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Rails←React導入

弊社は創業からRuby on Railsを使用していましたが、創業から3~4年が経過した時点で、

「あれ・・サイト表示重くない??」

「画面遷移10秒くらい経たないと変わらないページあるよ・・」

とちらほら社内外からご意見(クレーム)をいただくことがあり、じゃあフロントエンド改善するかという流れになりました。React / Vueどちらか導入したいよねということになったのですが、ベースがrailsということで、erb / slimなどのviewの中でreactを使用できるgemがあるということでreact-railsを採用しました。

目次

  • Gemの導入

  • ファイルの準備

  • Reactコンポーネントの作成

  • Railsのviewファイル内でReactコンポーネントを読み込ませる

Gemの導入

GitHub - reactjs/react-rails: Integrate React.js with Rails views and controllers, the asset pipeline, or webpacker.
Integrate React.js with Rails views and controllers, the asset pipeline, or webpacker. - reactjs/react-rails
https://github.com/reactjs/react-rails


gemfileにgemを記述し、gemインストール後コマンドを実行し、Reactをインストール。

※ rails5以前は、webpackerが導入されていない場合導入が必要でshakapackerが必要かと思います。

# Gemfile

gem 'react-rails'
$ bundle install
$ rails wepacker:install:react
$ rails g react:install

上記コマンドを実行することで、app/javascript配下にcomponentsというフォルダが作成されるはずです。

今後作成していく、Reactコンポーネントファイル(.jsxファイル)についてはcomponentsフォルダ内で管理します。フォルダ内の構成については各社各人によるので、弊社はAtomicデザイン(以下の記事を参照した)を採用しました。

Atomic Design入門 - Qiita
最近Atomic Designという考え方を学んだので、コンポーネント指向と絡めつつ僕なりの理解をアウトプットしてみます。Atomic Designもコンポーネント指向も初心者なので、誤りがあれば...
https://qiita.com/Kazuhiro_Mimaki/items/3d9a8594064aab5119da



ファイルの準備

# routes.rb

Rails.application.routes.draw do
root "hoges#huga"
end


controller生成のため、rails g controller hogesを実行し、アクション名記載。

# hoges_controller.rb

class hogesController < ApplicationController
def huga
end
end

生成されたview/hogesディレクトリの中に、huga.html.erbを作成し、該当ファイル内にReactコンポーネントを記述していきます。


Reactコンポーネントの作成

$ rails g react:component <コンポーネント名>

※ ちなみに生成時に渡す予定のpropsについても記述することも可能。

$ rails g react:component <コンポーネント名> <props名:データ型>


試しに、testコンポーネントを作成する場合。

$ rails g react:component test

以下のファイルが生成される。

# test.jsx

import React from 'react';

const test = () => {
return (
<h1>Hello from React</h1>
);
};

export default test;

※ 上記は関数コンポーネントだが、classコンポーネントでも機能する。

# test.jsx

class Test extends React.Component {
constructor (props) {
super(props)
}

render () {
return (
<h1>Hello from React</h1>
)
}
}


Railsのviewファイル内でReactコンポーネントを読み込ませる

該当のファイル(今回はhuga.html.erbとする)に先ほど作成したtest.jsxを読み込ませる場合は、以下のように記述します。

<%= react_component("Test") %>

また、viewファイルからコンポーネントにpropsを渡したい場合は、以下のように記述する。

<%= react_component("Test", {
hoge: 'huga',
fizz: true,
buzz: false
}) %>


上記でrailsアプリケーションにreactを簡単に導入することができます。

ただ本gemについては、基本的にサーバとの通信はRailsを介さなければならないので、フロント・バックエンドを切り分け、react_componentメソッドを使用しないようにするためにはapplication.jsによしなに記述する必要があります。


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