今回は、東京第三支社に所属する菊池 諒介(きくち りょうすけ)への取材。
大学在学中に公認会計士試験に合格し、会計事務所に新卒で入社した菊池。
しかし当時は、会計士として自身の能力を最大限に発揮できるキャリアイメージが描けず、
自身のキャリアを模索していたと語る。
そんな中、ライフプランナーという働き方に出会った菊池が出した答えとは―――。
“公認会計士×ライフプランナー”という、
新たなキャリア・可能性に挑んだ菊池の転職ストーリーに迫ります。
―――自己紹介をお願いします。
東京第三支社 菊池諒介と申します。
埼玉大学経済学部在学中、公認会計士試験に合格。卒業後は新卒で会計事務所に入社し、3年間勤めた後、2014年3月にプルデンシャル生命へ転職しました。その後、2015年に公認会計士登録をしています。
―――就職活動や前職時代の様子を教えてください。
私が大学生の時、会計士業界は超売り手市場。公認会計士試験に合格さえすれば、大手監査法人に就職できると言われていました。ところが、いざ私たちが就職活動に臨む年、リーマンショックにより状況は一転。売り手市場から買い手市場になり、厳しい就職活動を強いられることになりました。就職活動を始めた当初は、思い通りにならないことが多々あり、苦戦しました。
そのような市場背景もあり、大学卒業後は比較的規模の小さい会計事務所でキャリアをスタートすることに。しかし小規模だったからこそ、「組織の一部」「新卒社員」としてではなく、“1人の会計士”として仕事を任せてもらえる機会にも多く恵まれ、やりがいを持って仕事に邁進していました。
―――会計士としてファーストキャリアをスタートさせた一方で、転職に至るまでどのような心境や環境の変化があったのでしょうか。
会計事務所に就職し、通算2年以上の実務経験を積むと修了考査を受験できるようになります。修了考査に合格すると公認会計士登録ができるようになるのですが、そのタイミングで次のステップに進みたいと、社会人2年目頃から漠然と考え始めていました。
当時25歳。
具体的なキャリアを考える上で自らアポを取り、独立開業している方、ベンチャー企業のCFO、上場企業の経理を担う方など、会計士のキャリアとして思いつく限り様々な方とお会いしました。先輩会計士たちから話を聞き、感銘を受けながらも、「まだ会計士があまり活躍していないフィールドで勝負してみたい」「自分なりのオリジナリティのある資格の活かし方があるのではないか」と感じてしまいました。
―――プルデンシャル生命を知り、ライフプランナーに転身を決めたきっかけは何だったのでしょうか。大きな転機となったのは、プルデンシャル生命の営業所長とお会いしたことでした。
独立を視野に入れつつ幅広く将来の選択肢を模索する中で、先輩会計士からの「若いうちから色々な人に逢い、人脈を広げておくと良い」というアドバイスのもと、業界に捉われずご活躍されている方々とお逢いしている最中でした。
営業所長からキャリア・インフォメーション・プログラム(CIP)というプルデンシャル生命の会社説明プログラムにお誘い頂き、独立自営家として自分の力でマーケットを切り拓き、キャリアを形成していくライフプランナーの働き方に魅力を感じました。
また当時、「保険業界には営業パーソンとして優秀な人はたくさんいるが、高度な専門知識を有する人材はまだまだ不足しているのではないか?」という印象を抱いていました。それであれば、キャリアの舞台を保険業界というフィールドに転換してみるのはどうか。
プルデンシャル生命という環境を味方に付けることができたら、会計士の専門知識を一層活かせるのではないか、さらには自分の想い描いていたキャリアに近い働き方ができるのではないか、と思い転職を決意しました。
―――転職後、「自分が選んだ道は正しかったのか」という葛藤はありましたか。
転職直後は、正直「もっとうまくいくはずだったのに」と思うこともありました。快く商談に応じてくれると思っていた友人が電話にさえ出てくれない、待ち合わせの場所に向かっても誰もいない、そんな辛い経験もたくさんありました。
しかしライフプランナーにキャリアチェンジをしたものの、結果を残せなかったことを理由に会計士に戻るなんて、かっこ悪いですよね(笑)
また、断られる確率が高かったとはいえ、私に保険のご契約を託してくださるお客さまもたくさんいらっしゃいました。そんなお客さまの存在が「やるしかない」「引くわけにはいかない」という大きな原動力となり、今まで続けて来られました。
―――ライフプランナーにキャリアチャレンジした後、自身の中で変わったと感じることはありましたか。
