株式会社パーク

東進ハイスクールや東進衛星予備校などを運営する株式会社ナガセが、高校生やその保護者が「何のために勉強するのか」を考え、「受験」の先にある未来の可能性を広げることを目的として立ち上げたWEBマガシン『SEKAI』。PARKは、アートディレクションとコンセプト開発を担当しました。 『SEKAI』は宇宙学者、生物学者、歴史学者など、様々な世界の最先端を行く研究者のインタビューをはじめ、その方々の”世界”が変わった一冊を紹介し、高校生にとってまだ知らない“世界”へと案内していきます。その内容にふさわしいデザインとして、ビビットなキーカラー、大胆なタイポグラフィ、幾何学的なパターングラフィック等を組み合わせることで、従来の教育や受験のイメージとは一線を画した、実験的で未来を感じる世界観を目指しました。

シンガポールの中心街オーチャードにある伊勢丹Wisma Atria店にオープンした日本食街「JAPAN FOOD TOWN」の施設ロゴとサイン、広告ビジュアルを担当しました。 「JAPAN FOOD TOWN」は、日本の外食企業の海外進出支援を通じて、世界での日本の食文化拡大に貢献するという事業コンセプトのもと、一般社団法人外食ベンチャー海外展開推進協会と官民ファンドのクールジャパン機構、複数の支援企業が共同で出資するプロジェクト。日本から高いハードルをクリアして選定された店舗が、食材、空間、ホスピタリティ、その全てにこだわった日本食街としてデビューします。 制作にあたっては、すでに日本に関するシテラシーが高く目の肥えたシンガポール人に、本物感はもちろん新しさを感じてもらうため、日本らしさが伝わる様々なモチーフを検証。施設ロゴは、おもてなしの心と末長いお付き合いを意味する日本の伝統的な飾りであるあわじ結びの水引きをモチーフにそれを“FOOD”の中心に据えることで、お客様と日本の食文化を”結ぶ”場になるよう願いを込めました。また広告ジュアルは、日本の食や文化を髪に大胆に飾る（盛る）ことで、より華やかで五感に刺さるような登場感を演出しました。オープン直後には現地メディアを始め、instagramやブログ等で多数、施設と一緒にこのビジュアルが紹介されました。

香川県高松市。その中心の「瓦町」の駅前に構える商業施設のリニューアルに向け、コンセプト、ネーミング、ロゴ、施設サイン、プロモーションなど全面的に担当しました。 過去2度にわたり百貨店が撤退し、三度目の正直に挑む。郊外化が進み、周辺地域は活気をなくしつつある。そんな苦境の中、オーナーである「ことでん」様と、半年以上も議論を重ねながら構想を進めてきました。 街の新たなシンボル＝旗印となるべく、『瓦町FLAG』という名称を開発。さらに、「かわる、をはこぶ」をコンセプトとして、“変化”を記号化したVIをつくりました。 プロモーションでは「街の旗揚げ」をテーマに、街が生まれ変わるという期待づくりに挑戦。広告ビジュアルは近隣の住民に参加を募って撮影イベントをおこない、結果100人以上の方に街の顔になっていただき、「ことでん」車両を舞台に、世界初（たぶん）となる電車内でのポップアップショップを展開したり、近隣商店街と広告を使ったメッセージ交換を行ったりと、様々な形で街に話題を届けていきました。 こうした取り組みにより、商店街主催による連動マルシェなど、周辺地域の自主的な活動も生まれ、盛り上がりの輪が広がっています。

茅乃舎だしでシニア層を中心に爆発的な支持を集めている茅乃舎。”だしの茅乃舎”からさらなるブランドの理解と認知を深めることを目的に、ブランドサイトリニューアルのコンセプト開発からUI設計、アートディレクションを担当しました。 茅乃舎の原点は、福岡にある茅葺屋根の自然食レストラン。まずPARKは、現地で様々なヒアリングおこなったり、実際にレストラン茅乃舎でサービスを受けたり、店舗での接客体験を通して、茅乃舎が持つ魅力をひとつひとつ洗い出し、考察と議論を重ねていくなかで、お客様への感謝と気配りを欠かさない心地よい”ホスピタリティ”と、豊かな自然に囲まれ、季節や旬と向き合うレストランがつくる”世界観”の２点を、伝えるべき魅力のゴールとして導き出しました。 制作にあたっては、それらを体現するため、心地よさに「ひとてま」を注いだユーザビリティにこだわり、レストランへの没入感を生むための表現として、365日表情が変わる”ひめくり”ダイアリーをサイトの入り口としました。