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【社員インタビュー】自らの気づきから“働きやすさ”をつくる。3児の母が取り組む、環境向上プロジェクト

営業管理部門のユニットマネージャー(以下、UM)を担う、豊嶋 瑠美。3度の育休を経ながら第一線で活躍し、主に首都圏にあるポジティブドリームパーソンズ(以下、PDP)の会場運営をサポートしている。一方で、社内の労働環境を改善するプロジェクトにも参画する豊嶋。マルチに躍動する豊嶋の働き方とは。

3度の産休・育休を取得したユニットマネージャー。ママ社員が働きやすい環境を整備

3児の母である豊嶋が、PDPに入社したのは2004年。当初の約3年間はウェディングプランナーを務めていた。

その後、最初の産休・育休に入り、復帰後は自ら希望して本社の総務部門に異動。やがて、営業管理部門への配属が決まり、2020年にはUMに昇格した。

豊嶋 「産休・育休をそれぞれ、3度取得しています。1人目の出産時は会社の規定通りに休暇を取得しましたが、2人目、3人目になると余裕も出てきました。特に3人目のときには3カ月しか育休を取らないと決めていて、仕事への意欲は高かったと思います。いずれの休暇でも、上司や同僚にも支えられてスムーズに取得できましたね」

PDPには、豊富な経験と才能を兼ね備えた女性が中長期的に安心して活躍し続けられる職場環境を目指し、妊娠時や育児休暇中に利用できる「ポジティブ・ママズ制度」がある。復帰後の働き方においても、豊嶋はUMとして業務を属人化しないチームづくりをしている。

豊嶋 「営業管理部門には数人のママズメンバーが在籍しています。リモートワークができる環境も整えていますし、誰かが子どもの発熱などで急に休んでもほかのメンバーが仕事を代われるよう、業務を属人化させていません。

もちろん、請求書の発行をはじめオフィスでしかできない作業もありますが、私たちの部署では無理に出社しなくても仕事が回っていく体制が整っています。また、私の場合、子どもや夫も私が働くことを応援してくれていて、土日に仕事が入っても夫に任せられますし、働きやすく感じています」

リーダーシップを発揮できる営業管理の仕事。社員から頼られることが醍醐味

2023年1月現在も、豊嶋は営業管理部門のUMとして、5人のメンバーとともに首都圏エリアを担当している。主な仕事は、PDPが運営するウェディング会場やレストランの売上管理およびメンバーのサポートだ。

豊嶋 「首都圏にはホテル・婚礼会場・レストランを含めた直営会場が4つ、アライアンス会場が2つ、レストラン特化店舗が5つ、さらにフラワーショップが2店舗あります。これらが永続的に続くよう管理するのが私たちの仕事です」

もう一人のUMとともに、全国にいる16名の営業管理メンバーとコミュニケーションを密に取り、一人ひとりが同じようにスキルを発揮できるようサポートするのも、豊嶋の仕事のひとつ。

メンバーの目標設定や計画の立案に加え、「PDPパーソンとして、企業理念の『PDP WAY』を誰よりも体現する人」という営業管理のあるべき理想の姿を、メンバーが実現できるようなサポートもしている。

豊嶋 「数字面だけでなく、各会場の全体的な運営を担い、総務や労務といった業務も任されています。上司の指示よりも先に自分で考え、メンバーを巻き込んで行動できることが求められますから、『自分たちの主導で会場を運営している』『リーダーシップを発揮できている』という自信につながる仕事です。

また、各会場の社員から、困り事があるときに真っ先に相談を受けるのも、営業管理部門。社員の信頼を得られる点も仕事の魅力ですね」

このように頼られるからこそ、豊嶋が大切にしているのは、常に社内の最新の情報をキャッチしておくこと。

豊嶋 「PDPは動きのはやい会社なので、常に情報が変わっていきます。現場で起きていることをキャッチできるよう、年齢関係なく、同じ目線でコミュニケーションを取れるような話し方を意識し、話しやすい関係づくりにも気を配っています。

こうした意識を持っているのは、情報の変化に私自身がついていけないのが嫌だと感じ、メンバーに何かを聞かれて答えられないことも避けたいから。メンバーをいつでもサポートできる状態が、私の理想。人を待たせるのが好きではなく、聞かれたらすぐに返事をしたいのです。

ウェディングプランナー時代に大切にしていた、『お客様を不安にさせない、待たせない』という姿勢が、今のメンバーへの接し方にも生きていると感じます」

環境向上プロジェクトに参画。環境改善や取り組みを発信し、PDPの魅力を届けていく

営業管理の業務に加え、豊嶋は全国にいる約10名の社員と労働環境の改善について議論する「環境向上プロジェクト」にも参画している。

それぞれ職種も役職も異なるメンバーが本業と並行して参加するなど、意欲的な人が集うのがこのプロジェクトだ。豊嶋は営業管理の立場から各会場の現状をよく知り、本社の意向も把握しているとの理由で抜てきされた。

