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こんにちは!インターン生の野上です!
playground で仕事をするときの魅力の一つが「好きなエンタメに携われる/貢献できる」ということ。
そんな魅力をお伝えするべく、今回から
好きなエンタメ(推し)と、playgroundでのお仕事のお話をお伺いしていく「社員の推しごと」シリーズ
をスタートしたいと思います!
記念すべき第一回は、創業わずか4ヶ月のplaygroundに入社してから現在まで5年。営業の第一線で活躍し続けている下郷さん!!(すごい!!)
下郷さんが愛してやまない「フェス」と、現在の仕事での関わり方をお伺いしました!
フェス好きさん、エンタメに携わる仕事がしたい方、必見です!!
<目次>
- プロフィール
- みんなでつくる感覚がある。だからフェスが好き
- フェス運営の現状、そしてplaygroundがつくる未来の当たり前
- 下郷さんのこれから
- 積極採用中!!
▲(写真)こだわりの髭スタイルかと思いきや、金属アレルギーで剃れないだけだそうです。
【プロフィール】
京都府出身 滋賀大卒。大学で経営を学ぶなかで「実際に経営をしたい」という思うようになり、塾講師で貯めた資金を元手に「shot bar 郷(京都府)」を開業。2年ほど経営したのち、リクルートキャリア(神戸支店)で法人営業を経験。現在、playground株式会社にて営業を担当。
みんなでつくる感覚がある。だからフェスが好き
――はじめに、フェスを好きになった経緯を教えてください!
大学生で初めて行ったフェスが「京都大作戦」でした。
実家が京都で。実家から会場まで車で15分くらいの距離だから、友達と行ってみようってなったことがきっかけです。今年で15周年なのですが、当時初めて行くはずだった「京都大作戦」が記念すべき第1回でした。
――行くはず「だった」というのは?
まさかの台風で中止。幻の第1回って言われています。笑
中止で行けなかったことがなんだか悔しくて、「来年こそ絶対行こうぜ」と。
そんな悔しさを胸に参加した第2回はもう最高でした。一瞬でフェスの虜になりました!
当時は正直、出ているアーティストのことは一部知っているけどほとんど知らないって状態で。でもだからこそ、「このアーティストいいね」とか、「このアーティスト、少し知っていたけどより好きになったな」っていう新たな発見を持ち帰ることができて、すごく充実してたんです。
このフェス参戦経験をきっかけに「いろんなフェスに行ってみたいな」と思うようになりました。
――今でも「京都大作戦」には行かれるんですか?
必ず毎年行っています。(今年はコロナに罹ってしまって参加できませんでしたが…(苦笑)。)
しかも毎回、初めて参戦したときのメンバー、高校時代の塾友達と行ってます。やっぱり思い入れがあるし、フェス好きにさせてくれたきっかけなので!
友達も今は東京に住んでいるので、毎年夏になると、フェスと実家帰りを兼ねて一緒に帰っています。
主催者が10Feetというアーティストなのですが、必ず出演するから回を重ねるごとにどんどん好きになるし、その10Feetと仲のいいアーティストって出方もあったりするのも面白い。前までは小さいステージに出ていたアーティストがメインのステージに出られるようになった姿なんかも、いいですよね。
――好きなアーティストがフェスの主催者なのですね!では、10Feetのことを好きになったきっかけが、この「京都大作戦」ということですか?
はい!正直、初めて参戦したときはそこまで知らなかったんですが、実際に現地で参戦してみたらもう圧倒的にフェスの盛り上げかた、ライブの盛り上げ方、全部がすごく良いなと思って大好きになってしまいました。
特に彼らのステージはフェス特有の「みんなでつくる」っていう感覚がすごく強く出ていて好きですね。
▲京都大作戦の様子(下郷さん撮影)
――みんなで作るとは?ライブとは違うのでしょうか。
盛り上がる意味では同じだったりするのですが、個人的には違うところがあるなと思っています。
ライブは観客全員がアーティストのことが好きっていう前提ですよね。だからアーティストは自分たちがやりたいことをやる。観客が知らない曲をやってもいいし、新曲披露して、宣伝してもいい場所。観客も出演アーティストが目当てだからそれが楽しいってなる。
一方、フェスの場合は観客もアーティストも、お互いのこと全然知らないし興味ない、っていうステージがそこら中で生まれている。たとえば10Feetのファンでステージに行ったとしても、良くも悪くもその前後のアーティストのステージに強制的に参加させられる。他のアーティストは知らないから見ないということができないわけです。普段観ないようなアーティストや新人のところにも行ってあげて、「よくわかんないけど10Feetが推してたから俺らが盛り上げてやろう!」って感じで参戦して、わっーとノッてあげて、そしたらアーティストもノリまくって最高の演奏してくれて、結果、みんなが大満足な最高のステージを作り上げちゃうようなことができちゃうわけです。
逆に、客が盛り上げないとアーティストもやりにくいし、次に出番のあるアーティストも出づらくなっちゃったりする。フェスって受け身じゃダメで、みんなでつくるものだよなって客も思って参加しないと、いいステージは作れないなっていうのを、とても感じます。
▲(写真)インタビュー中の下郷さん
フェス運営の現状、そしてplaygroundがつくる未来の当たり前
――playgroundでの仕事で「フェス」と関わることはあるのでしょうか?
