【ラピュタではたらく vol.9】覚悟と責任を持って「より良いもの」をお客様へ。多方面の架け橋になりスタートまでの道のりを整えるプロジェクトマネージャー
ラピュタではたらく魅力や裏話を紹介する「Work at Rapyuta -ラピュタではたらく-」シリーズ。
社員インタビューを通じて、会社情報には載ってない「リアル」をお届けしていきます。
Work At Rapyuta - ラピュタではたらく- vol.9
中川忠紀(Tadanori Nakagawa) - プロジェクトマネージャー
広島大学大学院工学研究科にて情報工学を専攻し、卒業後はソフトウェアエンジニアとして様々なプログラミング開発・設計を担当。複数社での勤務を経験し、品質向上や効率化を図ることで「いかにより良いものを提供できるか」を追求する中で、他社製品の取り扱いの限界を感じ始める。より直接的な社会貢献を叶えたいと、自社のロボットを扱うことができるラピュタロボティクスへ入社。現在はプロジェクトマネージャーとして、導入が決定したラピュタPA-AMR(協働型ピッキングアシストロボット)の運用開始までの遂行管理を行う。
エンジニアからコンサルティングを経て見えた世界が転機に
子どもの頃からコンピューターが好きで、自分でプログラムを組んでみたりしていました。そのまま大学院までソフトウェアの勉強をし、社会に出てからもソフトウェアエンジニアとして特に組込み系と呼ばれる業界や、大手キャリアなどの通信系のお客様から依頼された開発案件のプログラムを書いていました。自分の中では、どのように品質を上げていくか、どうやって効率よく開発していくかを常に追求し、何度か転職も経験しました。一番長くいた東陽テクニカという会社では、開発支援をする海外製のソフトウェアツールの輸入代理販売を行なっており、技術マネージャーとして開発をリードしながら、実際どのように活用していけば品質や効率があがるのか、というようなお客様へのコンサルティング業務も行っていました。お客様に喜んでいただけるよう日々目の前の案件に向き合っていて、だんだん開発自体よりもどうやってより良いものを作っていくかに興味を持つようになりました。
「より良いものを作る」を追求し、ラピュタロボティクスへ
品質や生産性の向上に注力する中で、自身の経験や知識が増えるにつれてお客様のご要望に合わせた改善点がたくさん見えてきました。お客様にはより適応しやすい形で使っていただきたい、という思いからその都度メーカー側に改善提案をしていましたが、やはり自社製ではないので一筋縄ではいかず、何度も歯痒い思いをしました。
そんな中、たまたま一緒に仕事をする機会があったラピュタロボティクスに興味を持ちました。ラピュタロボティクスは自社製品を持っているため、「より良いものを提供したい」という想いを叶えることができるのではないか、そしてより直接的に世の中に貢献できるのではないかと感じ、入社を決めました。
お客様が良いスタートを切れるようプロジェクト全体をサポート
現在はプロジェクトマネージャーとして、ラピュタPA-AMRの導入が決まったお客様に対して、実際に倉庫内で運用していただける状態にするまでの全体管理をしています。バッテリー電源の準備やWi-Fiスポットの設置提案などを含め、ロボットを倉庫内にきちんと適用するためのソフト・ハード面のインフラ整備から社内外のステークホルダーの方々との調整など、全体を通した運用までの遂行管理を行います。さらにお客様のご要望をヒアリングし、各要件に合わせて精査しながら導入までの期間中にどこまでを行い、現状で解決できない分はどのようにリカバリーしていくかなどのご提案も行なっています。
それぞれの業務の中で、各プロジェクトに共通するような内容はテンプレート化を積極的に行い、スムーズに進行できるようにしています。その分、個別の特殊なご要望などは丁寧に時間をかけてご提案できるようバランスを取ることを心がけています。総合的にプロジェクト全体をどううまく進めるか、ステークホルダーとの協働を考えながら順序立ててスケジューリングし、期間内にきちんとスタートを切れる状態にすることが私たちの役割です。
十人十色のご要望を繊細に受け止めるために
プロジェクトごとに現場の仕様やお客様のご要望はもちろん違うので、こちらで考えうることはしっかり考え切った上でいくつかのパターンでご提案を出しながら、リスクも併せてご説明します。
限られたリソースの中でもいかにお客様に寄り添ったご提案ができるか、いかに上手く合意を形成していけるかが、非常に難しくもあり、やりがいとなる部分です。お客様から「なるほど」と言ってもらえ、お互いに納得をきちんとしながら進めることができたときはとても嬉しいです。繊細な部分をうまくキャッチアップできるよう普段からの信頼関係を大切にすることを心がけています。
特殊なご要望に対してしっかりと時間をかけて提案の質を上げられるよう、スムーズに進められるところはテンプレート化していく、そこのバランスが私たちのベースにあると考えています。
スタンダードができているということは、全体の土台を安定させお客様にも安心していただけますし、またチームに新しくジョインした人にとっても、まずやるべきタスクが明確になり有用だと思うので、今後もよりチーム全体としてのパフォーマンスを上げられるよう取り組みを推進していけたらと考えています。
阿吽の呼吸ではうまくいかないからこそ成長できる
ラピュタロボティクスの魅力は、やはり多国籍で多様性に富んでいることだと感じます。社内の様々な方々と協働する中でいろんな価値観に触れ、「そんな発想はなかった」「こんな考え方があるんだ」という新しい発見がたくさんあります。時にはコミュニケーションがうまくいかないこともありますが、「ここの伝え方が悪かったかな?」「次はこう説明したらいいかな?」「なんでそんな発想になったんだろう」など、阿吽の呼吸ではうまくいかない部分を相手の立場に立って自然と考え直すことが増えたので、視野が広がり、自分の成長に繋がっていると感じます。ラピュタロボティクスはスタートアップ企業なのでどんどん新しいことにも挑戦していかなければいけないという環境の中、まわりのみんなの向上心・好奇心というところも大きな力として与えてもらっているのかなと感じています。
適任なのは、最後まで逃げずに向き合い続ける覚悟と責任感のある人
プロジェクトマネージャーの仕事において、最も大切なことは責任感だと考えています。それぞれのプロジェクトの遂行に対して、全て自分ごととして覚悟を決めて発言し、意思決定していく。誰かから言われたからではなく、能動的に自分のアクションができて、それに責任を持って最後までやり遂げられる人に是非仲間になっていただきたいです。時にはステークホルダーとの調整がつかなかったり、想定していたサポートをしてもらえなかったりなどうまくいかないこともありますが、そんな中でも自分の中でどうケアをしながら進めていくかの結論を出し切り、お客様の合意を得るまで覚悟と責任を持ってやりきることが大切になってきます。前向きにお客様と向き合い、折衝していくことができるポジティブな人には向いていると思います。サポート体制は整えていますので、失敗を恐れずにチャレンジしてほしいです。
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