こんにちは、三橋です。
Laravelを使う機会があったので、Laravel SailをMacにインストールする手順を紹介させていただきます。

Laravel Sailとは

Laravel Sailは、Laravel開発者にとって便利なツールで、Dockerを使用してローカル環境でLaravelアプリケーションをセットアップできます。Sailを使うことで、開発に必要な依存関係やツールが自動的に設定され、すぐに開発を始めることができます。コマンドを実行するだけで、Dockerコンテナが起動し、Laravelアプリケーションが実行されます。カスタマイズも可能で、コンテナ構成や環境変数を調整することができます。Laravel Sailは、開発環境のセットアップと管理を簡素化し、一貫した環境を提供します。

Dockerのインストール

下記から【Apple Chip】ボタンをクリックし、インストール用ファイルをダウンロードします。
画面に従いインストール後dockerを起動してください。

https://www.docker.com/products/docker-desktop/

Laravelプロジェクトの作成

下記コマンドを実行しプロジェクトを作成します。

curl -s https://laravel.build/test-project | bash

Laravel Sail起動

下記コマンドを実行しsailを立ち上げます。
※sail up のあとに -dをつけると、バックグラウンドでsailを立ち上げることができます。

cd test-app && ./vendor/bin/sail up -d

http://localhost/ を開きLaravelのトップ画面が表示されれば成功です。

簡単にLaravelの環境構築を実施することが出来ました。

既存のプロジェクトを起動

次は、既存プロジェクトをクローンしてからの手順を記載します。
クローン直後はvendorフォルダがないので以下のコマンドでComposerのパッケージのインストールします。

docker run --rm \
    -u "$(id -u):$(id -g)" \
    -v $(pwd):/var/www/html \
    -w /var/www/html \
    laravelsail/php82-composer:latest \
    composer install --ignore-platform-reqs

「.env.example」ファイルを参考に、.envファイルを作成します。

DB_HOST=127.0.0.1
↓
DB_HOST=mysql

Sailをバッググランドで起動します。

./vendor/bin/sail up -d

APP_KEYを更新します。

sail php artisan key:generate

テーブルを作成します。

sail php artisan migrate

migrationフォルダに格納されているmigrationが実行されます。

最後に、cloneしたプロジェクトが起動できれば成功です。

Laravel sailを使用すると開発に必要な環境を簡単に用意することができてとても便利です。