めちゃくちゃあります。フェスで言うと、フェスの最高峰の一つ、ロッキング・オン・ジャパン様(以下、ロッキン)ですね。今まで営業として色んなイベントを担当させていただいてきましたが「遂に来たか!」ってテンションめちゃくちゃ上がりました(笑)。この案件は絶対譲れない!って思って営業責任者を担当させてもらっています。昨年の夏から少しずつテストしていって、昨年末にCOUNTDOWN JAPAN 21/22、今年のGWにはJAPAN JAM 2022、今夏にはフェスファン憧れ中の憧れ、ROCK IN
JAPAN FES.2022を担当させていただきました。
――なぜplaygroundのサービスを選んでくださったのでしょうか?
ロッキン様の課題認識は本物のフェスファンのために「不正転売をなくしたい」そして、「入場管理業務を効率化しなければならない」というものでした。特にロッキン様は電波が不安定な野外で大人数を処理しなきゃいけないので一般的な電子チケットや生体認証を導入できないため、なかなか手を打てないでいる状況にありました。
不正転売のお話をもう少し詳しく説明すると、ロッキン様は他の人気興行と同様にチケットの買い占めと不正な高額転売が大きな問題となっていました。これに加えて、フェス特有の問題として、再入場とかを管理するリストバンドの転売も大きな問題となっていました。午前中にお目当てのアーティストを観た人が帰り際、午後から行きたい人にリストバンドを転売して儲けたりするわけです。有名なアーティストのチケットだったら元値の5倍、10倍で取引されるケースも発生したりしていました。
運営側からすると気持ちの良い話ではないし、なによりも「観に行きたい」って思ってくれている本当のファンの人たちが参戦できなくなってしまう。
あと、これは僕個人の気持ちになるんですが、リストバンド転売は本当によくないことだよな、と思っています。先ほどお話したように、僕はフェスっていうのはアーティストと観客が一緒になって作り上げるものだと思っています。つまり、観客もフェスを作る人の一人なわけです。それなのに推しアーティストを観たあと「これ以降のアーティストはいらない」って言ってリストバンドを転売しちゃうような行為はそれに反する絶対にやっちゃダメなことだと思っていて。僕は「みんなでフェスつくろうぜ」って思っているので、ロッキン様からその課題をきいて、すごく共感したと同時に、うちのサービスで解決しなきゃいけないし、うちならできる、って強く思いました。
次に入場管理業務の効率化。
これはファンにはなかなか見えないところなんですが、お話を聞いてみると結構大変で。
一つ例を挙げると入場人数の管理。
電子チケットが導入される前は、郵送でリストバンド送ったりしていて。客はそのリストバンドをつけて入場し、受付の人が手でカチャカチャ人数を数えていました。正確な数値が出るわけがないですよね。
別のやりかただと、紙チケットで入場するとリストバンドと交換してもらえる入場方法のイベントがあって。その現場には交換した紙チケットを数える担当がいるのですが、手パサパサになりながらやっと数えて……で次の人がダブルチェックしたら500枚くらいちがって、なんで!ってことが当たり前のように発生していました。笑
上記はあくまでも一例ですが、それ以外もアナログに20万人とかさばこうとするとやはり限界があるんだな、とお話を聞いていて思いました。また、こういうミスは完全にデジタルネイティブに切り替えれば全く起きないし、何よりも「スタッフが数える」っていう業務そのものがなくなるので圧倒的にスタッフが楽になるよな、と思っていました。
――なるほど。下郷さんはどういう提案をされたんですか?