人との関係性がずっと深くなりました。
ライフプランナーになると、将来やご家族に対する想いや考えをお聞かせ頂きます。当たり前のように昔から付き合ってきた友人とも、ライフプランナーとして関わることで今まで以上に深い関係を築けるようになりました。
人との関わりがより広く・深くなったと感じます。そしてお客さまにとって一生涯の担当者であり続けられる点は、まさにライフプランナーの醍醐味ですね。
―――続いて、菊池さんが思う、ライフプランナーの責務とは何でしょうか。
ライフプランナーは、単に生命保険を販売するのではなく、お客さまの大切な方への責任を引き受ける仕事です。
そんな我々が扱う“生命保険”は、担当者が居て初めて、100%の価値を届けられる商品だと思います。また仕組みが複雑であり、潜在ニーズも含め取捨選択しなければ、いざという時に役立ちません。
保険という商品は、良くも悪くも担当者が違うだけで、その価値が大きく変わってしまうこともあります。
ライフプランナーとしてお客さまが望む責任を果たせるよう、専門知識を以って本当に必要な商品のご提案を差し上げることが一番の責務だと感じています。
―――では、菊池さんがライフプランナーとして意識していることはありますか。
会計士業界から保険業界に移り感じていることは、営業パーソンの専門知識を高める必需性です。
会計士や税理士は皆、専門知識豊富な方ばかりです。しかし、営業力やコミュニケーションをそれほど重視していない方も少なくないと感じます。一方で、保険の営業パーソンは、営業力の向上や人との関係構築に注力するものの、専門性の高い知見・知識を持ち合わせている方がまだまだ少ない印象を受けます。
多様な考え方や価値観が求められ、様々な情報が出回る中で、保険という商品を提供するにあたり、営業力や関係性だけでは限界が生じてしまうのではないでしょうか。そのような社会の変化に伴い、正しい知識・高い専門知見を有しているライフプランナーが増えていけば、社会からの信頼も高まってくるはずです。
私自身も保険商品をご提案する時は、“会計のプロフェッショナルである”というアイデンティティを持ち続け、会計士である自分にしかお伝えできない情報を付加価値として、ご提供できるよう努めています。
―――会計士である菊池さんだからこその強みですね。では、プルデンシャル生命で今後やりたいこと、実現したい夢を教えてください。
自分がライフプランナーとして保険業界に関わることで、「安心できる」と思える方を1人でも増やしていきたいと思っています。
信頼できる担当者に出会えれば、お客さまの保険業界に対するイメージはポジティブなものになるでしょう。しかし、稀に悪い担当者に出会った方が保険業界に対してネガティブな印象を抱いてしまう。ネガティブな印象はポジティブな印象よりも世間に広まり、騒がれやすいものだと思います。
社会に与えるインパクトという意味でも、プルデンシャル生命ほどのブランド力を有する企業が一丸となり専門性を磨き続ければ、保険業界をもう一段階高いステータスに底上げできると思っています。
そのためには、士業をはじめとする専門知識を有する仲間がもっと増えるような組織にしなければならないと思うのです。
また組織を変えるほどの影響力を持つためには、やはり結果を出し続けていくことも必須です。私は士業からの転身者として、まだまだパイオニアを狙える位置にいると思っています。プルデンシャル生命、延いては保険業界を変えられる影響力のある存在になっていきたいですね。
―――ありがとうございます。では最後に、現在転職を考えている、もしくはキャリア選択に迷われている方に一言お願いします。
仕事を探すときの軸は人それぞれですが、お金・やりがい・時間・人間関係・・・悩んでいることが一つでもあるならば、新しいことに挑戦してみるのも1つの方法ではないでしょうか。
プルデンシャル生命は、努力次第で全てを手に入れることができる会社だと思っています。とても自由度が高い環境です。だからこそ、自分で強く責任を持たなければならない、お客さまへの責任を果たしてこその自由である、ということを忘れなければ良い働き方ができます。
保険業界やプルデンシャル生命という組織に対し、先入観やイメージを抱いている人も多いかもしれません。しかし「本当に自分の望むものがプルデンシャル生命にないのか?」と、確かめること自体、無駄になることはありません。
自分の目で確かめもせず、チャンスを不意にしてしまうよりも、どんな可能性が広がっているのか、ぜひ覗いてみて頂きたいですね。