとらわれない越境思考。課題抽出や定義、解決策などあらゆる発想における翻訳力。期待値を超えるオートクチュールなアウトプット。日々のクリエイティブワークにおける凡事徹底。人のこころを動かす、チャーミングさとものづくりへの熱量。

この輪のようにつながった状態を、私たちは「信頼の循環」と表現しています。一つひとつは独立したものでなく、すべての要素をつなげながらクリエイティブに向き合うことで信頼が生まれると考えているからです。仲間やクライアントからの信頼、社会的信頼。どれも企業活動においては欠かせないものです。

CIのリニューアルに対して1年以上話し合いを重ねてきた経営陣にとっては、この5つのフレーズは考えに考え抜いたうえでの最終的なアウトプットなので理解度が高いのは当たり前。でも、他のメンバーはどうだろう。正直、みんながこの新しいバリューを自分ごと化できているのかわかりませんでした。

現に、CIリニューアル発表から約2ヶ月後にとった社内アンケートでは、「(意味は)理解しているが、行動や定着まではまだ至っていない」という人がとても多かったんですね。

(比較的イメージがしやすい「あたりまえのルーティン」は行動にうつしている人が多かった一方で、他は大半が「理解している」程度だった)

バリューは、メンバー共通の価値・判断・行動の物差し(基準)になるものです。一人ひとりが理解し、共感し行動にうつせてこそ存在価値があります。浸透していなければ“ない”のとほぼ同じ…。絵に描いた餅にはしたくありませんでした。

そこで、2人の執行役員と有志メンバーを中心にインナーブランディング推進委員会を立ち上げ、バリューを浸透させるための取り組みを始めました。最初の一歩としておこなったのが、全社員がCIに向き合うためのグループワークショップです。

まずはバリューを「自分ごと化」する

ワークショップは、ファシリテーターと書記を含む6〜7名が1グループとなり、ディレクター、デザイナー、エンジニアなどチームに分かれて実施。

最初はmiroを使用して1時間ほど、5つのバリューそれぞれから連想するキーワードを参加者が自由に挙げていきます。(その際、ブレストのルールとして、①批判しない ②どんなアイデアも大歓迎 ③質より数を重視する ④アイデアを連想・結合し便乗する を厳守!)

「自分の『あたりまえのルーティン』って何だろう。毎朝始業前にスケジュール確認して、1日のTODOリストを作って…」
「朝で言うと毎日、始業時間の5分前にアラートが鳴るようにしてる。スイッチを入れるというか、気持ちを仕事モードに切り替えるために」
「へえ!在宅の日は気持ちのON/OFFがなかなか切り替えにくいから、その工夫すごくいいね〜」

などなど、お互いが考えていること、実践していることを自由に発言し合うことで、さまざまな気づきをもらえました。気になるキーワードがあれば、「それってどういうこと?」「もっと具体的に教えて」と質問し合ったり。

そこからは、挙がったキーワードを行動・意識・スキルなどにカテゴライズしながら、より解像度を上げていく作業。抽象的なキーワードは、自分たちの日々の仕事にどう落とし込めるのか、どんなシーンで求められるのかなど深堀りしていきます。

そして、最後は自己分析タイム。自分の仕事を振り返り、何ができていて何が足りていないのか、何を強化していくかなど、「バリュー」と「自分」をつなげていきます。

3時間ほどのワークショップでしたが、集中していたせいか、本当にあっという間でした。参加したメンバーに感想を聞くと

「正直、バリューに対してピンときていなかった部分もあったけど、これってそういうことか!と日々の仕事に落とし込んで具体的にイメージできるようになった。自分がどうあるべきか、行動しやすくなったと思う」
「先輩たちの視点や工夫が参考になった。取り入れられるアイデアはどんどん実践していきます」
「普段リモートであまり接点がないメンバーとも対面でコミュニケーションできたし、お互いにどんなことを考えているかを知れるいい機会だった。◯◯さんって、こんな熱い人だったんだ!なんて嬉しい発見もあったり。職域が異なるメンバーともやってみたいです」

などの声が挙がりました。バリューに対する理解度を高める目的で行ったワークショップでしたが、意外とメンバー同士のコミュニケーション活性にも一役買っていたのは嬉しい効果でした。

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バリューを浸透させることって、一朝一夕ではなかなか難しいもの。このワークショップをおこなっただけで「はい、浸透しました!」というわけでは全くないですし、課題もできることもまだまだ数多くあります。でも、まずは一つのきっかけとして、バリューを自分ごととして考える機会になったのではないかと思っています。ここからが大事ですね(自分に言い聞かせてます)。

これからも、こうした社内の取り組みを少しずつ紹介していければと思います。

私たちの会社や取り組みに興味を持ってくださった方は、ぜひ気軽にお話しましょう!カジュアル面談のご応募もお待ちしています。


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