目次
- 合同企業説明会でのバーチャルオフィス見学
- どうして「自社の説明」より、「ものの見方」を伝えるのか
- 未来を生き抜くチカラをつけよう!
- テクノロジーがもたらす未来を考えずに就職活動をすることはできない
合同企業説明会でのバーチャルオフィス見学
先日、はこだて未来大学生向けの合同企業説明会(FUNキャリ)に出展しました!
ご来場いただいた多くの学生のみなさん、本当にありがとうございました。
今回から始めた「バーチャルオフィス見学」では、函館からテレビ電話をつなぎ、札幌オフィスや東京オフィスの新卒スタッフに登場してもらい、自分達が進めているプロジェクトや、仕事のやりがいについて語ってもらいました。
そのまま、WEBカメラを持って、オフィスの内観や、自分の作業机や、窓からの景色を映してもらったりもしました。
また、採用面接のコツや、会社選びの基準など、就職活動に役立つ当社独自のノウハウもお伝えしました。
どれも好評だったみたいですごく嬉しいです!
当社は、合同企業説明会であれば、仮に1回30分の持ち時間だとしたら、自社の説明は7分しかしません。
「企業説明会なのに、自社の話はあまりしないんですか?」と疑問を持たれるかもしれません。
もちろん、これが、単独企業説明会であれば、もっと自社のことを話します。
来てくれる方は、全員、当社にそこそこ興味があるという前提が成り立つからです。
しかし、今回は、合同企業説明会です。相手の興味も時間も分散されます。
そのため、当社では、「自社の紹介」ではなく、「ものの見方」の説明に重きを置いています。
どうして「自社の説明」より、「ものの見方」を伝えるのか
老子の言葉で『授人以魚 不如授人以漁』というものがあります。
「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に"魚の獲り方"を教えれば生涯食べていく事が出来る」という意味です。
会社の説明をしただけでは、相手にとって、そこまでトクはありません。せいぜい、「こんな会社なんだ」とわかるだけです。
でも、会社選びの考え方を持ち帰ってもらえば、当社以外でも活用できますし、その人は自分にあったより良い道が切り開けるかもしれません。
私も、15年くらい前は、就活生でした。
そのとき感じていたのは、「いよいよこれから社会人になる!」という期待もありましたが、それ以上に、「自分にはどんな仕事が向いているんだろう?」「この先、未来はどうなっていくんだろう?」「どんな基準で道を選べばいいんだろう?」というような、漠然とした不安でした。
だから、採用側となった今、私は、学生のみなさんに、そういった不安を解決できる視座を提供したいと強く思いました。
ホームページを見れば書いてあるような、会社概要や業務内容よりも、自分で判断できる「ものの見方」を贈りたいと思ったのです。
未来を生き抜くチカラをつけよう!
一貫して伝えているメッセージは、「未来を生き抜くチカラをつけよう!」です。
「10年後、もし、すべてが白紙になるような事態が起きたとき、あなたの手には何が残っていますか?」という問いかけを自分にすれば、知名度や評判で自分の進路を決める危うさに気づきます。
どんな時代になっても、自分の腕一本でやっていけるチカラをつけよう! 入社当初から、第一線でバリバリ活躍できる環境で自分を磨こう! あなたの価値観と時間を尊重してくれる会社を見つけよう!
毎年、繰り返し呼びかけています。
何よりも、時間の価値が高い時代です。 これからの自分の時間を、1分たりともムダにしてはいけないと思います。
テクノロジーがもたらす未来を考えずに就職活動をすることはできない
なぜ、毎年、同じメッセージを伝え続けているかというと、未来の流れを考えず、ただ、「有名な会社だから」「評判が良いから」という他人目線の理由だけで会社選びをしてしまう人が、今、この時代においても、驚くほどたくさんいるからです。
未来がどうなるかは、もちろん誰も確実なことはわかりませんが、ある程度、流れは読むことができます。そこに大きく関係してくるのはテクノロジーです。
ある種のテクノロジーは、永久不滅と思われていた企業や業界を、何かの拍子にフッと消滅させてしまうことがあります。
就職活動は、学生のみなさんにとっては、人生の大きな分岐のひとつになると思いますが、少し大げさにいえば、テクノロジーがもたらす未来について一切考えず会社選びをすることは、私は不可能だと思います。
だから、当社の会社説明会では、未来の話も伝えています。
学生のみなさんには、ぜひ自分自身の目と手で、自分の道を切り開いていってほしいです。
やりがいも、安定も、成長も、外に求めている以上は手に入りません。 なぜなら、それらはすべて、自分の中に見つけるものだからです。
当社の説明会が少しでも誰かの道を選ぶヒントになっていたら、すごく嬉しいです。