豊嶋 「社員の働き方をより良くすることはもちろん、プロジェクトを通じて当社のSDGsへの取り組みを世の中に発信したいという想いもあります。PDPは社会に対する貢献度、社外からの信頼度などが高まっている企業であり、努力をアピールせずにいるのはもったいないですから」

これまでもPDPでは、レストランのテイクアウト容器をプラスチックから、より環境負荷の低いウッドプラスチックに変える取り組みを行ってきた。また、在宅勤務が拡大していることは、社員の働き方に柔軟性が加わったポイント。

こうした取り組みを発信することが、社外、ひいては社内メンバーに対しても、PDPの魅力づけにつながると豊嶋は考えているのだ。

豊嶋 「SDGsにつながる社内の取り組みを社外に広報することだけでなく、新たな取り組みを考えるのもこのプロジェクトの目的。現在は、 『使用できるのに、今その会場では使われていない備品』を、他会場へ転用したり、施設へ寄付したりできないかを検討しています。

それぞれの職場でモノが減れば、メンバーがパソコン作業をするスペースや休憩場所を今以上に確保できます。加えてみんなが気持ち良く働けるなど、労働環境の向上にもつながりますよね。一方で、ニーズがあれば、別の会場がその備品を新たに購入することなく確保できる。PDP内にある資源の最適化ができるんです。

実は、この企画の発案者は私で。営業管理の仕事を通して気づいたことを案として出しました。まだ使えるものを、不要だからと捨ててしまうのは本当にもったいないです。不足している会場があれば届けたい、転用したいと思ってのアイデアでした」

豊嶋は現在、この備品の取り組みに加えて、各会場の環境チェックも担当。劣化した設備がお客様の目に入ることを避けたり、そもそも備品を大切に扱うための規定を定めたりしているところだ。

ルールの規定や情報を可視化することで、マネージャーに委ねる体制ではなく、気づいた人が率先して対応できるようにしていきたいと考える。

内なる声を肯定してくれる仲間とともに、自発的に動くカルチャーづくりを目指していく

現在は「環境向上プロジェクト」の稼働によって社内の改善が進んでいるが、豊嶋はやがてプロジェクトが解散しても、社員が自ら進んで働きやすい環境を求めていく意識を根づかせたいと考えている。このカルチャーを育むことこそ、プロジェクトの描く未来だ。

豊嶋 「直近の目標はまず、Wi-Fi環境が不完全な職場もあるので、整備をして誰もが同じレベルで業務に臨めるようにすること。ほかにも、SDGsに関わること、社内環境改善につながることは、いつでも『何かないかな』とアイデアを探しています。

こうした取り組みの先で、すべての社員とともに課題を解決していくカルチャーが生まれたら良いなと思います。そして、PDPがもっと魅力的な会社になり、入社希望者を増やすことが環境向上プロジェクトチームとしての役割ですね。

プロジェクトチームのメンバーは、いずれの意見も尊重し『私たちの会場でも同じような事例があります』といった共感をしてくれる方々。アイデアや意見に対して、まず肯定の声を投げかけてくれます。興味のある方にとっては、参加しやすい雰囲気ではないでしょうか」

また、豊嶋は、個人としては、営業管理としてのスキル向上を目指している。現時点では会場単位の売上、原価、粗利などは把握しているが、より大きな目線でPDP全体の売上や経費まで理解できる立場になりたいと考えているのだ。

今はまだ、自らが提出した経費明細と経理部門が算出した数字が合わずに、やきもきすることも。自分のスキルアップを通じて、その齟齬をなくしつつ、会社の情報を細部まで把握し、経営判断に関わる数字にも意見できるようになるのが目標だ。

豊嶋 「社員の皆さんには、ぜひPDPだけでなく他社の動向にも目を向けてほしいですね。多くの情報を得た上で、当社で取り入れられることがあればぜひ私たちに教えてください。

私の根底には、ウェディングプランナーになったきっかけでもある『人に頼られたい。感謝されたい』という想いがあります。誰にでも同じ姿勢で臨んでいるので、気軽に声をかけてもらえたらと思います」

環境向上プロジェクトに加わったことで、自分とほかのメンバーが共通の課題を持っていることがわかり、一体感を感じると話す豊嶋。「会社をより良くしたい」との共通意識を抱く仲間とともにこれからも、PDPを働きやすく、魅力的な会社へと導いていってくれるだろう。

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