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What we do

木の上のひみつ基地、つくったことがありますか? 大将は小学5年生、下は5歳の異年齢の仲間たちが、毎週、基地をつくり続けていた様子が、NHKテレビのドキュメンター番組になりました。
赤ちゃんだって、ママだって、外は気持ちいい♪ 室内の子育てひろばから、みんなで「おひさまぴよぴよ」にあそびに行く企画です。
本団体は、2003年に市民活動「プレーパーク」をはじめたことが設立のきっかけです。その後、行政施設を運営する地域密着型NPOとして「あそび場づくり」と「外あそびの促進」に取り組んできました。最初の転機は、2011年、『NPO法人あそびっこネットワーク』に団体名を変えて、乳幼児から小学生を対象に「こどもが外で!あそんで育つ“まち”練馬”」を掲げるようになった年です。その後、練馬区内での認知度と信頼を着実に固めて、練馬に必要な新たな事業の提案ができるようになりました。そして次の転機が、2019年、日本中に「こどもが外で!あそんで育つ“まち”」が増えることにコミットして、『NPO法人PLAYTANK』(プレイタンク)に法人名をかえた、今です。 『PLAYTANK』は、「Play:プレイ」 × 「こどもの発達」「主体的な学び」「子育て」「地域コミィニティ」に関わる実践者、専門家、専門施設、団体、企業、自治体、保護者、地域のシニア世代のみなさんとつながり、協力・連携・協働することを通して「あそぶ」をより深く、広く、実践的に考える「think:シンク」に取り組んでいいきます。また、そうして得た知見・見識・データを事業の運営スキームづくりに反映し、それぞれの「まち」に合う新しい事業提案にも活かしてしていきます。 『PLAYTANK』事業の中心は、屋外の「あそび場」づくりと、外あそびの促進です。外で!自由にあそぶ “こどもたちの笑顔とパワー” が、「まち」の大人をエンパワーメントすること、動かすことを、信じています。 『PLAYTANK』は、こどもたちと一緒に、こどもが外で!あそぶ「まち」を日本中に広げていきます。 ■■■本団体の事業■■■ ①赤ちゃんから小学生が、外!であそんで育つ “あそび場づくり”をします。 =子育てひろば、学童保育、冒険遊び場の運営 =校庭・園庭の外あそび促進 ②子どもがあそんで育つ大切さを発信して、社会の価値観を変えます。 =講座・ワークショップ・イベント開催 =専門職の学びの場づくり =広報媒体作成、出版・動画等配信 =講師派遣 ③こどもが外で!あそぶ「まち」が日本中に広がるために、事業提案と事業の質の向上に取り組みます。 =事業の政策提言 =事業運営&人材育成のスキームづくり =あそび場づくりのコンサルティング ■■■■■■■■■■■■■■■■

