ブロックチェーンという新しい領域で、挑戦を続けるPacific Meta。
Pacific Meta NAVIでは、日々挑戦を重ねるメンバーたちの思考や目指す先に迫ります。
今回は、学生時代にブロックチェーンと出会い、メディア、ベンチャーキャピタル、起業といった多様な立場から業界を見てきた松本さんにお話を伺いました。
Pacific Metaで営業から商材開発、戦略立案までを横断的に担う松本さんが、ブロックチェーン領域に対して持ち続けてきた問いと、その先に見据える未来を深堀ります。
興味を原動力に動いた中で、たどり着いた事業の本質
—— 初めに、これまでのキャリアの流れ教えてください。
大学時代はごく一般的な学生生活を送っていましたが、就職活動が早く終わったことで、大学4年の春から卒業までに比較的時間の余裕がありました。
もともと興味を持ったことには挑戦したい性格で、「社会に出る前にこの時間をどう使うか」を考えたとき、まずは働いてみたいと思い、インターンに参加することを選びました。 結果的に、この選択が今のキャリアの原点になっています。
その後は複数のインターンを経験し、起業にも挑戦しました。そして現在、Pacific Metaに参画しています。
—— 初めてブロックチェーンに触れたのはいつだったのでしょうか?
最初に参加したインターンのときです。 当時入社したのは、暗号資産を扱うメディア会社でした。
最初は「まずは働いてみたい」という気持ちが先行していて、業界へのこだわりは強くありませんでした。インターンを探して幅広く応募する中でご縁があり、受け入れていただいた形です。
入社後は、自社メディアに掲載する記事制作を担当しました。 必要な情報を調べていく中で、ブロックチェーンという技術に初めて触れたんです。正直その時点では、これがキャリアの軸になるとはまったく想像していませんでした(笑)。
ただ、記事制作のディレクターとして仕組みや日々のニュースを追い続けるうちに、CoinbaseのNASDAQ上場やNFTブームなど、業界が一気に注目を集めていく熱量を肌で感じるようになりました。 この体験が、ブロックチェーンへの興味を大きく引き上げたきっかけです。
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—— 1社目以降は、どのように次のキャリアへ広げていったのでしょうか?
メディアの立場から業界を追う中で、資金調達のニュースが増え、スタートアップの採用や新規プロジェクトが一気に立ち上がり、相場の上昇に合わせて市場全体が急拡大していく——そんな動きを目の当たりにしました。 そこで、「今、この業界は明らかに過熱している」と感じるようになったんです。
同時に、その盛り上がりの裏側には、ベンチャーキャピタルの資金が大きく影響していることにも気づきました。
「投資する側は、この技術のどこに価値を見出して、どんな判断でお金を動かしているんだろう?」
この問いが、次に進む方向を決める軸になりました。
—— 投資する側の視点から業界を見てみたいと思ったのですね。
はい。「投資する側の視点も身につけたい」と考えるようになり、そのタイミングでちょうどWeb3特化ファンドを立ち上げるタイミングだったSkyland Venturesを見つけ、自分から連絡しました。
Skyland Venturesでは、暗号資産を実際に使ってもらうためのコンテンツ制作から始め、投資の検討にも関わらせていただきました。 投資側から業界を見ることで、「この領域は確実に成長している」という手応えもより強く感じられました。
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▲ Skyland Ventures時代。Youtubeコンテンツの作成にも携わりました
一方で、投資判断やお金の流れが理解できるようになるほど、「売上がどう生まれ、事業として価値が積み上がっていくのか」を自分の経験として体系的に捉えきれていない——そんな違和感も残りました。 そこで「自分で事業をつくってみたい」という思いが強まり、大学卒業と同時にSkyland Venturesを離れる決断をしました。
—— ベンチャーキャピタルでの経験が、次の決断につながったのですね。
そうですね。 インターンを通して市場の熱狂や理論、技術的な知識は身につき、投資側から見ても成長の手応えは感じられました。
ただ、「実際に価値を生み出す側」の経験が圧倒的に足りていないことにも気づいたんです。 自分が関わったサービスがどのようにお金を生み、事業として成立していくのか——そのプロセスを自分の手で体感したいと思い、起業を選びました。
—— 起業後は、どのような事業をされていたのでしょうか?
