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日本を救うことになるART STOREについて

目黒通りにお店を出した。
壁画アート事業だけやっていれば順調ではあるのだが、
千万単位のお金を借りて、リスクを取ってもお店を出すことにした。

日本人に『エゴ』を取り戻すため、だ。

お店の2階は絵の具使い放題のアトリエ。

お店の2階にある『null』というスペース。
ここはジムやカラオケ感覚で絵を描きにくる場所だ。
「仕事帰りに飲む?歌う?それとも、描く?」という新しい選択肢。
絵の具使い放題、片付け不要の空間。

最大のポイントは「一切教えない」ということ。
絵画教室じゃない。
カラオケで歌の先生が各部屋に居たら嫌でしょう?
お歌とお絵描きは幼稚園保育園でみんなやるのに、
いつの間にかお絵描きはしなくなっている。
音「楽」と美「術」の違いかな。
思いっきり自由に描いてみようよ。
そんなスペースが『null』なんです。


なんで『null』をやるの?

オフィスアートをやっている関係で
「ビジネスとアート」というテーマでセミナー勉強会をよくお願いされる。
そのセミナーの後に白紙のキャンバス配って好きなように絵を描いてもらう、
というのを何度かやったんです。
すると優秀なビジネスパーソンほど、筆が止まる。
見事に止まる。
普段、仕事では顧客から課題を与えられ、
それに正解を出すことを繰り返している。
だからこそ、課題解決じゃなく真っ白なところに
「好きなように」と言われたら固まってしまう。

みんないつの間にか「私はこれが好き」って気持ちの大切さを忘れてる。
「好き嫌い言うんじゃありません」
と言って育てられ、
「仕事に個人感情を持ち込むな」
と言われて働く。

その中で日本人は「私はこれが好き」というエゴを失っていく。

セミナーの感想にも
「好きなように描いてって言われて初めて私って何が好きなんだっけ?
 って考えさせられた。」
「こういう時間、仕事頑張ってる人ほど、すごく大切だと感じた。」
と言った声が並ぶ。

そういう声に応えて、
「私はこれが好き」という『エゴ』を再確認してもらう場所として
『null』を作りました。

描くだけじゃなく「買う」を通じて『エゴ』を取り戻す。

お店の1階は『OVER ALLs STORE』
ここはアートを売るお店。
10名以上のアーティストの作品を取り扱う、いわばアートのセレクトショップだ。

ギャラリーじゃなく、ストアでアートを売る。
アートグッズ店ではなく、アートそのものを売る。
期間限定の個展じゃなく、アートがいつ来ても買える。
何回も悩んで買える。


そんな場所が日本に必要だと思った。
ちゃんと長期間、アートを訴求できる場所。

ブランドとかスペックの買い物からの解放。
己の価値観、理由はわからないけどなんだかこれが好き、
という気持ちにお金を払うことの大切さ。

それを今やらないと、日本がダメになる。

中国製の家電が優秀なように、
スペック勝負はもう差がつかない。
合理的判断もこれからはAIがする。

そんな中で大切になるのは人間の意思。
「私はこれが好き」っていう『エゴ』。

それを日本人は置いて、突っ走ってきた。
好き嫌い言わず、寡黙に働いて、
スペックで世界を制覇した。

でも、令和になりそれが通用しなくなった。
スペックでは日本製品に劣るはずのAppleが覇権を取る時代。

だから、今の日本人に必要なのは「私はこれが好き」というものを思い出すこと。
『エゴ』を持つこと。

そのためにアートストアが必要。
アートなんかスペックはゼロだもん。
ブランド品みたいにメディアも煽ってくれない。
ボーナスでROLEXやカナダグースのダウンを買うのは安心だ。
でもボーナスでアートを買うのは冒険だ。
「私はこれが好き」という自分の『エゴ』を消費を通じて肯定するのだ。
そんな場所が日本には必要なのだ。
それが『OVER ALLs STORE』だ。

結局は「楽しい国、日本」にしたいからやるんです。

『STORE』でアートを買うってことを通じて、
『null』でアートを描くってことを通じて、
日本人が『エゴ』を取り戻し、日本を楽しい国にして、強くする。

それこそ僕が大きなリスクを抱えても、
『OVER ALLs STORE』と『null』ストアを出店する意図。

「楽しんだって、いい」
アートで「楽しい国、日本」を実現する。

それが日本の生き残る唯一の道だと僕は思ってる。
だから、止まれない。
やりきるよ。

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