Why we do

学年や学校が違っても、落ちるか落ちないか…どきどきのスリルを一緒に味わえば、仲間です。習い事や塾で忙しい子どもたちの放課後。だから、「そこに行けば誰かいる」、ドラえもんの空き地のような場所が必要なのです。
虐待防止対策により室内の子育て支援施設が増えて…公園デビューが消滅、ちいさな子が外であそぶ機会がへりました。外遊び型子育てひろばは、はじめての外あそび!をサポートします。
 私たちは、こどもが 「あそぶ」ことは、“衣食住” と同様に、心と体と頭が健やかに育つために必要不可欠な、社会のインフラであり、保障されるべき “こどもの権利 ”だと考えています。 しかし、今、こどもたちは、十分にあそんでいるとは言えない状況です。大人の価値観が「あそぶ」ことよりも、勉強や習い事を優先させたりていたり、こどもが「あそぶ」ことで起きる“危ない・汚い・うるさい” を社会が許容できなかったり、あそび仲間の数が少なかったり、自由にあそべる場所がなかったりなど、理由は様々です。そして、私たちが活動を始めた十数年前から、この状況は変わらず、いえ、さらに悪化し、外あそびが減っていることでの、こどもの心や体や頭への影響が危惧されはじめています。 ▶▶▶私たちが考える「あそぶ」とは? 「あそぶ」は、こどもの「やりたい!」からはじまり、こどもが自分で考えて決めたり、つくり変えたりが自由にできる、こどもが主体の状態です。こどもが夢中になって あそんでいる時、「おもしろい!」「なんだろう?」と意欲や興味が溢れています。「あ、いいこと思いついた!」と発想が広がります。人と居ることが心地よくて、安心で、心を解放しています。みんなで力を合わせて成し得ることを、喜んでいます。 「あそぶ」は、こどもの心と体と頭を、実感をともなう豊かな充実感で満たします。大人の価値基準に当てはまる良い評価をもらった時、 提供されたプログラムやアトラクションに参加する時、刺激的なゲームをクリアする時も、こどもは喜んだり楽しんだりしますが、それらは、「あそぶ」充実感とは質が違います。 ▶▶▶外で!あそんで育つ“明日への希望” 四季折々の自然や小さな命に触れる、思い切り走り回るなど、外あそびには、こどもが充実感を味わう環境が豊かです。また、異年齢が群れたり、時にはケンカをしたり、近所の大人に叱られたり褒められたりなど、人との関わりが増えます。 こどもは、自然や人の中で自由に、思う存分あそびながら、非認知能力(=IQで測れない力)や、自己肯定感や自己効力感の土台を育てます。「やりたいことは実現できる」「みんなの力で可能性が広がる」というも価値観も、あそんで育つ力です。 そして、“今、この瞬間を生きる” こどもは、「今日が楽しかったから、明日もきっと楽しい!」と、未来に対する希望を抱くようになるのです。 ▶▶▶こどもが外で!あそぶ「まち」 こどもは、親が育てるものではありません。地域全体に緩やかな人どうしのつながりや、子どもが子どものままでいることを許されている、あたたかな雰囲気の中で、自ら育つのです。そして、そうした人のつながりやあたたかな雰囲気がある「まち」は、子どもだけでなく、すべての人にとって居心地のよい「まち」です。こどもが外で!あそぶ「まち」づくりは、人がつながるあたたかな雰囲気の社会づくりでもあります。 ▶▶▶こどもが外で!あそばない課題に取り組む こどもはだれでも、外であそぶことが大好きです。小学生が外であそばないのだとしたら、そこには何らかの課題があるはずです。例えば、小さな頃からの外あそび体験が乏しく、こども自身に外であそぶ力な足りない。例えば、治安が悪くて、こどもだけで自由に「まち」歩くことさえできない。例えば、あそぶ場所や自然はあっても、少子化であそび仲間がいなく、ゲームやyoutubeなどのバーチャル世界への依存度が高い。例えば、隣の住人の顔すら知らないコミュニティのない地域で、こどものあそびに関する禁止看板だらけなど…課題は、「まち」ごとに違います。 ・・・ 私たちは、地球規模で変わりゆく21世紀の今だからこそ、未来に希望を抱き、主体的に自分の人生を生きることと、持続可能な社会をつくることを "楽しむ力" が、日本中のこどもに必要だと考えています。 こどもたちは、外で!もっともっと、あそびたいのです。 だから、「あそび場づくり」を通して、こどもが外で!あそべない「まち」の課題に取り組くみます。

How we do

もう、濡れていいよね?!大学生のアルバイトと子どもたちがあそぶ あそぶ、小雨の日。
外あそび場型子育てひろばのスタッフは、元参加者が多くいます。ペイフォワード精神(=受けた親切を他の人に返す)で、地域の子育てを支えます。
本団体には、20代半ば〜40代が中心のメンバーが集まっています。保育園、子育てひろば、学童保育、小学校や高校の教師、障害児サポートなど、子ども関係の専門職からの転職者と、エンジニア、店舗運営、ウェブサイト運営などの異業種からの転職者、そして、子育てに専念していた専業主婦からの職場復帰をする人など、前職や属性や働き方が多様な人が集まっていることが、魅力であり強みです。 私たちは、自分の仕事に対して真剣です。自分のなりたい姿、やりたいこと、そして、地域や社会の未来をイメージして、業務スキルや能力をスキルアップすることに意欲的です。そして、志を共に一緒にがんばる仲間の存在と、子どもたちの成長が、モチベーションの源です。 この何年かで、練馬区内で運営する施設数と外あそびを促進する事業数が増えて、スタッフ数も増えました。また、他の団体、自治体、企業からの講座やワークショップの講師依頼、新しい事業立ち上げのコンサルタント依頼、イベント開催依頼をいただく件数も増えました。私たちが続けてきた活動が「まち」に必要だと認められ、「あそぶ」価値の理解がすすむ兆しを感じます。 そこで、『PLAYTANK』と法人名を変えて、経験豊富な実践者、専門家、自治体、地域のシニア層、親たちとつながり、連携・協力・協働体制を整える「シンクタンク」機能を付加することにしました。 地域の課題を解決する地域密着型NPOから、社会課題を解決する社会変革型NPOへと進化する、第二の創設期がはじまります。