うちのサービスは実はフェスとめちゃくちゃ相性が良いんです。
転売を完全にブロックできる顔での認証を電波不要で処理できる独自生体認証技術BioQRを持っているので、野外フェスみたいな電波が超不安定な場面でめちゃくちゃ実力を発揮します。しかもあらゆるプレイガイドと繋がっているのでどんな販売網でも同じ入場ゲートで処理ができます。
ロッキン様に「全来場者、全プレイガイド販売分を全部BioQRで統一して入場させましょう」というかなり意欲的な提案をさせていただいたところ、「やってみましょう」と言ってくださいました。これ、普通だったら怖くて「少しずつ変えましょう」みたいなことになるのが一般的です。ロッキン様は本当にフェスファンのことを考えてくださっているんだな、と思ってますますモチベーションが上がりました。
――実際やってみて課題は解決できましたか?
もう圧巻でした。COUNTDOWN JAPAN 21/22が初めての本格導入だったのですが、入場が始まった瞬間、めちゃくちゃスムーズに入場していくし、エラーも全然起きない。課題とされていた不正入場とか転売も全然ないし、全部の入場業務が管理画面上に出てくるので先程話したような入場管理のエラーも手間も劇的に減らすことができました。
営業責任者として前日入りして、準備段階からずっと見守っていたのですが、スムーズに入場していく光景を目の当たりにしたときは流石に感動しましたね。エンタメ業界、そして大好きだったフェスに貢献できた、って。
▲(写真)ROCK IN JAPAN FES.2022 独自生体認証技術BioQR 入場ゲート
下郷さんのこれから
ーー今やっていることと、これからやっていきたいことを教えてください!
やっていることは、今も変わらず、一言でいうと営業です。主催者側で困っていることを直接課題解決しています。
playgroundの営業は販路にあわせて2チームにわかれています。1つはロッキンさんのような、興行を作っている会社と直接やり取りをするチーム。もう1つは、ぴあさんとかローチケさんのような、チケットエージェンシーに担いでいただいて興行の方々にplaygroundのサービスを提案していただくためのサポートをするチームです。
今は興行と直接取り引きをさせていただくチームに所属しているので、ロッキンさんや東京ドームさんなど、興行様と日々やりとりをしています。
主催者様と直接やりとりをしていくととても面白くて、チケットの販売以外のところにも困りごとを抱えていたりして、最近はチケット以外の部分でも相談をもらうことが増えてきています。
例えば、先日開催されたROCK
IN JAPAN FES 2022では5日目が台風で中止になってしまった際に「下郷さん、どうしましょう。」とぼそっと相談してくださったりして。
個人的にそうやって頼っていただけるのはとても嬉しくて、もちろん会社として何かできたらと思いますし、同時に個人的にも何か支えられたら良いな、って思って密かに別ミッションとして掲げていたりします。
また、繰り返しになりますが、僕はフェスはみんなでつくるものだと思っているので、個人的な小さいミッションとして「来てくれる人たち全員に盛り上がってもらう」ってことも掲げていたりします。これは、お客さんだけでなく、playgroundのスタッフの人たちも仲良くなって盛り上がってほしいという思いを込めていて。
弊社は会社方針として普段はあまり現場立会いはしないようにしているんですが、ロッキン様をはじめ、新しい挑戦をするようなケースでは実際に現地に行ってお手伝いさせていただいていたりして。そのとき、部門を超えてエンジニアとかパートナーサポートとか色んな人が参加するわけなんですが、現場立会いに行ったことで、「他の部署の人と初めて話した」みたいなフィードバックを後日もらうと密かに嬉しさを感じていたりします。
そういう風に、playgroundやパートナー様とも一つの「フェス」を作っていこうと意識しています!
――最後に、この記事を読んでくださった方にメッセージをお願いします!
自分は仕事外のことでもやってしまうくらい、つくる側が本気で楽しいと思っています。人生は全てエンタテイメント。仕事もごはん中もプライベートもどんな時もエンタテイメントを作れる人になろうと日々努力しております。
なんでも全力で楽しめる人は、まずは下郷に会いましょう!笑
積極採用中!
大好きだったフェスを仕事にしちゃった下郷さんのお話、いかがでしたでしょうか。
少しでもplaygroundに興味を持っていただけたら嬉しいです!
テクノロジーでイベントをもっと楽しくするためのプロダクトを作るお仕事に興味を持ってくださったあなた、playground株式会社では一緒に働く仲間を募集しています!!
カジュアル面談に申し込むとランダムで下郷さんが登場したりします!当たった人はラッキーです(笑)
ぜひ一度、カジュアル面談をお申し込みください!:)
お待ちしています!!
野上