インターン時代にご縁のあった方々からお仕事をいただき、ブロックチェーンに関する事業に取り組んでいました。論文の執筆や開発支援などを通じて、「自分の成果がそのまま売上につながる」感覚を初めて強く実感しました。
一方で、価値提供が個人の稼働に依存しやすいことや、市場規模の観点から継続的にスケールさせていく難しさも感じるようになりました。 さらに、「事業を広げていくこと」自体が自分のモチベーションと必ずしも直結していない、という気づきもありました。
—— そのタイミングで、Pacific Metaと出会ったのですね。
そうですね。Skyland Ventures時代の先輩から「Pacific Metaというブロックチェーンのコンサルティング会社で、一度プロジェクトに関わってみないか」と声をかけてもらったのがきっかけでした。
最初は業務委託として関わり始めましたが、すぐに事業のおもしろさや、会社としての強みに惹かれていきました。特に印象的だったのは、代表の岩崎さんがスタートアップのM&A経験を持ち、「事業をどう育て、どう着地させるか」を非常に現実的に考えている点です。
自分が感じていた「事業を広げていくイメージが持てない」という課題に対して、Pacific Metaであれば埋められると感じました。
そして、これまで培ってきたブロックチェーンの知見を、Pacific Metaの事業として落とし込める未来が明確に想像できたことが、正社員としてジョインを決めた理由です。
Pacific Metaは、多様な専門性で事業を前に進めるプロフェッショナル集団
—— 現在、Pacific Metaではどのような役割を担っていますか?
一言で言うと、「事業成長に必要なことは何でもやる」役割ですね。
ブロックチェーンの知識を活かして、社内向け勉強会の企画や資料作成のサポートを行うほか、Business Development部での営業、Business Partner部のデリバリーにも関わっています。また、起業経験を活かして、事業の座組設計や新規施策の企画・実行にも携わっています。
社外からブロックチェーンの知見を求めていただく機会も増えていて、以下の記事のように新聞記事に取り上げていただくこともあります。
よく「Pacific Metaの何でも屋さんですね」と言われるんですが、事業全体を前に進めるために動き続けることを大切にしています。
部署や役職にとらわれず、必要なところに入り続ける姿勢そのものが、Pacific Metaらしい価値観なのかもしれません。
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▲「Nextech Week 2025 ~ 第6回 ブロックチェーン EXPO [秋] ~」で登壇の様子
—— Pacific Metaらしさは、入社前から感じていましたか?
感じていましたね。
むしろ、入社前に持っていた印象が、実際に中に入ってみて「確信」に変わった、という感覚に近いです。
Pacific Metaは、単なるコンサルティング会社というより、ブロックチェーン業界そのものを前に進めるために、必要なことをやり続ける組織だと思っています。
ブロックチェーンは、ひとり、あるいは一つの専門領域だけで完結できるほど単純な技術ではありません。 技術、法律、セキュリティ、ファイナンス、そして事業設計。 そうした要素が複雑に絡み合って、初めて社会に実装されていくものです。
Pacific Metaには、テック、セキュリティ、法律、ファイナンス、グローバル市場など、さまざまな業界や職種を経験してきたプロフェッショナルが集まっています。
ブロックチェーン単体を見るのではなく、これらの領域を横断しながら支援できるチームであることが、Pacific Metaらしさであり、強みだと実感しています。
—— そうしたチーム体制は、クライアントへの価値提供にどのようにつながっていると感じていますか?
