イギリスの研究者がTwitter分析で1日の思考パターンを明らかに!AIが8億ツイートを分析 | Techable(テッカブル)
SNSの発言は、AIにより分析することで心理測定に活用できるかもしれない。 今回、ブリストル大学の研究者らが、AIを使った膨大なツイートの分析を試みた。8億のツイートに含まれる70億ワードに関して分析し、ツイートの傾向が...
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英ブリストル大学、研究者のAI分析論文
ツイートのワードを分析し、どのような発言がされているか=どのようなタイミングで、どのような感情なのか、をビッグデータとして解析。
一日の思考パターンは、人の持つ体内リズムに一致している、との事。
例えばこちらの図
http://journals.plos.org/plosone/article/figure?id=10.1371/journal.pone.0197002.g008
「anger」と「sad」のラインがあるが、それぞれ怒りと悲しみの感情として判断されたツイートの多さを示す。0のラインは全ワードの平均値で、全体として多くなっているか、少なくなっているのかが分かる。この2つの「感情」ラインは、ほぼ同じ形で、日が落ちると共に上昇し、丁度日が変わる頃がピークに。そして日が出てくる時間帯に近づくと減少していく。
確かに一日の終わり、あるいは深夜一人で居る時などは色々考えてどこかに吐き出したくなるかもしれない。
http://journals.plos.org/plosone/article/figure?id=10.1371/journal.pone.0197002.g002
この図は、それぞれのワードをキーワード化し、どの時間帯に多いのかを分布した図。
早朝に何かを感じ、家族を想い、夜には語り、食べ、深夜には自己承認欲求が爆発して、かつ死ぬことを考える。という事?(ざっくり!)
記事にもあるが、昼間発言したツイートは一見ポジティブに見えるものでも、それとは裏腹に何か不安を感じているようにも見える。
例えばarticle(記事、論説 等)やhome, money, work, 等、具体的で何かの物事に関する発言が多くなってくるが、何か社会的な問題、あるいは家族、人生等について考えているようにも見える。
(昼・夕に ingesting(摂取)が増えてるところは少し面白い。食べた物をSNSにアップしてしまうのは、無駄な事だと思っていながら誰しも必ずやってしまう。。)
そしてやはり、日が変わる時間対には anxiety(不安)に関するツイートが色濃く出ている。
(寝る前って色々考えて不安になること多いですよね)
このデータが何に役立つのか?
そう考える人も多いと思うが、例えばまさにSNSへの広告出稿の時間帯なんかには非常に使えると思う。
夜、不安になりふとSNSを開くと、不安を解消してくれる商品の広告が!何かなと思い気になって調べてしまい、翌日、なぜこんなものを買ってしまったのだろう・・・なんて現象も起きるかもしれない。
注意点としては、
Twitterで発言する行為は、別に脳と直結しているわけでもなく、一応それぞれ考えてからツイートをしている事(稀に考えて無い人もいますが。。)
また、Twitterで発言する事でセルフブランディング的に活用しているユーザーも多く、あえてキャラを演じているようなユーザーも多いので、必ずしもこれが人間の心理に繋がるか、というわけではないと思う。が、性善説ベースで考えれば、非常に有効なデータになると思う。