Profile
片瀬 大(RENOSYマーケティング部 部長)
マーケティングリサーチ会社を経て、30歳で英国へ留学しMBAを取得。帰国後、大手IT企業やメガベンチャーにてビッグデータ分析や新規事業のマーケティング組織立ち上げを歴任。2024年11月、GAテクノロジーズに入社。マーケティング部長としてリサーチ、データ分析、ブランド戦略を統括し、RENOSY事業のさらなる成長を牽引する。
データの裏にある「体温」に魅せられて
私のキャリアの原点は、父が経営するリサーチ会社でのアルバイトです。膨大なアンケート用紙と格闘しながらデータを読み解いていくと、目には見えない「人々の本音」や「世の中の動き」が浮かび上がってくる。 「データには人の心が詰まっている」と面白さを肌で感じたことが、今の私のルーツになっています。
新卒で入社したのは、社員15人ほどの小さなマーケティングリサーチ会社。化粧品、日用品、飲料、業界の異なる名だたる企業に向けて、消費者インサイトを起点とした戦略提案を行っていました。当時は180日休みなしという激務でしたが、濃密な日々を通じて「分析を価値に変える力」が鍛えられました。
転機が訪れたのは30歳の頃。 当時、グローバルプロジェクトに携わっていたのですが、意見があっても英語力不足で反論できない場面が多々ありました。悔しさを押し殺して「Yes」と言うしかない。その危機感から英国留学を決意し、ゼロから学びMBAを取得しました。
帰国後は黎明期のスマホゲームのビッグデータ分析に従事。ユーザーの動きを把握する行動ログだけでは、「なぜ楽しんでいるか」という心までは見えません。 そこで行動データに、リサーチ時代に扱っていたアンケート等から読み取れる意識データを掛け合わせる手法を実践。「意識データと行動データ」から正解を導くスタイルが、私の軸となっています。
分析家を突き動かした創業者の熱量
GAテクノロジーズとの出会いはAI不動産投資「RENOSY(リノシー)」の面談でした。率直に言うと面談特典に惹かれ、まずは話だけでも聞いてみようというカジュアルな動機です。その頃、前職の後輩がGAテクノロジーズに入社していたことも重なり、彼を通じて詳しく話を聞く機会も持てました。
私はマーケティングリサーチを長くやってきたこともあり、直感だけでは動きません。RENOSYのビジネスを入念に分析した結果、「大きな失敗がない設計だ」と判断し、まずは不動産を購入。さらには顧客体験の良さから「間違いなく伸びる」と確信し、GAテクノロジーズの株も購入しました。ここまでは、あくまで投資家としての冷静な判断です。
そんな折、後輩から入社の誘いを受け、創業者の樋口さんと対面することになります。その際に感じたのが、「部屋の温度が上がった」と錯覚するほどの熱量。四六時中、事業のことだけを考え続ける姿に、「自分も当事者として戦いたい」と、それまで理論を優先させていた心が大きく突き動かされました。
一方で「優秀な人材が揃う中、自分は必要なのか」という迷いもありました。しかし、メンバーとの対話を通じて今のGAテクノロジーズに足りないピースが見え、「培った経験で貢献できる」と確信し、入社を決めました。
1,800億円ブランドを半年で刷新した「素直さ」
現在はAI不動産投資「RENOSY」のマーケティング部の部長として、リサーチ、広告、ブランド戦略までを一貫して統括しています。GAテクノロジーズに入ってまず驚いたのは、想像を超えるスピード感。 特に印象的だったのは、当時売上1,800億円規模という大型事業であるRENOSYのブランド刷新です。通常なら数年かかってもおかしくない規模のリブランディングを、わずか半年でやり遂げました。
これほどのスピード感を持った対応ができる理由の一つは、働くメンバーの「素直さ」です。 通常、ブランド変更にはサービスへの愛着が強いメンバーから「こうありたい」と反発が起き、膨大な調整コストがかかります。ところが、GAテクノロジーズは「お客様がそう感じているなら、変えたほうが良い」と、事実に対して素直に納得して行動できる。全員が同じ方向を向いて動くまでの時間が極めて短いのです。
もう一つは、「意思ある者に任せる」カルチャーです。 入社歴や役職に関係なく、手を挙げた人間にブランドを託す度量があります。
この二つのカルチャーが重なり合ったからこそ、RENOSYという巨大なブランドを、たった半年で次のステージへとシフトできたのだと実感しています。
アートが先、サイエンスは後。本音の衝突で磨き合うチーム
私は、組織の成長においては「互いの磨き合い」が重要だと考えています。 GAテクノロジーズには、不動産業界出身者だけでなく、私のようなマーケティング業界や日用品メーカー出身者など多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。私たち一人ひとりは「才能の原石」なのです。
原石同士が、「お客様にとってのベスト」を突き詰める中で、意見が食い違うのは当然です。しかし、それは対立ではなく、より良いものを生む「化学反応」。本音で向き合う熱こそが、事業成長のエネルギーになる。だからこそ、私はチームに対して「恐れずに本音をぶつけ合おう」と伝えています。
また、マーケティングでは論理(データ)と感性(アート)の両立を掲げています。 数字や理屈だけでは人の心は動きません。 たとえば以前、高級化粧品のマーケティングに携わっていたとき、「保湿クリームのケースが閉まる音」が、顧客満足度を大きく左右することを知りました。「カチッ」という音の心地よさが、高級感や安心感を生むのです。 機能やスペックだけでなく、五感に訴え、「人の心が動く瞬間」まで突き詰めてこそ、真のブランドになれると信じています。
業界そのものを「形作る」面白さ
今後の目標は、「RENOSY」を名実ともにグローバルブランドへと進化させることです。特に今後は米国市場への展開が本格化し、事業としても過去最大級の変化の局面を迎えます。
この大きな変革期において、私が共に働きたいのは「お客様のことを考えた上で、挑戦を楽しめる人」です。 不動産投資は、データの活用においても、顧客体験の設計においても、まだ成熟しきっていない発展途上の市場です。 決まりきった正解がないからこそ、業界そのものを「形作っていく」面白さがあります。
この市場を牽引し、新しい資産形成の形を日本、そして世界に浸透させるのは私たち以外にないと確信しています。私たちとともに、この大きな挑戦をしてくれる方にお会いできることを楽しみにしています。
※本記事は作成時点での情報を参考にしております。最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。