提案だけで終わらせるのではなく、現場に入り込み、運用まで担い、最終的に「事業として成立させるところまで」伴走する。そこにPacific Metaの価値があると感じています。
そのために、Pacific Metaは「コンサルティング」という形にこだわり続けるつもりはありません。コンサルティングはあくまで手段で、目的は常に「事業を前に進めること」です。
必要があれば新しい形も取り入れながら、この領域に向き合っていきたいと考えています。
ブロックチェーン業界は、まだ明確な答えが見えていない領域です。
だからこそ、不確実性の中で仮説を立て、試し続けること自体に価値がある。 そのプロセスを楽しめる人やチームが、最終的にこの業界を前に進めていくのだと思います。
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▲Pacific Metaが主催した「Japan Stablecoin Summit 2025」にて司会を務める松本さん
不確実だからこそ、本気で向き合う価値がある
—— 松本さんから見て、これからのブロックチェーン業界はどう変化していくと思いますか?
正直、ブロックチェーンは、短期間で一気に普及する技術ではないと思っています。
理由はシンプルで、ブロックチェーンはアプリというより、社会のルールや仕組みと結びついて初めて価値が出る「基盤技術」だからです。
たとえば新しいサービスを作るだけなら、ソフトウェアの改善で前に進められることも多いです。一方ブロックチェーンは、技術だけで完結しません。
実際に社会実装しようとすると、次のような要素が必ず絡みます。
- 技術:セキュリティ、スケーラビリティ、運用設計(止められない・やり直せない前提)
- 制度:金融・会計・税務・規制との整合
- ビジネス:誰がどこでコストを負担し、どう価値が分配されるのか(参加者が増えるほど複雑になる)
この“絡み方”が複雑なので、どうしても不確実性が高く見えます。
さらに市場側でも、相場の影響やトレンドの変化が速く、「昨日の常識が今日変わる」ことも起きやすい。
だからこそ、いまは爆発的な普及を期待するフェーズではないと捉えています。
ただ、その一方で、私はこの不確実性こそが価値だとも思っています。
不確実ということは、まだ勝ち筋が固定されていないということ。つまり、仮説を立てて試し、学びを積み上げたチームが“次の標準”を作れる余地が大きい領域だということです。
これからの変化は、派手なバブルを繰り返すというよりも、時間をかけて社会の基盤となる「インフラ」として、じわじわ浸透していく方向に進むと思います。
すでに一部では、決済や証券、デジタル証明、企業間取引など、「既存の仕組みを置き換える/補強する」形で現実的な議論が増えています。こうした領域は、まさに制度・運用・技術が揃って初めて前に進むので、時間はかかりますが、進み始めると大きい。
コストの課題を解決するには、ソフトウェアだけでなく、半導体などハードウェアの進化も関わってくるはずです。自分が生きているうちにすべてが完成するかは分かりません。それでも、誰かが必ずこの技術を社会の「あたりまえ」にしていく。そう信じられるだけの可能性が、ブロックチェーンにはあると思っています。
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—— 最後に、これからブロックチェーン領域やPacific Metaに関わる人へメッセージをお願いします。
ブロックチェーンは、すぐに答えが出る分野ではありません。
だからこそ、誰もが日常的に使える技術になるまで、腰を据えて向き合い続ける価値があると思っています。
Pacific Metaでは、技術・ビジネス・制度・業界を横断しながら、まだ「現実になりきっていない」領域を、地に足をつけて前に進めることを大切にしています。
会社として明確に成長を目指しているからこそ、不確実性の高いブロックチェーン領域にも本気で向き合える環境があると感じています。
また、さまざまな業界や職種を経験してきたメンバーが、それぞれの強みや視点を持ち寄りながらブロックチェーンに向き合っている点も、Pacific Metaの大きな魅力です。
未開拓な領域を楽しみながら、事業として形にするところまでやり切る。 その積み重ねの先に、ブロックチェーンが社会の「あたりまえ」になる未来があると信じています。
さまざまな領域のプロフェッショナルが集うPacific Metaで、これまで培ってきた経験を活かしながら、業界に新しい価値を生み出していけたら嬉しいです。
Pacific Metaでは、ブロックチェーン領域に挑戦する仲間を募集しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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