(このストーリーは、Reapraのnoteから転載したものです。元のページはこちらから。)
こちらは、REAPRAで働くインターンが、日々の実践のなかで立ち止まり、考え、学び直したことを綴るnote連載企画です。
活動で直面した難しさや、自分の価値観を揺さぶられた出来事、そこから少しずつ変わっていったもの。まだきれいに言葉にできない気づきも含め、インターンがそれぞれの視点で持ちまわりながらお届けする日記です!
第4回は、水野 友太郎 (みずの ゆうたろう)が担当します。
REAPRAでインターンを始める前、僕は「起業家」という言葉に、少し遠いイメージを持っていました。
頭が良くて、行動力があって、人を引っ張っていくのが得意で。
なんとなく、「自分とは違う世界にいる人たち」という感じがしていたんです。
大学生の自分からすると、起業家というのは、すでに何かを成し遂げている特別な人。
正直、そんなふうに考えていました。
でも、REAPRAで活動するようになって、実際に起業家や、何かに挑戦している人たちと話す機会が増えていきました。
そこで、少しずつ自分の中のイメージが変わっていきました。
「この人、すごいな」と思った大学2年生
ある日、対面のイベントに参加したときのことです。
そこで登壇していた、大学2年生の女の子がいました。
彼女は、大学生とは思えないくらい活発に企業に向けて行動していました。
でも、それだけではありません。
話を聞いてみると、アルバイトをしながら、自分で大学の学費も払っている。
休みの日は、月に1日あるかどうか。
僕がこれまで出会ってきた「大学生の生活」とは、かなり違っていました。
「そこまでして、なんでこんなに動けるんだろう。」
最初は純粋にそう思いました。
そんな彼女が、話の中で何度も口にしていた言葉があります。
「自分がやらなきゃ、誰もやらない。」
その言葉が、なぜかすごく印象に残りました。
一度だけではありません。
何度も、同じようなことを話していました。
その姿を見ているうちに、僕はだんだん彼女に惹かれていきました。
「この人、すごいな」と思ったんです。
ただ、今振り返ってみると、
単純に行動量が多かったから惹かれたわけではない気がします。
彼女が本当にそう思っていることが、言葉だけではなく、
普段の行動からも伝わってきたからなのかもしれません。
実際、彼女の活動を知って、手を差し伸べたり、助けようとしたりする人もいました。
それを見て、「人をここまで動かすものって、なんなんだろう。」
と考えるようになりました。
起業家は「特別な人」なのだろうか
この経験をきっかけに、
僕の中にあった起業家へのイメージが少しずつ変わっていきました。
もちろん、起業するには能力も必要だと思います。知識も必要だし、行動力も必要です。
でも、それだけではないんじゃないか。
むしろ、「自分がやらなきゃ、誰もやらない」と思えるほど、
その人自身にとって切実な何かがあること。
それが、その人を動かしているのかもしれない。そんなふうに考えるようになりました。
「こうした方がいい」と頭で考えているだけでは、なかなか行動は続かない。
でも、自分の中にどうしても放っておけないものがあったら、
人は動き続けられるのかもしれない。
そして、その思いが本物だからこそ、言葉や行動を通して周りの人にも伝わっていく。
彼女を見ていて、そんなことを感じました。
もちろん、これは僕がREAPRAで出会った人たちから感じた、今の時点での仮説です。
でも、この経験によって、「起業家=もともと特別に優秀な人」
という自分の中の思い込みには、少し違和感を持つようになりました。
そこで、今度は自分に問いが返ってきた
そんなふうに起業家について考えていると、あるとき、
ふと自分自身のことが気になりました。
「じゃあ、自分はどうなんだろう。」
「自分は、何があったらそこまで動きたいと思うんだろう。」
考えてみると、僕はこれまで「自分は何が得意なのか」とか、
「どんな仕事が向いているのか」ということは考えてきました。
でも、「なぜ自分はそう考えるようになったんだろう」
とか、
「自分を本当に動かしているものは何なんだろう」というところまで、
深く考えたことはありませんでした。
そこで知ったのが、REAPRAの「IFD」という考え方でした。
IFDとは「Intensive Foundation Design」の略称で、
REAPRAと共に学んでいくための事前準備(土台づくり)のこと
IFDでは、今の自分だけを見るのではなく、これまでどんな環境で過ごしてきたのか、
どんな経験をしてきたのか、そこからどんな考え方や行動の癖が生まれてきたのか、
といったところまで掘り下げていきます。
そして、その先にある「自分は何を願っているのか」「どう生きていきたいのか」
を考えていく。
REAPRAでは、IFDは単なる自己分析やキャリア相談ではなく、長期的な社会課題に向き合っていくための自分自身の土台を探究するものとされています。
この考え方を知ったとき、「自分も、こういうことを考えてみたいな」と思いました。
(IFDについて詳しくはこちらから)
まだ、答えは分からない
ただ、正直に言うと、僕はまだIFDを本格的にやり切ったわけではありません。
だから今の時点で、「自分はこういう人間です」
とか、
「自分はこれを成し遂げたいです」と答えられるわけでもありません。
むしろ、今はまだ分からないことの方が多いです。
でも、REAPRAで活動する中で、少しずつ考えたい問いは見えてきました。
自分は、何に対して心が動くんだろう。
何だったら、「自分がやらなきゃ」と思えるんだろう。
これまでのどんな経験が、今の自分をつくっているんだろう。
今は、その答えを探している途中です。
これからもREAPRAで、いろいろな人と話して、いろいろな現場を見て、自分の知らない世界に触れていきたい。
その中で「なんで自分はこう感じたんだろう」と立ち止まることも大切にしたいと思っています。
そうやって、少しずつ自分自身のことも知っていけたらと思います。
REAPRAに来る前は、起業家は自分とは違う、特別な人だと思っていました。
でも今は、少しだけ見え方が変わりました。
起業家だから特別なのではなく、
その人にとって放っておけない何かがあって、それを自分のこととして捉え、実際に動き続けている。
そんな人たちなのかもしれません。
そして今度は、
「じゃあ、自分にとっての『放っておけない何か』は何なんだろう。」
その問いを、これからのREAPRAで探していきたいと思っています。
REAPRAでのインターンは、与えられた仕事をうまくこなすことだけではありません。実践のなかで生まれた違和感をごまかさず、自分の前提や行動を問い直し、ときにはまだ答えのない問いを抱えたまま、次の一歩を試してみる。その繰り返しでもあります。
ここで綴られる学びの多くは、まだ途中にあり、明確な名前もついていません。だからこそ、その過程を社会にひらき、読んでくださる方とも一緒に考えていければと思います。
次回は、別のインターンが、自身の実践から生まれた「まだ名前のない学び」をお届けします!
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ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
輝いているあの人は、自分とは違う。そう思ったことはありませんか?
それは思い込みなのかもしれません。
社会を変えていけるのは、小さな一歩の積み重ねです。
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひお話ししましょう!